2012年09月12日

私以外の全国民がだまされたシンドラーエレベーター事故の真実


<エレベーター事故>原因はブレーキパッド劣化 警視庁捜査
<引用開始>
 東京都港区のマンションで都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故の原因として、事故機のブレーキの不具合が焦点として浮かんでいる。警視庁捜査1課の調べで、かごの昇降を止めるブレーキパッドが劣化していたことが新たに判明。構造的な欠陥があったか、保守管理に問題があるとみてブレーキ部分に重点を置いて検証していく。
<引用終了>
毎日新聞2006年6月9日

<エレベーター事故>東京の高2死亡、点検員を書類送検へ

<引用開始>
調べでは、作業員は同年4月から保守点検を担当。事故9日前の5月25日に事故機を点検した際、ブレーキパッドの摩耗で出た黒い粉の堆積(たいせき)などの異常を見逃し、事故で市川さんを死なせた疑い。

 捜査1課が再現実験した結果、事故機は制御盤からブレーキ解除を伝える役割の電磁コイルがショートし、ブレーキが完全に解除されないまま運転していた。このためパッドが摩耗し、今度はブレーキが機能しなくなり、止まっていたかごが急上昇したとみられる。

 シ社については、▽設計・構造自体に問題がない▽事故時の保守点検を担当していない−−などの点から予見は難しかったと判断した
<引用終了>
毎日新聞2008年12月19日

表題の「私以外の全国民がだまされたシンドラーエレベーター事故の真実」という表記は正確ではない。だました人間が複数存在するからである。

私が予想した通りの展開になった。警察は世間の注目度が低い時期をねらって事故原因を発表してくる、という工作を私は読み切っていた。

シンドラーエレベーター事故を難しく考えてはいけない。こういうことなのである。

自転車の前ブレーキの仕組みを考えて欲しい。タイヤ横の鉄部をゴムパッドで押さえつけ、その摩擦力がブレーキとなる。ブレーキが利かなくなれば暴走する。それだけのことである。

東京ディズニーランドのスペース・マウンテンのブレーキシステムも同じである。ゴムパッドで車体の下部のフィンと呼ばれるプレートを挟み込むのである。

自転車の前ブレーキのゴムパッドが欠落していたらどうなるか。鉄で鉄を挟み込むことになる。つまり、ブレーキは利かなくなるのである。

シンドラーエレベーター事故も同じである。2008年の12月19日の発表では、電磁コイルがショートしていた事実が出てきた。遊園地のジェットコースターも含めジェットコースターのブレーキは「閉まっている」ブレーキに車体下部のフィンを突入させる方式が取り入れられている。

手のひらを合わせてみて欲しい。そして開いて欲しい。脳からの信号により筋肉の力で両手を開いたのである。
エレベーターのブレーキやジェットコースターのブレーキは、電磁コイル、つまり電磁石の力や高圧エアーの力で「両手を開かせている」のである。そして、全体のシステムから発しられた命令で「閉める」のである。「閉める」ことに力をかける自転車のブレーキシステムとは反対に、「開かせる」ことに力をかけるのである。

ジェットコースター施設では「プシュッ」という音を耳にするが、これは、高圧エアーの力で「開かせていた」ブレーキから瞬間的に高圧エアーを抜き「閉めさせる」際に出る音なのである。

さて、シンドラーエレベーター事故の真実である。ショートにより電磁石の「開かせる」力が弱まり、チャタリング(電気で言えばオンとオフが繰り返される現象、人間で言えば小さな拍手のようなもの)が発生し、ブレーキパッドと回転ドラムが、離れたり、付いたりしたために、常に弱いブレーキがかかっていた状態となり、ブレーキパッドが異常にすり減ったのである。ブレーキ付近に黒い粉が見られ、どうしたらこのような粉が発生するかのテストまで行われている。

普通のエレベーターは、最上階に設置された「滑車」にワイヤーをかけエレベーターの「箱」と反対側の「重し」を巻き上げ機で上下させるという単純な仕組みである。イヤホンの右と左をイメージすると判りやすい。

そして、限界点を超えたのである。ブレーキが利かなくなり「重し」は重力により急落下し、被害者を載せた「箱」は逆に急上昇した結果の事故である。

事故が起きたのは、今から6年以上前の2006年6月3日である。今年の6月3日の「赤とんぼの会」のチラシには「何一つ解決されていない」と明記されている。

エレベーター事故6・3の会
〜いっちゃんとともに〜
http://1chan63.nomaki.jp/
(犬をクリック)

もしも、である。東京ディズニーリゾート内のエレベーターで同様な事故が発生した場合、6年間「何一つ解決されていない」で、世間が納得するだろうか。

私は、事故直後に原因は判明していたと断言する。私が現場を見れば、10分で事故原因を究明できた。電磁コイルがショートしていたという事実が存在していたからである。

それではなぜ、警察や業界は真実を隠したのか。簡単なことである。シンドラー社のエレベーターだけでなく、三菱、日立、東芝などの日本のメーカーのほとんどの機種で同様な事故が発生する可能性があることが判明すると、日本中がパニックになることを恐れたからである。

サンクチュアリ出版が『最後のパレード〜ディズニーランドで本当にあった心温まる話』の著者の私に責任を押し付けて逃げ切りを図ったことと、思想と構造は全く同じである。シンドラー社に責任を押し付け、エレベーター業界は結託して逃げ切りを図ったのである。

それだけではない。以前にテレビを見た時、具志堅用高出演のエレベーターのコマーシャルが放映されていた。
「ダブルブレーキ」が売り物らしい。

さらにである。数年前の新聞でダブルブレーキ付きの新設エレベーターに補助金がでるという記事を見つけた。
昨年の東日本大震災を受け、既存のエレベーター安全改修のための補助金も支払われるようになった。

いかがだろう。エレベーター業界は「ウハウハ」なのである。これを「焼け太り」という。

福岡県警の暴力団との癒着が問題になった。私の推論であるが、旧財閥系の企業と警察は完全に癒着しているのではないだろうか。

シンドラーエレベーター事故で亡くなった市川大輔さんは、菅直人前首相の高校の後輩である。

このブログ閲覧者数も当初の3倍近くになってきている。民主党有力議員にこの真実を含め、このブログに記した「日本の真実」を伝えていきたい・
posted by S・C・ NAKAMURA at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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