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　ゼロワンの破壊王ジュニア・橋本大地（２０）が、“二刀流”で第１０回天下一ジュニアトーナメントを制することを宣言した。

　１２日の開幕戦（東京・新宿フェイス）ではいきなり試練を迎える。まずは強豪クレイグ・クラシックと対戦し、勝利した場合はシードの高岩竜一とその日のうちに激突するからだ。１日２試合は経験済みだが、シングルの連戦は初めて。「前回は控えている間に回復した。今回はシングルなんで…」と不安を隠さない。とはいえ、このまま何の策も練らずに玉砕するわけにはいかない。大地は「１回戦はジュニア、２回戦はヘビーと戦い方を使い分けていく。ジュニアとヘビーというだけで、だいぶ違うんで」と攻略法を明かした。

　クレイグ戦はジュニアらしいスピードあふれる攻防で短期決着を狙い「ヘビー級だと思っている」という高岩戦は、パワー全開で真っ向勝負を挑むという。火祭りは屈辱の全敗に終わったものの、ヘビー級の強豪とリーグ戦を戦い抜いたことで急成長した。「火祭りがあったから上に上がらないといけない。みんながえっと驚くような初参戦、初優勝を狙います」と快挙に突き進む。

　なお、同大会には昨年優勝し、その後現役を引退した澤宗紀さんが天下一ベルト返還のために来場する。