DeNAがインフル・パニックに見舞われている。2日目に中畑監督がダウンしたのに続いて第1クール最終日の5日には、主砲のラミレスもリタイア。他にも体調不良を訴える選手がおり、負の連鎖は止まりそうもない。こんな危機的状況でも、球団はファンサービスの継続を主張。現場から悲鳴が上がっている。
2年7億円助っ人も猛威を振るうウイルスには勝てなかった。この日の朝に発熱や喉の痛みなどを訴えたラミレスは宿舎で診察を受け、インフルエンザA型と診断された。自室で静養し「100%の姿でファンの皆さんに会えるよう、体を休めて一日も早く絶好調になって戻ってきます」と広報を通じてコメントした。
これで池田球団社長やスタッフを含めて感染者は5人目。だがチーム内感染の広がりは収まりそうもない。コーチの一人が「次の感染者は吉村」と名指しするように、このキャンプからラミレスに師事し朝昼晩と一緒に行動していた吉村は「咳が止まらないんです」と訴えた。
結局、練習メニューは全てこなしたものの、今後発症する恐れは否定できない。
球団の対応も後手に回っている。この日の練習後から選手に移動中のマスク着用と専用レーンの通行を指示。ところがマスクをしない選手も多く、徹底はされていなかった。投手陣は全体練習後に宿舎のプールで水泳トレも行った。
またDeNAの方針であるファン拡大の観点から「今後もファンサービスはおろそかにしません」(球団関係者)と、選手とファンとの接触に制限を設けるつもりはない。あるコーチは「ラミレスは監督とか今までの感染者とはほとんど接触がなかった。ファンからウイルスをもらったのかもしれないのに」と、この対応にも疑問の声を上げた。「このままじゃ学級閉鎖じゃなくて球団閉鎖だ」と嘆く関係者もいる。そうなったらチームはオープン戦を前に崩壊だ。
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