広島は11日の巨人戦(東京ドーム)で3-6で敗戦。先発のバリントンが5回4失点と大誤算。悲願のCS進出は苦しい状況になりつつある。
「裏ローテだけど、3連敗だけは避けたい」。三塁ベンチの誰もが、そう思って臨んだ巨人との3連戦の初戦だったが、序盤で勝負は決まった。先発のバリントンは初回に先頭打者の長野に二塁打を許すと一死後に、あっさりと坂本に適時打を許した。3回には二死から阿部に2ランを被弾。さらに5回二死満塁から高橋由への押し出し四球で4点目を献上し、6回の打席で代打を送られた。
ただ、バリントンばかりを責めるわけにもいかない。このところ低調の打線は、この日も経験の浅い巨人の2年目右腕・小山の前に沈黙した。
単なる力不足なのか。それとも3位争いのプレッシャーで体が硬くなってしまっているのか…。首脳陣も揃って首をひねる。「本当は今こそ稼ぎ時なんだけどね…。春先の1本より、この時期の1本の方が価値があるわけだし、打てばメディアにも大きく取り上げてもらえる。そういう〝いいイメージ〟は当然、査定にも反映されるんだから、もっとガムシャラになるべき」。そう嘆くコーチは、一人や二人ではない。
9回にはエルドレッドが今月に入ってチーム2本目となる特大の6号ソロを左翼の看板上に放り込んで反撃ののろしを上げると、岩本、堂林の連打でチャンスを広げて途中出場の中東の適時打などで3点差まで追い上げた。
ただ、見方によっては大量リードで勝利を確信していた巨人の手のひらの上でジタバタしていたようなもの。野村監督も「悪循環。最後に3点は取ったけれど…。(序盤に点が取れず)投手にも(1点もやれないという)プレッシャーになってしまっている」と嘆いた。
巨人—中日—ヤクルトと続く今回の9連戦は、初のCS進出を果たせるかどうかのカギを握っている。今日12日の先発に指名されたのはプロ初登板となる高卒ルーキーの戸田。このところ投手陣の足を引っ張る形となっている打線が、奮起しないことには光は見えてこない。
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