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2012年9月11日(火) 19:30 |
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暴力行為は岡山、全国最多
全国で深刻ないじめが問題となる中、いじめや暴力行為など、昨年度の小中高校の問題行動に関する全国調査の結果が公表されました。 岡山・香川では、いじめの認知件数は去年より減っていますが、暴力行為の発生水準は岡山県が去年に続き、ワースト1となっています。
文部科学省が行った調査でわかったものです。 昨年度のいじめの認知件数は、国立、公立、私立の小中高校あわせて岡山県で850件、香川県で309件となり、去年に比べて減少しています。 児童生徒1000人あたりに換算すると、岡山県は3.8、香川県は2.8と全国平均の5.0を下回っています。 減少した理由について岡山県教育委員会は、命の大切さの指導を強化したことなどが効を奏したとしながらも、数字で一喜一憂できるものではないと慎重です。 また、小中高校で昨年度発生した暴力行為の件数は、岡山県で1897件、香川県では675件で、前の年より大幅に減っています。 県教委は、県警や学校間、地域で協力した成果だと強調しますが、1000人あたりに換算した数字では岡山県は8.6件で去年に続きワースト1、香川県は6.1件でワースト10に入るなど、決して良い水準とはいえません。 依然として多いといえる、岡山・香川の子ども達の問題行動。 10年以上にわたってこどもたちの悩み相談を受けてきたチャイルドラインおかやまの西崎代表は、子ども達の些細な変化に大人が気付くことが大切と話します。 岡山県教委は、「見えないいじめ」や学校の荒れについて、危機感を持って早期発見、早期対応にあたりたいと話しています。
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