'12/9/11
山口宇部空港バスが運行継続
防長交通(周南市)と中国ジェイアールバス(広島市南区)は、共同運行している山口宇部空港―JR山口駅間の連絡バスを継続する。昨年8月から1年間の予定で始めた試験運行では採算割れが続いたが、山口市や湯田温泉の旅館の要望などを受け、決めた。
空港の東京便の離着陸に合わせて1日6往復し、定員45人。JR山口駅を出発した後、山口県庁や湯田温泉に停車し山口宇部道路を経由して空港まで59分で走る。空港までの運賃は1300〜1500円。
両社によると、1便当たりの平均利用者数は3・7人で、採算のとれる6〜8人を大きく下回っているが、山口市や湯田温泉旅館協同組合から継続の要望を受けたほか、山口市で規模の大きな会議や学会が開かれる際は利用が増えることもあり「潜在需要開拓の余地がまだある」と判断した。周知不足とみてPRを強化するほか、経路や停留所の見直しも含めて検討を進める。