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“維新”参加で4人離党届提出
9月11日 12時19分

“維新”参加で4人離党届提出
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民主党や自民党の国会議員4人は、大阪市の橋下市長が率いる大阪維新の会が、次の衆議院選挙に向けて結成する新党に参加するため、11日、それぞれの所属政党に離党届を提出しました。

離党届を提出したのは、民主党の松野元官房副長官、石関衆議院議員、水戸参議院議員、自民党の松浪衆議院議員の合わせて4人です。
4人は、大阪市の橋下市長が率いる大阪維新の会が、次の衆議院選挙に向けて結成する新党「日本維新の会」に参加するため、11日、それぞれの所属政党に離党届を提出しました。
このうち松野氏は、離党届を提出したあと記者団に対し、「既成政党に限界を感じ、新しいステージで、統治機構改革など今までできなかった仕事をやりたい」と述べ、12日に大阪維新の会が開くパーティに出席する考えを示しました。
また、自民党の松浪氏は11日昼前、大島副総裁らと会談し、「新党に合流するため、離党したい」として、離党届を提出しました。
4人は、みんなの党の3人の議員と共に合わせて7人で、9日、大阪維新の会が開いた討論会に参加し、基本的な政策をまとめた「維新八策」を巡って、「おおむね価値観は一致した」という認識を示していて、みんなの党の小熊参議院議員、上野参議院議員、桜内参議院議員の3人も、11日午後、離党届を提出することにしています。

橋下市長“先陣切って参加は重い”

大阪維新の会の代表を務める大阪市の橋下市長は、記者団に対し、「先陣を切って参加してもらったことが非常に重いことは間違いない。7人の新党でのポジションは私が言わなくても、非常にリスクのある行動を取った事実は、政治家であれば誰でも重くみる」と述べました。
また、橋下市長は、今週から始める新党の候補者の公募で求める人材について「お金と票に無縁な人で、自分の考えを持ち、『維新八策』の理念を理解して、それを実現する気迫のある人だ」と述べました。

松井知事“覚悟したんだなと思う”

大阪維新の会の幹事長を務める大阪府の松井知事は、記者団に対し、「覚悟したんだなと思う。日本の統治機構を変えることに揺るぎなく、一緒に取り組み、国民に約束していることを国会でできるチームを作りたい」と述べ、新党への参加に期待を示しました。
また、松井知事は、衆議院選挙に向けた新党の態勢について、「各地域で支えてくれる人がいなければ選挙は戦えない。地方議員のなかにも、われわれと志を同じくしている人たちが大勢いると思うので、そうした人たちとの連携を進めていきたい」と述べ、大阪以外での組織の拡大に向け、全国の地方議員に対し、基本的な政策「維新八策」への賛同を呼びかけ、新党の支部発足を目指す考えを示しました。

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