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米 同時多発テロから11年で追悼式典9月12日 4時18分
アメリカで起きた同時多発テロ事件から11年となった11日、現場の一つとなったニューヨークの世界貿易センタービルの跡地で、追悼式典が開かれました。
同時多発テロ事件では、11年前の9月11日、ハイジャックされた4機の旅客機が、ニューヨークの世界貿易センタービルやバージニア州の国防総省などに激突し、合わせて3000人近くが犠牲になりました。
このうち世界貿易センタービルの跡地で開かれた式典では、2機の旅客機が高層ビルに激突した時間などに、出席者が合わせて6回黙とうし、2人ひと組の遺族の代表100組によって犠牲者一人一人の名前が読み上げられました。
事件から10年の節目だった去年は、オバマ大統領やブッシュ前大統領らも出席して大がかりな式典が開かれましたが、ことしは「静かに犠牲者を追悼したい」という遺族の声を尊重して、政治家などによるスピーチは行われませんでした。
事件で崩壊した2棟のビルの跡には、去年完成した、犠牲者の名前を刻んだプレートが取り付けられた水が流れ落ちる巨大なモニュメントがあり、遺族たちはその周りで、11年前のこの日に思いを馳せていました。
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