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オバマ大統領 対テロ戦争の成果強調9月12日 4時18分
アメリカで起きた同時多発テロ事件から11年となり、オバマ大統領は、国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者の殺害などを通してアメリカはより安全になったとして、対テロ戦争の成果を強調しました。
11日、アメリカでは同時多発テロ事件の現場となった場所で、それぞれ犠牲者を追悼する式典が開かれ、オバマ大統領は旅客機が激突し184人が犠牲になったワシントン郊外の国防総省で開かれた式典に出席しました。
このなかでオバマ大統領は出席者とともに黙とうを捧げたあと演説し、「何年が経過しようと、あなた方は孤独ではない。あなた方の愛する人たちは決して忘れられることはない」と述べ、犠牲者の遺族を慰めました。
そのうえでオバマ大統領は、「アルカイダの指導部は打ちのめされ、オサマ・ビンラディン容疑者は2度と我々を脅威にさらすことはない。アメリカはより安全になった」と述べ、パキスタン国内で潜伏していたビンラディン容疑者をはじめ、複数の主要な指導者の殺害などを通してアルカイダに打撃を与え、アメリカはより安全になったとして、対テロ戦争の成果を強調しました。
11月の大統領選挙を前に行われた最新の世論調査で、オバマ大統領は外交・安全保障の分野で野党・共和党のロムニー候補より高い評価を得ており、オバマ大統領としてはこれまでの成果を強調することで有権者にアピールするねらいがあったものと見られます。
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