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イスラエル“イラン核開発に一線を示せ”
9月12日 4時18分

敵対するイランの核施設に対して軍事攻撃も辞さないとしているイスラエルのネタニヤフ首相は、国際社会が攻撃への自制を求めていることについて、「国際社会がイランの核開発に対して超えてはならない一線を明確に示さないなら、イスラエルに自制を求める権利はない」と述べて、強く反発しました。

イランの核開発を巡っては、イスラエルのネタニヤフ首相が安全保障上の脅威だとして軍事攻撃も辞さない構えを示しているのに対して、アメリカをはじめとする国際社会は強く自制を求めています。
これについてネタニヤフ首相は11日、エルサレムで「国際社会がイランの核開発に対して超えてはならない一線を明確に示さないなら、イスラエルに自制を求める権利はない」と述べ、強く反発しました。
さらに「世界は『待て、待て』と言うがいつまで待てばいいのか」と述べて、いら立ちを隠しませんでした。
ネタニヤフ首相は、今月に入ってからアメリカに対して、イスラエルに自制を求めるならばイランの核開発がどこまで進めばアメリカが軍事攻撃に踏み切るかを明確に示すよう繰り返し求めています。
これに対してアメリカはイランに対して外交を続ける余地が残っているとして、こうした求めには応じない姿勢を示しており、ネタニヤフ首相の今回の発言はアメリカに対する反発とも受け止められています。

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