最終更新: 2012/09/12 03:58

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松下金融担当相死去 週刊誌報道との関連なども取りざたされる

松下忠洋金融担当相の突然の死から一夜明け、ある週刊誌報道との関連なども取りざたされている。
自殺する前日の9日、地元・鹿児島では大臣就任を祝うパーティーが行われていた。
国民新党の松下忠洋金融担当相の突然の自殺から一夜。
11日朝の閣議で、野田首相は「大変、残念だ」と述べ、閣僚全員で黙とうをささげたという。
細野環境相は「私と一緒に、福島の問題に対応していただいた方でございまして、本当に残念です」と述べた。
安住財務相は「地味ではありますが、しっかり仕事をしていて、いぶし銀のような政治家だったと思います」と述べた。
東京・江東区内の自宅マンションの書斎で、ホース状のものをドアにかけ、首をつっていたという松下大臣。
11日、松下大臣の自宅マンションから、新党大地・真民主の鈴木宗男代表が出てきた。
弔問に訪れたのだという。
鈴木宗男代表は「(きょうは弔問に?)はい 弔問してきました。安らかな顔をしていたのが一抹の...、安堵(あんど)感というか、非常におとこ気のある人でしたからね」と述べた。
自民党時代から、松下大臣と親しくしていたという鈴木宗男代表。
8月末に、東京都内で食事をしたばかりだったという。
鈴木宗男代表は「熱血漢でした。8月30日、(松下大臣と)食事をした時も『野田総理を支えていかないといけない』と。非常に総理に感謝しながら、職責を全うするんだと言っていました」と述べた。
「職責を全うする」と話していた松下大臣が、なぜ死を選んだのか。
1993年に旧建設省の官僚から自民党公認で衆議院選挙に出馬し、初当選した松下大臣。
その後、郵政民営化に反対し、直後の総選挙で落選したものの、2009年の総選挙で国民新党から返り咲きを果たした。
当選後は、経済産業副大臣などを経て、2012年6月、郵政民営化と金融担当の大臣として初入閣を果たした。
7日の閣議後に行われた記者会見では、「この金商法(金融商品取引法)の改正が成立したということは、金融庁にとっても大変な喜びであります」と述べ、普段と全く変わらない様子だった。
7日午後は、国会閉幕で、国民新党の部屋にあいさつに来た野田首相と握手を交わす場面もあった。
週末は地元・鹿児島に帰り、大臣就任を祝う会合などに出席した松下大臣。
後援会関係者は「にっこり笑って、『またね』と別れたばかり。うそみたいです」と話した。
さらに、自殺する前日も、近いうちに行われるとみられる衆議院選挙に向けて、打ち合わせをしていたという。
後援会関係者は「ここで会議をして、次期衆院選のポスターをどうしようかと。近々に迫ってきたものですから」と話した。
その翌日、東京の自宅で自らの命を絶った松下大臣。
関連が指摘されているのが、松下大臣の女性問題が掲載されているという、12日に発売予定の「週刊新潮」による報道。
内容は、松下大臣が妻とは別に、21年間交際していたという女性のインタビュー記事で、「別れ話をめぐってもめている」などと記されている。
松下大臣の自殺について、週刊新潮は「亡くなられたと聞いて驚いています。心よりお悔やみ申し上げます」とコメントしている。
現職大臣の自殺は、2007年に事務所費問題などで追及を受けていた当時の松岡利勝農水大臣以来。
松下大臣とは、長年にわたる友人だったという鈴木宗男代表は、その亡きがらに「天国で、松岡利勝さんとゆっくり思い出話、昔話にふけってください」と、声をかけたという。

(09/11 18:49)


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