旧「定山渓クマ牧場」劣悪環境で立ち入り検査
札幌市南区の旧「定山渓クマ牧場」のヒグマが劣悪な環境で飼育されていると動物保護団体から指摘された問題で、札幌市が立ち入り検査しました。
午前9時50分すぎからはじまった市の立ち入り検査では職員3人が施設内に入り管理者から聞き取りなどを実施しました。南区の旧クマ牧場は2004年1月に閉鎖され現在13頭のヒグマが飼育されています。この施設をめぐり、動物保護団体が、死んだクマの骨が放置されている、エサの栄養が偏り水が不衛生、などヒグマが劣悪な環境で飼育されていると指摘していました。
市の職員はことしの6月と7月にも実態を把握するために施設に立ち入っていて誰でも簡単に施設内に入れる点などを口頭で指導。今回は防犯カメラをつけたり穴が空いていたフェンスを補強するなどの改善も見られました。
(札幌市動物管理センター上野浩所長)「一番関心があったのは日常の飼育管理がどうなっていたか」「問題点が全くないとはいえない」「クマが飢えているという感じはない」
施設の近くで働く人は、「管理人が毎朝えさをもってきていて1日3回くらい餌をやっていたようだ」と話していて、市では今回の立ち入り検査の結果を念入りに検討したいとしています。
ヒグマが現在も飼育されていたことに対して地元では不安の声も…。
(定山渓観光協会・山田秀明事務局長)「クマを飼育しているという情報を入れてほしかった。動物愛護の観点からもしっかりと管理してほしい」
市では今回の検査を受けて早ければ来週早々にも牧場を管理している札幌のホテル経営会社に対して、文書で指示または指導をするということです。
(2011年8月25日(木)
午前9時50分すぎからはじまった市の立ち入り検査では職員3人が施設内に入り管理者から聞き取りなどを実施しました。南区の旧クマ牧場は2004年1月に閉鎖され現在13頭のヒグマが飼育されています。この施設をめぐり、動物保護団体が、死んだクマの骨が放置されている、エサの栄養が偏り水が不衛生、などヒグマが劣悪な環境で飼育されていると指摘していました。
市の職員はことしの6月と7月にも実態を把握するために施設に立ち入っていて誰でも簡単に施設内に入れる点などを口頭で指導。今回は防犯カメラをつけたり穴が空いていたフェンスを補強するなどの改善も見られました。
(札幌市動物管理センター上野浩所長)「一番関心があったのは日常の飼育管理がどうなっていたか」「問題点が全くないとはいえない」「クマが飢えているという感じはない」
施設の近くで働く人は、「管理人が毎朝えさをもってきていて1日3回くらい餌をやっていたようだ」と話していて、市では今回の立ち入り検査の結果を念入りに検討したいとしています。
ヒグマが現在も飼育されていたことに対して地元では不安の声も…。
(定山渓観光協会・山田秀明事務局長)「クマを飼育しているという情報を入れてほしかった。動物愛護の観点からもしっかりと管理してほしい」
市では今回の検査を受けて早ければ来週早々にも牧場を管理している札幌のホテル経営会社に対して、文書で指示または指導をするということです。
(2011年8月25日(木)
25-08-2011