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韓国への日本人観光客が減少
9月11日 23時3分

島根県の竹島の領有権などを巡って日本と韓国との関係がぎくしゃくするなか、韓国の商工会議所が日本と取り引きのある国内の企業を対象に調査を行ったところ、韓国を訪れる日本人観光客が減るなどして、影響が出ていることが分かりました。

韓国の大韓商工会議所は、先月末から今月初めにかけて、日本と取り引きのある国内の500社を対象に調査を行い、およそ6割の企業から回答を得ました。
その結果、日韓関係の冷え込みによる影響を受けていると答えたのは全体の12%で、業種別に見ますと、観光業では29%、日本車の輸入販売代理店では26%、食品業では20%に、上っています。
このうち、観光業では、韓国旅行を取りやめる日本人団体観光客が増え、大手旅行代理店が損失を被ったと回答したほか、食品業では、日本に調味料を輸出しているメーカーが、売れ行きが3分の1に激減したなどと答えています。
一方、日韓関係の悪化が長期化した場合については、65%を上回る企業が憂慮すると回答しています。
今回の調査からは、今のところ日韓関係の影響を受けている企業は限られているものの、今後に対する懸念が広がっていることが伺えます。

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