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有感の余震 一年半で8300回
9月11日 5時19分

有感の余震 一年半で8300回
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東日本大震災の発生から1年半となりますが、巨大地震の余震活動は依然として活発で、体に感じる余震の数はこれまでに8300回を超えています。
気象庁は、今後も強い揺れの余震に注意するよう呼びかけています。

気象庁は、去年3月の巨大地震の震源域と周辺の海域、それに東北と関東の沿岸地域の一部を含む、南北およそ500キロの範囲を、余震が発生する「余震域」としています。
気象庁によりますと、去年3月以降、震度1以上の揺れを観測した余震の数は、10日までに合わせて8305回となりました。
体に感じる余震は次第に少なくなり、ことし4月以降は、全く観測されない日もみられるようになりました。
しかし、体に感じる余震は先月1か月間でも129回に上り、先月30日には宮城県沖でマグニチュード5.6の余震が起きて、仙台市宮城野区と宮城県南三陸町で震度5強の揺れを観測しました。
また、福島県浜通りから茨城県北部にかけての内陸で起きる余震も、先月は前の月の2倍近い35回に達するなど、依然、活発な余震活動が続いています。
気象庁は、「マグニチュード7以上の大きな余震の可能性は低くなってきたものの、余震は活発な時期と落ち着いた時期とを繰り返しながら減っていくと考えられる。今後も、まれに震度5弱以上の強い揺れの余震が起きるおそれがあり、引き続き注意してほしい」と話しています。

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