虎新助っ人判明!城島と正妻競ったクレメント調査
サンケイスポーツ 9月11日(火)16時0分配信
阪神が来季の4番として、パイレーツのジェフ・クレメント内野手(29)をリストアップしていることが10日、わかった。同日、坂井信也オーナー(64)=阪神電鉄会長=と南信男球団社長(57)、新任した中村勝広ゼネラルマネジャー(GM、63)らが大阪市内の電鉄本社などでトップ会談、新外国人を含めた補強プランが確認された。
絶対的主砲不在−。長打力不足、得点力不足に泣き、5位と低迷する和田阪神。坂井オーナー、南球団社長、中村GMらが編成面でのトップ会談を行った。ドラフト戦略のほか新外国人選手の獲得調査も急ピッチ。リストアップされている“4番候補”が判明した。
注目はパイレーツのジェフ・クレメント内野手(29)だ。メジャー通算140試合に出場し、打率・220、14本塁打の成績を残している。今季は11試合に出場し、打率・100、1打点、0本塁打と目立った活躍はないがメジャー40人枠に残っている。今季のマイナーリーグでは打率・276で16本塁打、57打点。35二塁打、2三塁打で長打率・486。今夏にはソフトバンクが“ポストカブレラ”として獲得に乗り出していた経緯がある大砲だ。
2005年ドラフトでマリナーズから1巡目指名(全体3位)をしたほど期待され、潜在能力は高い。右投げ左打ちで一塁手がメーンだが、捕手兼任でマ軍時代には城島と正妻を競った。第3の捕手というメリットも期待できる。
もう1人の狙いはレッドソックスのマウロ・ゴメス内野手(28)だ。今季メジャーデビューし、22試合で打率・299とハイアベレージをマークし2本塁打、11打点を挙げている。
中村GMは先日、「なんとしても打線を充実させないとね。本当の意味の4番バッターが欲しいなと思います」と改めて新しく主砲を発掘する必要性を熱く語った。首位巨人の本塁打81(ヤクルトは82本)に比べ、阪神はリーグ最低の49。強打者がぜひとも求められる状況だ。
新外国人調査のため渡米していた国際スカウト担当の三宅部長はすでに帰国。現地ではウィリアムス、シーツ両駐米スカウトらと会議をし、直接助っ人候補を視察。持ち帰ったリストを手に今後南社長、和田監督らと話し合いを重ねていく。
今季から2年契約(2年目は球団側に選択権)を結んでいるマートンは残留が濃厚。一方でブラゼルと契約を延長するか否かは流動的な状況だ。球団幹部は「新外国人を獲得するならばブラゼルよりも力が上、というのが絶対条件」と語っており、既存の外国人の処遇と天秤にかけて、最終決断する。
くしくも総帥はこの日、大型補強指令を下した。貧打&弱虎からの再生へ、新たな大砲を獲得する。
最終更新:9月11日(火)16時5分
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