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チャンネルAJER更新しました。
【『「市場」という言葉を使ってはいけない業界①』三橋貴明 AJER2012.8.21(1)】
http://www.youtube.com/watch?v=36OTLx-sA7o
【『「市場」という言葉を使ってはいけない業界②』三橋貴明 AJER2012.8.21(2) 】
http://www.youtube.com/watch?v=3PI3ch6Nbcs
またまた異論殺到になりそうな話をしています。
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9月19日(水)に名古屋で行われるシンポジウム「ICTでイノベーションを起こす!」
(主催:名古屋青年会議所)にパネリストとして参加致します。
http://www.nagoyajc.or.jp/62nendo/
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う~、昨日は会社の業務やら雑誌の取材やら、出版社との打ち上げやらの合間を縫って、原稿用紙換算八十枚も書いてしまい、さすがに疲労困憊です。
本日のエントリーに入る前に、まずは「贖罪 」をお読みくださいませ。
さて、本日は「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―
」の発売日です。テーマ、内容的にかなり波乱を呼びそうな本書の出版を決断して下さった海竜社様に感謝いたします(かなり勇気が必要だったと思います)。
共著者のさかき漣先生(キャラ作成から、何と二か月で書き上げて下さいました)より、
「以下のメルマガのショートストーリーを読んでから、真冬の向日葵をお読み頂くと面白さが増します」
と、言伝を預かっております。
① ~霧島内閣の財相・朝生一郎の内包する、驚愕の事実~
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/08/18/sakaki-4/
② 女子大生・雪乃の“夏休みの終わり”
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/08/25/sakaki-5/
③ メール、手紙、歌と花、言の葉の響き
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/09/01/sakaki-6/
④ “真冬の向日葵”
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/09/08/sakaki-7/
本書「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪―
」は、安倍政権末期から中川昭一先生がお亡くなりになるまでの日本をモチーフに書かれた小説です。とはいえ、お読みになればお分かり頂けると思いますが、本書は「現実の記憶」でもあります。
あの時期、狂ったようにメディアが麻生政権を攻撃し、最終的に政権交代にまで持ち込まれてしまった、あの時期。わたくしたち日本国民は、一体全体「何」に動かされていたのでしょうか。わたくしたちは「何」をしてしまったのでしょうか。
本書の帯に「政局を操る黒幕の正体が今、明らかになる」とありますが、この「黒幕」は、何故にこうもパワーを持ってしまうのでしょうか。わたくし達は今、この時点においても、「黒幕」に動かされてはいないでしょうか。
黒幕が何であろうとも、わたくし達は自らの選択の責任を取らざるを得ません。何しろ、日本国は国民主権国家なのです。
『橋下大阪市長、全国政党の日本維新の会を近く結成
http://japanese.joins.com/article/188/159188.html?servcode=A00§code=A00
9日、大阪のある会議場。橋下徹大阪市長が「株式会社による学校運営に賛成するか」と質問を投げかけた。みんなの党所属の桜内文城参議院議員が待っていたかのように「大賛成です」と叫んだ。残り6人の国会議員も異口同音に賛成の意向を明らかにした。
この日橋下市長率いる大阪維新の会主催の公開討論会では奇異な場面が演出された。橋下市長と堺屋太一元経済産業相ら大阪維新の会のブレーンが質問を投げかけると現役国会議員が先を争って自身の意見を明らかにした。
事実上橋下市長が国会議員を“面接”する席だった。この日の面接には与党民主党所属議員3人と自民党所属議員1人、みんなの党所属議員3人が参加した。彼らは橋下市長が近い将来結成する全国政党の日本維新の会に合流する予定だ。
橋下市長は8日の記者会見で、「今月中に全国政党をスタートさせ、次の衆議院総選挙に350~400人を出馬させる。過半数の議席獲得を狙うと宣言した。自身は党首として残り直接衆議院選挙に出馬しはしない方針だ。
すなわち橋下市長は大阪市長として在任しながら東京での国会運営を遠隔操縦するということだ。朝日新聞は「大阪維新の会の支持率は高く次期総選挙で一躍台風の目として浮上する可能性が大きい」と報道した。 』
何で中央日報なのかと言えば、冒頭のやり取りがまことに象徴的だったためです。
公共教育に「株式会社」を参入させ(バウチャー制とか言って)、株主に配当金を支払う「株式会社による学校運営」を始め、維新八策の経済・社会保障分野には、レント・シーキング
系の政策が目白押しです。あるいは、不要に供給能力を高め、デフレギャップを拡大するサプライサイド政策の羅列でもあります。
維新八策の中に、「TPP参加」と「公的保険の範囲を見直し、混合診療を完全解禁」の二つが入っていました。この二つがセットになると、何が起きるか。シミュレートというか「予言」してみましょう。
現時点において、世界最高水準である日本の公的保険サービスの適用範囲を縮小し、高価な治療を「混合診療」として受けられるようにします。当然の話として、日本の医療費全体は、アメリカ的に高騰していくことになります。そこに、アメリカの「あの」医療保険サービス会社が「待ってました」とばかりにやってきて、
「あなたが患う病によっては、混合診療によって高額な医療費を請求される可能性がありますよ。というわけで、我が社の医療保険サービスに加入しましょう」
と言ってくるわけでございます。
日本がTPPに参加していた場合、保険サービスが自由化されているわけで、アメリカの「問題ある」医療保険会社を拒むことはできません。
アメリカの医療保険会社は「保険料は高く、保険金の支払いはできるだけ少なくし、利益と株主への配当金を最大化する」という恐るべきコンセプトでビジネスを展開しています。TPP参加や混合診療全面解禁が実現してしまうと、アメリカの悪名高き医療保険会社の日本市場参入を拒む術は無くなってしまうのです。
本当に、本当に、分かりやすい話でございます。
とはいえ、「黒幕」は上記のような情報を国民に伝えることもなく、ときには良い方向に、ときには悪い方向に政治や経済を動かし、国民の運命を変えてしまいます。「黒幕」が責任を取ることはありません。くどいですが、責任を取らされるのは国民です。
「黒幕」はときに、人の生命すら奪います。あのとき、四面楚歌の中で戦い続けた故・中川昭一先生やご家族の気持ちを想像するだけで、心が痛みます。
総選挙はどれほど遅くても、一年以内にやってきます。野田総理が民主党の代表に再選されると、一部の人たちが民主党を離れることになり、政局はますます混乱するでしょう。
何としても、本書を総選挙の前に出したかった。
珍しく取り留めもない文章になっているようですが、そういう気持ちで出版する一冊ということでございます。
本日のエントリーで何かを考えて下さった方は、
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◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!
積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
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2 ■真冬の向日葵
真冬の向日葵をAmazonで予約しました。まだ2~3日かかりそうな気配です。東京や横浜の一部の書店では先行発売されていたようで、すでに読み終えた方がいることを思うとうらやましい限りです。
私の自宅から買いにいける範囲の書店でも、昨日ですでに発売されていた模様。早く読みたいです。
3 ■あの当時は.....
自分の肌感覚では、当時は、バブル崩壊以降の自民党の経済政策の失政に対する怒りが充満していた。
(特に小泉政権が推し進めた市場原理主義経済に対して)
いくら麻生内閣が正しい経済政策を行っても、積年の怒りを解消するには至らなかったのではないかな?
4 ■関ヶ原の戦いは近い?
衆参同時選挙を望む外国勢力は、強力な政権を作って、それを操って、国民の強い反対があろうと構わず、自分の都合のいいように政権運営をさせることを目論んでいるのでしょう。橋下が望んでそういう役回りをしているのか、そうさせられているのか?
関ヶ原の戦い前夜のようにうらぎり工作など数々の謀略がなされているのでしょうか?
5 ■無題
安倍内閣発足から退陣までのドキュメントで小川榮太郎さんの「約束の日 安倍晋三試論」という本を読んだのですが朝日新聞を中心にメディア気違いっぷりがよくわかります。
安倍さんの孤独な戦いには涙しました。
真冬の向日葵は麻生さんと中川さん中心でしょうか?今読むとメディアへの怒りで発狂しそうです(笑)
6 ■議論する価値すらない
皆様、おはよう御座います。
>>
橋下徹大阪市長が「株式会社による学校運営に賛成するか」と質問を投げかけた。みんなの党所属の桜内文城参議院議員が待っていたかのように「大賛成です」と叫んだ。残り6人の国会議員も異口同音に賛成の意向を明らかにした。
>>
構造改革の究極形ですね・・・。
こんな事をしてしまったら、過疎地での学校運営など、「非効率だから不要」となり、都市部に学校が集中するのは明らか。
結局、橋下の言う「地域主権」なる愚論は、都市部と過疎地の格差を広げて、あらゆる権限を都市部に集中させる為の概念、という事ですね。
そして三橋先生が仰るように、レント・シーキングの絡みから、デフレ促進という悪しき側面もありますね。
そもそも何の為に株式会社が運営するのか?
意味が全く分りません。
>>
維新八策の中に、「TPP参加」と「公的保険の範囲を見直し、混合診療を完全解禁」の二つが入っていました。
>>
はい、アウト!
維新は保守ではなく完全なる革新であり、日本国解体を目論む売国集団確定です。さっさと消えて下さい。
7 ■無題
安倍内閣の頃から、マスコミは何かタガが外れたような気がします。
それが一番酷かったのが麻生内閣時であり、中川氏の朦朧会見であったと思います。
今でも知り合いの中では麻生総理をよく思っていない人が少なくないのですが、その理由を聞いてもはっきり説明できない人ばかりです。
印象操作の恐ろしさを垣間見ました。
8 ■無題
橋下は小泉になりたいのでしょうか。彼の頭の中には小さな政府を目指すことしかない気がします。
政府の軽量化をデフレ下ですることが、いかに愚かなのかを知らない人間が国政進出なんてふざけるのもいい加減にしてほしいです。
歳出削減、政府の借金返済・・・・政府の資金繰りのことしか考えてなく、国民の生活のことなど考えていないように思います。
国は営利企業じゃないのに・・・
9 ■無題
おはようございます。今度の国民の敵はハシゲ維新ですか?やっと民主党が壊滅寸前になったと思ったら今度はハシゲ、売国奴は次から次に出てきます。我々は一体いつまで闘い続けなければならないのでしょう?いい加減疲れますね。ほとんど「モグラ叩き」ですがな。
10 ■無題
混合診療の解禁についてはTPP(保険の自由化)とセットで無ければむしろ必要なことでしょう。現状のメリットを生かしすつつ高度な医療を受けるためには。私は現在の日本では医療におけるある程度の「格差」と、「金で命を買う」ことを受け入れる必要があると考えています。
>3三毛猫様
「憤兵は敗れる」ですねぇ。
私の感覚でも安倍政権が誕生する直前まで自民党の支持が高かったように記憶しています。安倍さんは小泉路線の継続、ということで総裁選に勝ったので、たまった矛盾(地方票の減少等)が噴出したのかもしれません。自民党も勝ち過ぎに奢った面があったかもしれません。ただ麻生政権の時まで民主党に投票したのはさすがにマスコミに踊らされ過ぎでしたね。
11 ■国政と地方行政
はっきり言って全く別のものです。
庶民感覚が通用するのは地方行政迄です。
テレビは庶民感覚で国政を報道するから見当違いも甚だしいし、新聞は経済に素人の政治部がバカ丸出しで経済論を書きまくる。
TPPは物価が安くなるから賛成とか言う基準ですよ。
本当に問題なのは所得が下がる続けている事なのに。
国政と地方行政の違いを小説にしてください。
12 ■無題
吉田さん、混合診療を解禁しますと、現在保健診療でカバーされている分もガンガン自費になりますよ?儲けたい「企業」と医療費を抑えたい「厚生省」、この2つがくっついた時国民にとって恐ろしい結果が待っていると気付かないですか?徹底的に自費部分が増えるのは目に見えていますよ?
13 ■> 10
吉田 様
>>
混合診療の解禁についてはTPP(保険の自由化)とセットで無ければむしろ必要なことでしょう。現状のメリットを生かしすつつ高度な医療を受けるためには。
>>
仰ってる事がおかしいです。
混合診療解禁論自体が、規制緩和、すなわちデフレ促進策ですね?TPPによる保険サービスの外資参入もデフレ促進策ですね?
それと混合診療には経済的側面以外にも、色々と問題がありますので、現状の医療制度に満足していないなら、外国にでもいって、クソ高い医療費を払ってればいいと思います。
14 ■無題
今からでも「危機をチャンスに変えろ」の動画を周知することができれば、かなりの人は目覚めると思いますね
1回でもいいから、関西限定とかでもいいから、地上波で流れないものかなと心から思います
もう3年も前の話ではありますが、あの時国民は正常な判断力を持っていたのでしょうか
正気と言えたでしょうか
3年前というとだいぶ昔のように思えて、しかし人々はその頃に自分のやってきたことに対する記憶ははっきりと憶えているでしょう
あの動画は今でもまだかなり有効なはずです
「真冬の向日葵」の内容はまだわかりませんが、かなり期待しています
15 ■> 12
ちょりぞう 様
仰るとおりです。
私もここのコメントを一通り見てきましたが、構造改革、市場原理主義、新自由主義、これらに反対していると言いながら、逆の事を主張する人が結構います。
つまり本当の意味での反対ではない、もしくは問題の本質を理解してない、このどちらかなのでしょう。
いい加減に目を覚ましてください・・・。
16 ■黒幕は財務省?
報道がすべて一方向に流れる点(政治部が知りもしない経済を偉そうに書く)から考えると黒幕は財務省ですね。
今の政治を考えると社長不在で経理がのさばっている会社みたいですね。
やはり経理部の上部組織を作って従わせるのが早いですね。
財政諮問会議を機能させれば良いのでしょうがメンバーが問題ですね。
17 ■無題
>吉田さん
たしかにお金を持っていても、治療を受けられないとなったら不幸なことですからね・・・。
色々と混合診療については賛否両論りますが、確かなことは、「医療とかの分野は自分は興味や関心がないから他人に考えることを任せる」、と言うのは避けた方がいいですね。
まあ医療の分野まで考えろ、と言われても生活や仕事でドタバタしている現状ではきついものですが・・・。
18 ■無題
「チャンネル・桜、掲示板」 より。 24.9.9.
昨日、
」小川栄太郎・著、『約束の日』ーー安倍晋三試論・・・幻冬舎、
を購入し、一気に読みました。今後さらに、再読、三読するつもりです。
じつに、良いタイミングで、良い著者による、素晴らしい本が出たと痛感しました。
この書物を読んで、私は、名作曲家、すぎやま・こういち氏がここ何年か繰り返し語られてきた、
「現代日本は、『日本軍』 と《反日軍》 による、熾烈な思想的内戦状態にある」との言葉を思い出すとともに、ついに最終局面に至り、
Z旗を掲げた、『日本軍』 の旗艦、【チャンネル・桜】と、《憎日・侮日軍 》の旗艦、【朝日】 がその主砲の砲門を開く局面になったと考えました。
文は人なり、この著者の文章により、安倍総理の人柄につき、いままで私が知らなかったことをいくつも教えていただいたと感謝しております。
もともと、よくある政治評論家、永田町に詳しい、という類の人間とは全く異なる、政治における門外漢、文芸評論、音楽評論の専門家が書いた文章だけに優れたものとなっています。
安倍さんの再登板に関しては、前回の退場があまりにも、強烈だったため、常識的本国民でも、首をかしげる人もかなりいると思われます。
19 ■無題
私も、平成17年8月15日、政治家になることなど、全く考えもしなかった、稲田朋美・弁護士を口説き落として、衆議院議員にした、安倍内閣官房副長官のことを思い、安部晋三氏の志を継ぎ、日本を託すのは、稲田代議士しかいない、と思っていました。
しかし、今回、この著書を読み、安部再登板論者になりました。
私が半世紀以上、軽蔑、嫌悪し抜いてきた、憎悪・嫉妬・傲慢、の思想の教徒、不道徳の権化とも言うべき、《朝日 》のやり方の汚さ、卑劣さ、についても、じつに、正確、克明に述べており。人間性を失った連中の何とも言いようのない、残忍さ、おぞましさをこれでもか、と思い知らされます。
著者は、長谷川三千子・埼玉大学名誉教授の教えを受けたことがあり、今回の原稿に関しても、助言を頂いた、と述べておられます。
《憎日・朝日》、の安倍叩きの、異様としか言いようのない、(これは私だけでなく多くの識者が呆れ返っておられましたが)、酷さについて、私は長谷川三千子・教授、と西村幸祐氏の文章が特に強く記憶に残っています。
いずれにいたしましても、この
小川栄太郎・著、『約束の日』ーー安倍晋三試論・・・幻冬舎、
は一人でも多くの国民に、ぜひ読んでいただきたいと、お奨めいたます。
20 ■日本国民の教育
は、国家が責任を持って行うべき。
これのどこがいけないというのか?企業戦士養成なら、別のところでやればいいのではないか。
21 ■混合診療の問題
混合診療のために医療サービスが十分に受けれないと思う人は、日本の医療制度のありがたさを再認識した方が良いと思います。
また、どうしても保険外診療を受けたければ、全額負担で受診できますから、金持ちは大して困りませんよ。全額負担でも保険外診療を受けれない訳ではありませんから。
混合診療にすると、今まで以上に厚生省の権力が強くなります。保険診療の適用範囲の任意性がより高くなりますから。
混合診療を解禁すると、医療保険をなくせという声が必ず出てきます。
厚生省官僚と保険診療の適用範囲を定める会議に出席する医師などの不正がマスコミに扇情的に報道されたなら、保険診療や保険制度への不信が強まるでしょうし、保険診療をなくす改革が進んでいくことになるでしょう。
そういう事態まで考えて混合診療に賛成されるなら結構ですが、そういう方を世間一般では新自由主義者と申します。
22 ■教育 医療は供給不足では?
私はいつも三橋さんの経済理論には賛成です。医療費や教育費の問題は懸念されますが、
保険外の高い治療費をすでに使っています。
教育だって塾などにけっこうお金を使ってますよね。私学もあり高額なところもありますし。
医療や教育の分野の供給は増えてもいいのではと?と思いますけどね。
まあ橋下さんは支持しませんが。
23 ■学校経営の株式会社も甚だしい誤解
学校経営を株式会社がやっても良いと思っている時点で、橋下氏の一党が保守派とはかけ離れた存在だと言えます。
企業経営者の篤志家が学校を作っている例はありますし、その中に立派な学校もあります。ただし、それはあくまで篤志であって、学校で利益をだそうなどという心得違いをしたものではありません。
まず、私立学校は十分に競争原理が働いています。橋下氏らが好きな市場化テストなどというものは、競争原理が働かない市場であるためというのが大前提になります。東京都に都立高校しかなく私立高校が存在しないという状況なら話は分かります。
ところが、私立高校が数多存在し、それぞれ特徴を出して頑張っている。この私立高校を株式化して何が変わるのか?
変わるのは株主に利益配分をしないといけなくなることと、学校の方針を株主が決めるようになることだけです。
学校認証の基準を緩めたいなら、それはそれで良いでしょう。(その結果は既に日本では失敗していますが。)
ただし、学校組織を営利目的達成の手段とするのは心得違いだと断じる以外にありません。
24 ■無題
日本の医療費に関する政府支出の割合は、OECD中低い方と言われてますね。
25 ■維新の会・・最早国家の認識がないですね。
まあ、財政赤字が目の上のタンコブになっているんでしょう。 Tea partyの様な思考に走っているんですかね。
親と言うのは、子供が何人いても出来るだけ平等に振舞うものです。 出来の良い子もいれば、出来の悪い子もいます。 障害を持った子供もいます。これをハンデイキャップ無しの自由競争を国にまで押し付けようとしているんですか? 国とは地方格差、産業格差、能力格差あります。 人間は生まれながらに平等ではありません。 それを国家が有機的に繋げて国力を高めるわけです。 デフレ下では誰も敢えて火中の栗を拾いません。だから、政府がその代わりをする訳です。誰かがそのババを引かなければババ抜きが成立しません。
レント・シーキングで利益の上がらない事業に誰がバウチャーを買いますかね。
正に販売競争を激化させ、安売り競争、価格破壊で国民総貧困化につながりそうですね。
ユーロの瓦解、中国の崩壊、韓国の植民地化、こうした流れが予想されますが・・他山の石になると思いますが。
一難去って、又一難・・(One after another)。
26 ■> 22
natuyuki 様
>>
医療や教育の分野の供給は増えてもいいのではと?と思いますけどね。
>>
医療の供給というのは、具体的にどういう事ですか?病院を乱立させても、現行の制度では医療負担額は下がりませんよ?国民皆保険制度を崩すという事なら、余計に負担額が高くなりますよ?
教育の供給については、塾、家庭教師、私学などがありますが、これらがどんどん潰れてるという事は、需要が無くなっているからですね?つまり供給過多だったという事です。
私の理解力不足なのかもしれませんので、その医療と教育の供給不足について、わかりやすく説明お願いします。
27 ■無題
>>12ちょりぞう様、13ジータ様、21Secretory of Japan様
まとめてレスになるので、個別の話に対応できていないことをお詫びします。
医療についてはいろいろ難しいのですが、基本的に今の日本の医療は素晴らしいが、限界に来ているので改良が必要、というのが私のスタンスです。
医療分野については三橋さんも「供給不足」を述べている分野であり、あり方としても一般の「市場」というよりは「公共財」とらえるべき部分が多々あります。
今の日本の医療の問題は「安すぎる供給価格」と「高すぎる患者サイドの要求」による「医師の逃散」です。
今以上の医療は不要、訴訟は絶対起こさないとする方が大多数ならば現状で問題はありませんが、実際はその逆です。一方で保険の医療費については現在限界を迎えておりこれ以上増やすことは困難です。ですので今の医療を維持するだけでも実は現在の体制では不可能です。だから崩壊しつつあります。
我々は医療者としてできるだけ患者の利益になることを考えています。ですから諸外国並みの医療(○ケ月待ちのような厳しいアクセス制限や高額な医療費、もしくは劣悪な医療)にはなるべくしたくないと考えています。そこで現在の体制を維持するためには医療費の増額が必要不可欠です。ですので私は混合診療が必要であると考えています。
あと再生医療の産業化等にもこの話はかかわってくるのですが、割愛します。
28 ■無題
日本の医療に疑問を持っている人=海外で一度も病院に行った事がない、もしくはその経験談を聞いたことがない人、そして今自分は健康で医療費の心配がない人、でしょうね。今の日本の医療制度がいかに有り難い制度か、一度アメリカで入院されるとよくわかると思います。ICUに1日入院200万、そんな国にしたいですか?病気したら破産する、そんな社会が好きですか?日本の医療制度は世界一です。
29 ■疑問に思ったのですが・・・
日教組嫌いの橋下市長ですが「学校経営の株式会社化」は、日教組の言う「教師は労働者である」ということ結局は一緒の方向性ではないのかと思うのですが・・・どうなのでしょう?
30 ■その黒幕の一部は
今は原発を袋叩きにしてますね。
31 ■ジータ様
>病院を乱立させても、現行の制度では医療負担額は下がりませんよ?
負担を少なくするとかと言うより、
医者不足だと思いますよ。妊婦がたらい回しにされて死んだ事件もありましたよね。
頭痛専門とか医療を提供してるところがあるそうですが、私はそれがどこにあるのか?と言うくらい少ないです。
32 ■「株式会社による学校運営」ですか…
「『マルハン』経営の学校」
「『ヒュンダイ』経営の学校」
「『起亜自動車』経営の学校」
こういう事も、
認める訳ですね、
維新の会は。
33 ■one world order
最近の三橋さんのエントリーは明確に有る意図を感じます。戦っておられますね。
もし、単一の資本による国家、及び国民生活の支配が完逐されればその国民にとっては地獄のような生活がまっていることでしょう。生命が多様であるように国家や国民の生活も多様であるべきであるし、それでこそ本当の人類の進化があるような気がします。
情報のディスクロージャーは焦らずに確実に行っていただきたいと思います。三橋さんは受け取れる情報も我々とは違うものだと思いますし、決して彼らの作戦通りの行動・発言を取られないようにお願い致します。彼らは全て、計算しながら情報を流していますから。
34 ■教育
教育もいじめとか、問題でしょう。
株式化とかいいとは思いませんが、、。
教科書問題やら、先生は生徒にとっては重要ですが、需要を満たしてるとは言いがたいですね。
35 ■無題
関西以外の方々に質問があるのですが、関西以外の方々からはハシゲはどう映っているのでしょう?関西ではメディアの「推し」とはうらはらに急速に支持が落ちているというのが実感です。他の地方での状況が非常に興味あります。是非教えて頂けませんでしょうか?
36 ■無題
マイケル・ムーア監督の『シッコ』と言う映画でアメリカの医療問題を取り上げてます。TPPの非関税障壁撤廃(医療分野)とこの映画を頭の中で結びつける事が出来たら、TPPの危険性が実感できるのではないでしょうか?大半の人達は別物をして見てしまうんでしょうね。
37 ■natuyuki 様
natuyuki 様
まず、natuyuki 様が勘違いされておられるのは、需要に対して100%供給がされることはあり得ません。
ただ、競争原理が十分に働かないことで、本来供給されるべきものが供給されないということは是正するべきかもしれません。
今回、橋下氏の学校の株式会社運営について考えるに、現状で競争原理が働いているか否か、株式会社の運営が正当な競争に繋がるかという点で検討されるべきです。
まず思いますに学校間の競争は十分に機能しています。むしろ、競争が激化しすぎており、お客様扱いになっているようにも思います。
お客様扱いになると、学校にありがたいお客様と、そうではないお客様とで扱いが変わる場合が出てきます。大津や仙台のいじめでは、いじめていたお客様より、いじめられていたお客様の方を大事にしたために問題となったケースにも思えます。
そうであるなら、いじめの解決に競争の激化というソリューションが必要でしょうか?
また、株式会社が直接学校運営することで、競争の適正化どころか激化にも繋がるようには思いません。今までも会社の系統の学校はありましたし、そういった学校は、会社組織と直接には関係のない学校法人をつくって運営しており何も支障はありませんでした。
株式会社という商法上、明確に営利を目的とする団体として定義づけられているものに学校を運営させる大義は全くありません。
38 ■そうでしょうか?
怒りが充満していたと書いていらっしゃいますが、私はマスコミが怒りを演出して煽ったと感じています。
安倍氏が辞任された時、私はがっかりしました。
なんとなく良い変化を実感していたからです。
小泉氏の時とは一線ひかれて、直されている感があったからです。
麻生内閣の時もその感じはありました。
あの当時の事を思うにつけ、私はメディアへの怒りが解消しません。
鳩山さんは基地問題を通してアメリカのいいなりを止めるという割りに、党として外国人参政権賛成で(積極的には主張していませんでしたが)、頼りない感じでした。
内容を問わない一辺倒な報道は、郵政改革の時の小泉さん推しと似ていました。
もっと腹が立ったのは、政権交代後です。
感覚でしか生きていない私なんかより、いろんな事を知っていた上で、政権交代を煽動したのか、と思うと。
当時の安倍・福田・麻生内閣は奇跡の内閣だったのかもしれない、と思うにつけても。
失礼しました。
にしてもこの本早く読みたいですっ。
39 ■維新はやっつけます。
維新八策については、国民受けしそうな部分を選んで報道し、公務員や既得権と戦う政党として日本維新の会を報道するんでしょうね。
今の最悪のデフレ不況で給与や労働環境が悪化した国民が、そんな感じの嫉妬心やら正義感を刺激する報道に耐えられるのかが心配です。
国民はTPPの危険性についてだいぶ周知されつつありますが、維新がTPP推進党だとあまり知りません。地方の議会はTPP反対派が多数ですし、反対する団体、個人も多いですから大丈夫だと思いますが、都市部は無党派層の動きが予測不能です。
国民の不満や正義感を自分たちの都合の良いようににコントロールする勢力、陰謀論といえば胡散臭くもなりますが、なんでも自分で調べるようにすれば対抗できます。ですが、いまのところそんな人は少数派です。
まあ増えてるのは間違いないですから、増やせるように頑張るしかないですね。ただ藤井教授の今日のメルマガ読むと不安になります。
40 ■吉田様
吉田 様
仰られることは、分かります。
私も医療費関係の費用の国民負担が現状では低く、そのため医療関係者へのなり手の不足が起きていることは認識しております。
ただ、医療費負担の引き上げに混合診療導入という劇薬を使うのは危険すぎるかと存じます。混合診療の導入が、最終的に保険診療の崩壊に繋がるのは、極めて高い可能性で起きると存じます。
本当に重要なことは消費者教育だろうと思います。今まで、日本が低コストで高いサービスを受けれていたのは、消費者がサービス提供者への感謝を忘れず、またサービス提供者が消費者のために何とかしてやろうという気持ちがあったためだと思います。
それを失ってしまっては、現状のサービスが現状のコストで受けられる筈がありません。患者におびえなければならない医療体制なら、混合診療を導入しても、いずれにせよ崩壊します。
私は医療ミスについてはすべて国が賠償責任を負う旨の法律を制定して良いと思っています無論、公務員と同じように重大な過誤があれば、個人への請求ができるようにはするべきだとは思いますが。
41 ■みっともない
イシンに騙されている中には、いい年した方たちもいます。情けないですね。
あの方たちは、「ぶっ潰す!」や「革命だ!」なんかのアジ演説系にどうしても惹き付けられてしまうのでしょうか。
本当にいい迷惑です。
公教育に株式会社など恐ろしいですね。
反日外資が公教育?
文楽に対する橋下氏の言動に、我が国の伝統・文化に対する考えもよく表れていました。
長い伝統・文化に尊敬や畏敬の念はこれっぽっちも無いように思えます。
自民党次期総裁が誰になるか・・・我が国の命運がかかっています。
戦後体制維持の大連立だけは避けなければなりませんが、敵も必死で工作中です。
安倍元総理は早速朝日に叩かれています。朝日の社是だそうですから、今後も続くのでしょう。
確か安倍政権時でも戦後既得権益派が福田×小沢大連立を画策し、内部から足を引っ張ったんでしたね。体調面だけの辞任ではなかったはずです。
谷垣総裁も同じように圧力をかけられたようですね。まったく変わっていない。
戦後既得権益者たち・・・人生が終わりに近づいたとき、それでご自分の人生、胸を張って子や孫に語れるのでしょうか。
今までのことを懺悔して、残り少ない時をお国のために捧げることはできないものなのでしょうか。
もう無理なのでしょう。
多くの日本国民を不幸にした怨念を抱えながら、それでも私利私欲から逃れられない人生を最期まで過ごすのでしょう。
みっともない。恥を知れ!といいたいです。
1 ■外資の公教育などありえん
実質外資で公教育が運営される可能性だってある。
ありえないでしょ。