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　ブラジルＷ杯アジア最終予選イラク戦（１１日、埼玉）に臨む日本代表。エース本田圭佑（２６＝ＣＳＫＡモスクワ）の“オレ様”発言に日本代表の重鎮ＭＦ遠藤保仁（３２＝Ｇ大阪）が苦言を呈した。

　本田は８日に「自分が最大限に生きないと、周りが生きない。周りがオレに合わせてこい、と思うこともある」と自己中心的な考えを述べたが、遠藤は「圭佑もいっぱいボールを出したいと思うだろうし、それはそれでいい」と一定の理解を示した。

　ただ本田が中心となるチーム作りには賛同していない。

　遠藤は「誰が（代表の）中心かは気にしていないですね。そこはチームとして機能すればいいわけですし。ボクはいい状態で２列目に（ボールを）渡せるようにする」と明かし、戦略として本田にボールを集める考えはないという。

　日本代表のチームリーダーを自負する本田は他選手へ“オレ様”シフトを求めている。これもチームを勝利に導くための戦略という考え。だが遠藤はあくまでチーム方針を重視しており、本田の主張には真っ向から反対する姿勢を見せた。

　日本代表イレブンは６月から始まったＷ杯アジア最終予選に向け、本田を盛り立てる方針があったが、最近は“オレ様”発言が多く、独裁色を強めることに不満も噴出している。今後も過激な発言が続けば、反発は強まりかねない。