巨人は2位・中日に大差をつけて独走状態を固め、3年ぶりのリーグ制覇は時間の問題となっている。それでも原監督は開幕当初とかわらない“一戦必勝”のさい配をやめようとせず、チーム内からはCSでの戦いを心配する声が上がっている。なんでもその理由は、指揮官が持つ“性分”にあるという。
10日の時点で貯金は37、2位・中日との差も大きく広がり、まさに独走状態となっている。それでも原監督は開幕当初と変わらない「総力戦」を連日繰り広げている。
たとえば9日の試合では、先発の宮国を5回71球で降板させ、連投状態のルーキー田原、高木京を6回から1イニングずつ投入した。そして終盤には山口、西村を起用と、現有戦力を惜しげもなくつぎ込んだ。野手も実松を除いて全員を使い切った。
竜の指揮官・高木監督は今後、主力を休ませながら戦い、CSに備える方針に切り替えることを宣言。しかし原監督は今後も“一戦必勝”のさい配を変える気配はない。こうなると、やはりというべきか、チーム内から「ここまで差を広げても、最後の最後までこういう戦い方を続けるのか。CSにツケが回ってこないか」と心配する声が上がりはじめている。
チーム関係者によると、こうした戦い方は“原監督の性分”なのだという。「監督はどんなゲーム展開でも『負け』という想定を絶対にしない人。例えば他球団のように、敗色濃厚になったら次のゲームのためにメンバーを入れ替える、なんてことは考えないんです。巨人という球団がそれを許さないし、その環境でしかやっていませんからね」。
何かとんでもないアクシデントが立て続けに発生するなどしなければ、G軍がトップでゴールを切るのは間違いない。ペナント、CS、日本シリーズを制して“完全優勝”を果たすことがチームの今季の究極の目標であることを考えると、そろそろポストシーズンに向けた準備を始めてもよさそうなものだが…。これからも原監督のタクトを固唾を飲んで見守っていくことになりそうだ。
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