全日本プロレスの9月シリーズが8日、東京・後楽園ホールで開幕した。新3冠ヘビー級王者となった船木誠勝は、最終戦(23日、横浜文化体育館)で挑戦を受ける諏訪魔との前哨対決第1Rに、実質120秒の衝撃の秒殺劇で激勝。秒殺王と化した船木が初防衛へ最高のはずみをつけた。
勝負はアッという間に決まった。船木は8・大田区大会で、約か月間も王座に君臨した前王者・秋山準(ノア)をわずか277秒で撃破。3冠戦史上最短記録を打ち立てた勢いは、誰にも止められなかった。
田中稔と金本浩二を従えた船木は諏訪魔、近藤修司、カズ・ハヤシ組と対戦。3冠王者としての初陣でも、船木は自分のペースは崩さない。ジュニア戦士4人の攻防の後、試合の権利を得た両雄の間は独特な緊張感で支配される。
先に仕掛けたのは船木だ。ミドルキックを打ち込むと、諏訪魔も即座に頭部へのパンチで応戦。圧倒的なパワーで勝る挑戦者にキャプチュードや岩石落としで投げ飛ばされたものの、冷静さは失わない。諏訪魔は早くもラストライドで勝負に出たが、船木は後方に着地して回避。ラリアートも蹴りで防御すると、掌打を乱れ打ちだ。
さらに諏訪魔がバランスを崩したスキを見逃さず、強烈な右ハイを発射。必殺のハイブリッドブラスターを脳天から突き刺し、完璧な3カウントを奪った。試合時間は「5分18秒」。その約半分を自分たちの戦いに費やし、実質的には船木が2分強で諏訪魔の息の根を止めたことになる。
それでも船木に慢心はない。「秒殺を狙ってきたのは、試したんだと思います」とクールに分析し「横浜は長期戦になるかもしれない」と予想した。
王者としての自覚も芽生えている。「守るべきものがある。壊れそうなところもあるので(ベルトを)肩にかける時も大事にしてる」と胸を張る船木。V1戦も壮絶バトルは避けられそうもない。
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