「姉を殺害した発達障害の殺人犯に求刑を上回る判決」
というニュースには「あらら」と思ったね。
最近求刑を上回る判決、ってよく聞くようになったような気がするんですが。
でもまあ、すでにアスペルガーの人が死刑執行されている実績もあるわけだし
ギョーカイものんびりしてられないなあ、と思った。
そうしたら、こういう記事が出たので
私はほっとしましたよ。
ギョーカイって、穏やかな人たちのあつまりなのね。
私だったら「社会に受け皿がない」と言われたこと自体、ギョーカイの屈辱だと思うけど、そこに対する怒りの声はそれほど上がらないね。ギョーカイ人からも。
それと被告人弁護士のこの発言
十分、発達障害への偏見を広めると思うんですけど、
そこにも抗議の声は上がらないね。
=====
弁護側は「姉への殺意を抱くようになったのはアスペルガー症候群のためで量刑上考慮すべきだ」として執行猶予付きの判決を求めていた。
=====
法廷戦略とはいえ
障害と殺意の関連を持ち出したのは弁護側ですよ。
みんな判決には抗議しても弁護人には抗議しないのかな?
そもそも、これは一審に過ぎない。
裁判員裁判の弊害としての判決だともいわれているようだけど
控訴審からは裁判員は入らない。
世の中には、親殺しをした障害の人の矯正を担っている施設もある。
きっちり対応すると、安定するそうだ。
医療福祉の方々は、抗議するのなら
自分のところで引き受けたらどうでしょう? そういう意思表明をきっちりとなさればいかが?
そうすれば控訴審は、判決が変わってくるかもしれませんわよ。
名大吉川徹センセイもこの問題に(いつもどおり)萌えていらしたけど
だったら名大病院でお引き受けになったらいかが? と思ったけど
この被告人は「引きこもり」でいる自分がいやだったのね。
逆恨みして姉を殺害したくらいなので。
だとしたら吉川センセイのところでは、不幸かもね。
何しろ治療目的が家事のできる引きこもり。引きこもり歴はばっちり積んでるんだから、あとは家事を覚えるだけ。
この人は、外に出たかったのよ。
好きで引きこもっていたんじゃない。
姉を逆恨みしたのだって、姉が原因だと思ってたから。
本人が望まない引きこもり、続けさせてたのは誰なんだろ?
「ありのまま系支援者」じゃないといいけど。
と思っていたらこういう記事が出て
これは朗報、と思いました。
=====
発達障害者を支援する団体の全国組織、日本発達障害ネットワークの市川宏伸理事長(67)は「発達障害があるから犯罪を起こすわけではない。アスペルガー症候群の人の多くは、社会生活を営めており、独特な考え方や行動様式を周囲が理解し社会のルールを説明していれば、今回のような事件は起きなかった」と指摘する。
「発達障害者支援センターなど受け皿施設は整いつつあり、再犯を防ぐことは可能だ。今回の判決のように、障害を理由に社会復帰させないのは、差別と偏見でしかない」と訴えた。
=====
JDDの理事長がお出ましになるということは
何か支援が入るのでしょう。JDD的に。ギョーカイ的に。
それにね、ここに出ている情報からすると
発達障害者支援センターっていうのは、こういう人たちの受け皿なんだね。
みんな、知ってた?
知っといたほうがいいよ、この情報。
え〜と一部の保護者の間では
「受け皿がない、と司法が判断したことをギョーカイは重く受け止めてほしいよね」みたいな論調も見えましたけど
市川先生がこうおっしゃるということは
やはり津々浦々に一応設けられた「発達障害者支援センター」は受け皿なんですよ、皆さん。
心強いですね。
だから
これから三十年の引きこもり、なんていう人が行っても
門前払いしないってことですよ。
支援のしようがない、とか、支援者の力量不足、 とかそういうことはないわけですよ。
発達障害者支援センターは、どんな人でも支援する。
そして殺人事件を予防するんですよ。
これは朗報だなあ。
さて、ギョーカイが控訴審にどう対応するのか
見守ろうではありませんか。
まさかこの期に及んで死んだふりじゃないと思うし。
ギョーカイレベルでは、そういう対応するとして
個々の家庭レベルでは
「自閉っ子のための道徳入門」の出番ですわね。
6月の横浜のお勉強会では、瀧澤久美子さんが
「小さいときのどのような行為の放置が後の触法行為に結びつくか」しゃべってくださいましたけど
そういう対応が必要ですわね。
私はこの被告人の弁護団と違って
自閉症スペクトラムの人は法を守れるし、社会適応力があると思ってますよ。
「自閉っ子のための道徳入門」
「自閉っ子のための努力と手抜き入門」は、そのために作った本ですよ。


というニュースには「あらら」と思ったね。
最近求刑を上回る判決、ってよく聞くようになったような気がするんですが。
でもまあ、すでにアスペルガーの人が死刑執行されている実績もあるわけだし
ギョーカイものんびりしてられないなあ、と思った。
そうしたら、こういう記事が出たので
私はほっとしましたよ。
ギョーカイって、穏やかな人たちのあつまりなのね。
私だったら「社会に受け皿がない」と言われたこと自体、ギョーカイの屈辱だと思うけど、そこに対する怒りの声はそれほど上がらないね。ギョーカイ人からも。
それと被告人弁護士のこの発言
十分、発達障害への偏見を広めると思うんですけど、
そこにも抗議の声は上がらないね。
=====
弁護側は「姉への殺意を抱くようになったのはアスペルガー症候群のためで量刑上考慮すべきだ」として執行猶予付きの判決を求めていた。
=====
法廷戦略とはいえ
障害と殺意の関連を持ち出したのは弁護側ですよ。
みんな判決には抗議しても弁護人には抗議しないのかな?
そもそも、これは一審に過ぎない。
裁判員裁判の弊害としての判決だともいわれているようだけど
控訴審からは裁判員は入らない。
世の中には、親殺しをした障害の人の矯正を担っている施設もある。
きっちり対応すると、安定するそうだ。
医療福祉の方々は、抗議するのなら
自分のところで引き受けたらどうでしょう? そういう意思表明をきっちりとなさればいかが?
そうすれば控訴審は、判決が変わってくるかもしれませんわよ。
名大吉川徹センセイもこの問題に(いつもどおり)萌えていらしたけど
だったら名大病院でお引き受けになったらいかが? と思ったけど
この被告人は「引きこもり」でいる自分がいやだったのね。
逆恨みして姉を殺害したくらいなので。
だとしたら吉川センセイのところでは、不幸かもね。
何しろ治療目的が家事のできる引きこもり。引きこもり歴はばっちり積んでるんだから、あとは家事を覚えるだけ。
この人は、外に出たかったのよ。
好きで引きこもっていたんじゃない。
姉を逆恨みしたのだって、姉が原因だと思ってたから。
本人が望まない引きこもり、続けさせてたのは誰なんだろ?
「ありのまま系支援者」じゃないといいけど。
と思っていたらこういう記事が出て
これは朗報、と思いました。
=====
発達障害者を支援する団体の全国組織、日本発達障害ネットワークの市川宏伸理事長(67)は「発達障害があるから犯罪を起こすわけではない。アスペルガー症候群の人の多くは、社会生活を営めており、独特な考え方や行動様式を周囲が理解し社会のルールを説明していれば、今回のような事件は起きなかった」と指摘する。
「発達障害者支援センターなど受け皿施設は整いつつあり、再犯を防ぐことは可能だ。今回の判決のように、障害を理由に社会復帰させないのは、差別と偏見でしかない」と訴えた。
=====
JDDの理事長がお出ましになるということは
何か支援が入るのでしょう。JDD的に。ギョーカイ的に。
それにね、ここに出ている情報からすると
発達障害者支援センターっていうのは、こういう人たちの受け皿なんだね。
みんな、知ってた?
知っといたほうがいいよ、この情報。
え〜と一部の保護者の間では
「受け皿がない、と司法が判断したことをギョーカイは重く受け止めてほしいよね」みたいな論調も見えましたけど
市川先生がこうおっしゃるということは
やはり津々浦々に一応設けられた「発達障害者支援センター」は受け皿なんですよ、皆さん。
心強いですね。
だから
これから三十年の引きこもり、なんていう人が行っても
門前払いしないってことですよ。
支援のしようがない、とか、支援者の力量不足、 とかそういうことはないわけですよ。
発達障害者支援センターは、どんな人でも支援する。
そして殺人事件を予防するんですよ。
これは朗報だなあ。
さて、ギョーカイが控訴審にどう対応するのか
見守ろうではありませんか。
まさかこの期に及んで死んだふりじゃないと思うし。
ギョーカイレベルでは、そういう対応するとして
個々の家庭レベルでは
「自閉っ子のための道徳入門」の出番ですわね。
6月の横浜のお勉強会では、瀧澤久美子さんが
「小さいときのどのような行為の放置が後の触法行為に結びつくか」しゃべってくださいましたけど
そういう対応が必要ですわね。
私はこの被告人の弁護団と違って
自閉症スペクトラムの人は法を守れるし、社会適応力があると思ってますよ。
「自閉っ子のための道徳入門」
「自閉っ子のための努力と手抜き入門」は、そのために作った本ですよ。
これはもう、大変な朗報ですね。
いや、どうも現実は、お偉いさんがそういう「幻」を見ているだけのようですね。いやいや残念。
判決、おおむね理解しますが、ただ一点のみ異議があります。
犯行は、この被告人および家庭の困難を厭うた自己決定・選択と、腐り気った性根がもたらしたものです。確かに自閉脳が悪い方向に作用していますが、自閉脳が殺人を引き起こしたのではありません。