定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

ぴかぴかの一年生が不登校するとき

2012-07-05 08:34:26 | 日記
さて、名誉健常者という忌まわしい言葉の産みの親。
今年、障害のある自分の息子が就学したらしい。
入学式で夫婦揃って感涙にむせんだというついーとを読んでいて
いい気なもんだなと思っていた。

自分の発言が、多くの人の心を傷つけた。
一人の障害を持った少年の家族が、迷惑を受けた。
それでも自分の子の就学には感激するもののようだ。

いい気なもんである。まったく。

ところが何週間もたたないうちに、このぴかぴかの一年生が登校しぶりを始めたと知り
私は経過を見守ることにした。

社会に適応することを、この母親は名誉健常者と言った。
ならば一年生にして登校しぶりの自慢の息子の不登校は、誇るべきものだろう。
手を打つ必要などない。一年生にして、息子は立派なニートへの道を歩み始めた。
登校しぶりに手を打ったりしないんでしょ、名誉健常者になっちゃうもんね〜と
私はそう話しかけてあげた。
そうしたら、「家族が誹謗中傷された」とか言っていた。おやおや。
私はこの人が、大地君を攻撃しなければ、存在など知らなかった。
注目していたのは、「あの社長さんの理想とするロールモデルは名誉健常者」とか、明らかに憶測に過ぎない情報を振りまいていたからだ。
ところが自分の加害性には一切気づいていない。
ほかならぬ自分のほうから障害のある少年の一人とその版元に関して虚偽の推測を臆面もなくし、それを流布したこと。
その結果、悪乗りした連中をたきつけ、少年の家族に迷惑をかけたこと
そういう自分が「やったこと」に気づかず、自分の息子が登校しぶりであるということ、そしてこれまで社会に適応しようと努力する障害者を「名誉健常者」と揶揄していたという事実をこちらが指摘しているだけで被害者になったつもりになる。
これが卑屈頭のゆがんだ認知である。脳みそが不自由。
この人たちの特徴は、自分はどんないんちきを言っても許されると決め付けていることだ。
障害児の保護者であるという事実に甘えきっていることだ。

ところがその後、私は愛甲修子さんと「自閉っ子のための道徳入門」を作り
ぴかぴかの一年生の不登校はよくあることであること
そこには登校しぶりの意味があり
対処法があるのを知った。


でもこの母親にはその情報は届かないだろう。
猿烏賊山では花風社の提供する情報は流通しないし
そもそも不登校した子どもはあっぱれだろう。登校を促すなんてそんな、名誉健常者ちっくなことはしないだろう。

結果的にいうと、廃棄物は自ら穴を掘り、こもった。
名誉健常者という忌まわしい言葉を生み出したその人間の息子が早くも小1で不登校を始めたとき
どういう対応をするのかそれなりに興味があったのだが
深追いはしないことにした。
自ら穴を掘って身を埋めてくれたのだ。
掘り返す必要はあるまい。
やすさんの言うとおり。
腐臭が有害である。

というわけで
小1での不登校。
愛甲さんによると、発達障害のお子さんの発達の経緯で、ヒントになる行いで
そして解決可能でした。
でもこのままなんの手も打たず、ニートへの道を歩んでも全然おーけーですよね。
万々歳の人生ですね。一生ニートでも。
吉川医師的には。

選択するのはね
それぞれのご家庭に自由があるんです。
立場はみんな偏っているんですよ。
だからその立場の偏りに、せめて自覚的でありましょう。
「頑張らせたくない」と思っているとき
頑張る人生を、子どもから取り上げているのだという自覚は持ったほうがいいですね。
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