この本
「精神障害者をどう裁くか」(岩波明著)
発売直後に買った覚えがあります。

奥付を見ると、2009年4月。
民事提訴と刑事告訴の準備が佳境に入っていた時期ですね。
買ったのは当然の流れでしょう。
でもどっかでなくしちゃってね(たぶん羽田空港)
別にいいや、と思ってそれ以来買わなかった。
今回、終了記念に買いました。
で、読んでて、P132まで来て、腰を抜かすほど驚いた。
いやあ、吉川センセイとか、そういうプロ中のプロは当然ご存知なのだと思いますが
どうしてこういう大事な情報が、あんまり表に出てこないんだろう。
書きますね。
え〜と、医療観察法っていうのがあります。
「自閉症裁判」でも取りざたされていた。
どっちかっていうと、批判的に。
弁護士団体の一部や精神科医の一部も批判しているようですが、池田小の事件をきっかけに成立したらしい。
障害を理由に検察が起訴猶予または不起訴を決めたとき、裁判所に申し立てを行い、医療のルートに乗せられる。そういうものがある、っていうのはご存知の方多いでしょう。
刑法39条と同じくらいには、知られているでしょう。
今回私が、不勉強だったな
知らなかったな
ていうかメジャーな先生たち、どうしてみんなに教えてあげないのよ、って思ったのは
対象者となる三つの条件の三つ目について。
3 さらに医療観察法における治療によって精神障害の病状が改善し、同様の他害行為の再発を防止し社会復帰ができるもの
そしてね
ここには知的障害者も発達障害者も含まれない。
なぜ?
おわかりでしょう。
「治療不可能」というのが共通の了解事項だからです。
治療不可能だから
医療のルートには乗りにくい。
だったら司法で裁かれるよね。
先日も取材のときに
「え、そんなことで起訴されるの?」という話を聞きましたが
そういう理由だったのか。
YTは自分が自閉症ということを前面に出してましたが
それはむしろ逆効果だったのかもね、戦略として。
さて、「犯罪と障害特性は関係がない」という主張と「障害があるから大目に見ろ」という主張を同時に繰り広げてきたことからもわかるように
発達障害の世界の人たちは、つじつまのあわないことを言ってきた。
「障害は親のせいではない」という主張のために「治療不可能」「一生治らない」と主張してきて
それがまあ、そこそこ信じられているおかげで
何か犯罪を起こしたとき、医療のルートに乗っけてもらいにくいようですね。
今後、どう出るんだろう、ギョーカイ。
見守りますわ。
でも高みの見物じゃないよ。
私は私の仕事をする。
普通の教え方とは違っても、きちんと教えればルールを守れる人たちだ。
志を同じくする人たちのために
せっせとそのための情報を集めてお知らせします。
というわけで明日も新幹線で日帰り出張。
行ってきます。
「精神障害者をどう裁くか」(岩波明著)
発売直後に買った覚えがあります。
奥付を見ると、2009年4月。
民事提訴と刑事告訴の準備が佳境に入っていた時期ですね。
買ったのは当然の流れでしょう。
でもどっかでなくしちゃってね(たぶん羽田空港)
別にいいや、と思ってそれ以来買わなかった。
今回、終了記念に買いました。
で、読んでて、P132まで来て、腰を抜かすほど驚いた。
いやあ、吉川センセイとか、そういうプロ中のプロは当然ご存知なのだと思いますが
どうしてこういう大事な情報が、あんまり表に出てこないんだろう。
書きますね。
え〜と、医療観察法っていうのがあります。
「自閉症裁判」でも取りざたされていた。
どっちかっていうと、批判的に。
弁護士団体の一部や精神科医の一部も批判しているようですが、池田小の事件をきっかけに成立したらしい。
障害を理由に検察が起訴猶予または不起訴を決めたとき、裁判所に申し立てを行い、医療のルートに乗せられる。そういうものがある、っていうのはご存知の方多いでしょう。
刑法39条と同じくらいには、知られているでしょう。
今回私が、不勉強だったな
知らなかったな
ていうかメジャーな先生たち、どうしてみんなに教えてあげないのよ、って思ったのは
対象者となる三つの条件の三つ目について。
3 さらに医療観察法における治療によって精神障害の病状が改善し、同様の他害行為の再発を防止し社会復帰ができるもの
そしてね
ここには知的障害者も発達障害者も含まれない。
なぜ?
おわかりでしょう。
「治療不可能」というのが共通の了解事項だからです。
治療不可能だから
医療のルートには乗りにくい。
だったら司法で裁かれるよね。
先日も取材のときに
「え、そんなことで起訴されるの?」という話を聞きましたが
そういう理由だったのか。
YTは自分が自閉症ということを前面に出してましたが
それはむしろ逆効果だったのかもね、戦略として。
さて、「犯罪と障害特性は関係がない」という主張と「障害があるから大目に見ろ」という主張を同時に繰り広げてきたことからもわかるように
発達障害の世界の人たちは、つじつまのあわないことを言ってきた。
「障害は親のせいではない」という主張のために「治療不可能」「一生治らない」と主張してきて
それがまあ、そこそこ信じられているおかげで
何か犯罪を起こしたとき、医療のルートに乗っけてもらいにくいようですね。
今後、どう出るんだろう、ギョーカイ。
見守りますわ。
でも高みの見物じゃないよ。
私は私の仕事をする。
普通の教え方とは違っても、きちんと教えればルールを守れる人たちだ。
志を同じくする人たちのために
せっせとそのための情報を集めてお知らせします。
というわけで明日も新幹線で日帰り出張。
行ってきます。
障害は親のせいではない=遺伝ではない
もうひとつ
=育て方のせいではない
発達障害の当事者として、発達障害の子どもを育てている母親として理解してきたことです。
発達障害の特性は、親から受け継がれたものだと思っています。
だって、親子ですから。
そして、発達障害に伴なう困難は、多くは親や身近な家族、そして地域や学校などの環境に恵まれなかったから、と考えています。
親の影響が全くないなんて、ありえないでしょう?
今までこの考えを、少なくとも常識的だと感じられる相手(協会関係者や主治医を含め)に言葉にして真っ向から否定されたことは一度もありません。
ニキさんと私は、「自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく」の時代にすでに「親デバイド」という言葉を使っています。親がどう取り組むかによって予後が違うのは当たり前。
今もリアルで出会う人たちは、その思いを自然に共有しています。
でもギョーカイメジャー論調では、何かを守るために言えないのでしょう。何を守っているかははっきりしないのですが。
そして保護者同士の横のつながりがなかったり、あまりリアルな交流のない人たちが、メジャー論調を真に受けているだけの話なのかもしれませんね。
またお越しくださいませ。
「遺伝とはけしからん! 差別だ!」って言ってるひとより実は障害に対する偏見が少ないんだろうな、といつも思っています。
「親デバイド」ですか。
子どもを見て育てた親が評価されちゃうのなら、一生懸命遺伝や治療の可能性を否定したくなるんでしょうか。
うちは大丈夫かな…?
少なくとも自分の子ども時代の環境を反面教師にして、自分が嫌だったことはしない、必要だったはずのものを与える、で育ててますが、自分の子育てに完全に自信なんてもてませんし、そうなると、私も、もしかしたら否定派に入りたくなる日が来るのかもしれないと思ったりします。
診断直後の情報収集ブームが去って、久しく当事者関与の本を読んでいませんでした。
ニキさんの本、久しぶりに読ませていただきますね。
完全な自信なんて、持つ必要はないんじゃないでしょうかね。
「深読み」ぜひ読んでみてくださいませ。先日も共著者のトニママさんと話していて、今日本が直面している問題についていろいろ答えが与えられているね、っていう話になりました。
またお越しくださいませ。