2012-09-10 05:48:00
佐藤初女さん。
テーマ:食べものと人昨日ブログ の続きです。
一期一会なお昼ご飯の後、
ご近所さんからの頂きものというたくさんの「大学芋」や、
地元銘菓の『大阪屋』の「錦玉」を出して下さり、
初女先生と一緒にお茶を飲みながら、
時間の流れが緩やかなおやつタイムを過ごしてましたが、
ここで、
私が持参した『こころの台所“園山”レシピ
』を、
一字一句丁寧に読みはじめて下さいました。
そして、
『園山 』名物の「肉じゃが」と「黒豆ぷりん」のページになると、
「あら、これ美味しそうね。食べてみたいわ」
「これ作るの大変だったでしょう。えらいわねぇ」と先生。
言葉にできない嬉しさから、
感極まり、
蚊の鳴くような声で、
「はい、本当においしいので、食べてほしいです」と伝えてました。
声が小さすぎて、
先生の耳に伝わってないかもしれませんが、
その後すぐに先生から、
「今日はお休み?」と聞かれたので、
「いえ、すぐに東京に帰って仕事ですよ。夜は自分のお店に行きます」と返すと、
「そう、私と一緒ね。 私も自分がいなかったら、ここを開かないの」と。
私はこれまで何度か、
「店に自分がいない日を作った方がいいよ。もたないでしょ」と言われ、
確かに、時々行かない日を作ろうかなって思った時もありましたが、
お店を6年間続けてきて、
やはり自分が行けない日はお店を開けられないんです。
自分の名字をつけた自分の店ですし、
自分で自分の店に立つということが、
お客様に対しての礼儀であり、
使命だと思ってのことです。
店に毎晩立つのが正しいのか、そうでないのかなんて分かりませんが、
それが、
責任と覚悟を持っての自分自身の決め事です。
初女先生には、
「あと半年でお店を閉めるんですけどね」と伝えると、
「そう」の一言だけが返ってきましたが、
何か妙に重く深い意味を持つ言葉として伝わってきました。
さらに、
「日本は、これからますます農業よね」と先生。
先生と過ごした『森のイスキア』は、
生い茂った緑、
ブランコ、
朝一番のおいしいにおい、
お日さまのキラキラした笑顔に包まれてました。
世界中で一番会いたかった人に会って、
1時間半が経ってましたが、
あと残り30分の『森のイスキア』物語は、
明日のブログに渡します。
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