http://book.asahi.com/news/TKY200905010259.html
<引用開始>
盗作疑惑が持ち上がってから回収決定まで時間がかかった理由については、「執筆当時の資料が破棄され、著作権者の確認作業に時間がかかったため」としている。鶴巻社長は「謝罪文掲載についても誠意を持って対応していきたい」と話した。
<引用終了>
執筆当時の資料は著者である私が持っている必然性、つまり、鶴巻社長は虚偽の説明をしていることに疑問を抱かない人はどれだけいるでしょうか。極めて悪質な行為であり、偽計業務妨害罪(虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の業務を妨害する罪)に該当すると私は考えます。
朝日新聞は現在でもこの記事を公開しているということは、事実と異なることを報道していることになります。そもそも論として、なぜ著者にインタビューを申し入れなかったのでしょうか。このブログに記している通り、著者である私はあの汚い江川事件から読売が大嫌いになり、以後朝日新聞しか購読してこなかったというまぎれもない事実があります。朝日新聞の取材であれば著者の私は喜んで取材を受けたと思います。おそらく、鶴巻社長が「中村は病気で動けない」くらいのウソをついたのでしょう。
すべてが「中村外しという策略」のもとで進められていたようです。読売新聞の報道から10日ほどでサンクチュアリ出版は私からの電話にでなくなりました。私には一切の情報を与えないという策略でした。しかしながら私は、当時私を後方支援してくれていた東村山市議矢野穂積議員からのアドバイスで、サンクチュアリ出版に以下のような文書を送っています。
平成21年5月2日
サンクチュアリ出版
代表取締役
鶴巻謙介様
「最後のパレード」回収等措置の撤回について(申し入れ)
株式会社 外部の専門家
中村 克
表題の件、下記の通り、ただちに対応されるよう、著作権者として強く申し入れます。
記
1要望内容
「最後のパレード」の回収、謝罪文公表を即刻中止するとともに、5月1日付で発信した「最後のパレード」回収についての声明文書の内容を撤回して頂きたい。
2理由
取り交わした「出版契約書」の遵守事項(7条、13条、28条)に抵触しており、著作物の内容にまで立ち至って、報道発表が一方的になされることは、発行者の権限を逸脱するものであって、著作権法が定める著作権者たる中村克の著作権全般を侵害するものであり、認められない。
とりわけ、第三者に権利侵害が発生しているか否かについては(第7条)、さまざまな見解がなされているところであり、判断の定まっていない現在にあって、著作物「最後のパレード」の自主回収、謝罪文公表を行うことは、当方に、回復し難い多大な不利益が発生する恐れがある。
3 今後の対応
前記「出版契約書」に基づき、信義をもって協議し、速やかに両社間で合意を形成していきたい。
以上
<転載終了>
朝日新聞は、著者である私にインタビューをしないという公正性を欠いた記事を今でも公開しています。朝日新聞に直接抗議の文書を出したいと思います。
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