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仏 原発トラブル“放射性物質漏れなし”9月6日 4時27分
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フランス東部にある、国内で最も古い原子力発電所で水蒸気が発生するトラブルがありましたが、原発を管理するフランス電力では、放射性物質が漏れ出すなどの影響はないとしています。
フランス東部、ドイツとスイスの国境に近いフェッセンハイム原子力発電所で5日、水蒸気が発生するトラブルがありました。
原発を管理するフランス電力は、原子炉から離れた関連施設で作業員が過酸化水素水を扱っている際に化学反応で水蒸気が発生したと説明していて、放射性物質が漏れ出すなどの影響はないとしています。
このトラブルで、原発作業員の組合によりますと、作業員2人が軽いやけどを負ったということです。バト環境相は「安全性に関わるトラブルではないが、詳しい原因は調査中だ」とする声明を発表しました。
2つの原子炉が稼働するフェッセンハイム原発では、ことし4月にも小規模な火災が起きています。フェッセンハイム原発は、34年前に運転が開始されたフランス国内で最も古い原子力発電所で、老朽化が指摘され、ことし5月に就任したオランド大統領は任期中に閉鎖することを公約に掲げています。
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