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米兵の被ばく線量サイト開設
9月6日 15時26分

米兵の被ばく線量サイト開設
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東日本大震災後に支援活動に参加したアメリカ軍の兵士や日本にいたその家族などが、原発事故の影響による被ばく線量の推定値を確認できるインターネットのサイトをアメリカ国防総省が開設しました。

5日、アメリカ国防総省が開設したこのサイトは、在日アメリカ軍基地や震災後に支援活動が行われた場所など13か所で、震災翌日から2か月の間の全身の被ばく線量と甲状腺の被ばく線量が、推定値で年齢層ごとに調べられるようになっています。
例えば、17歳以上の男女で最も被ばく線量が高いと推定されるのは13か所のうちで東京電力福島第一原発に一番近い仙台市で、2か月間の全身の被ばく線量は1.2ミリシーベルト、甲状腺の被ばく線量は12ミリシーベルトと推定されています。
ただ、この数値は1日24時間、屋外で激しい運動を続けた場合の推定値だとして、健康への影響が懸念されるレベルではないと説明されています。
また、国防総省は、日本にいて支援活動に加わるなどした兵士やその家族などおよそ7万人を対象に、このサイトを通じて震災後にいた場所などを報告すれば、個人の被ばく線量の推定値を確認できるよう、ことし中に整備することにしています。

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