祝１０周年　タキツバ　１０年ぶり東京ドーム公演

　人気デュオ「タッキー＆翼」の滝沢秀明（３０）と今井翼（３０）が９日、東京ドームで、ＣＤデビュー１０周年記念コンサートの２日目公演を開催。山下智久（２７）をはじめ、Ａ．Ｂ．Ｃ−ＺやＫｉｓ−Ｍｙ−Ｆｔ２、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅら後輩９組もゲスト出演し、約４万５０００人のファンとともにお祭り騒ぎをした。

　２人は、２００２年９月１１日にアルバム「Ｈａｔａｃｈｉ」でデビュー。東京ドーム公演は、同年１０月のデビューコンサート以来１０年ぶりとなる。

　公演前に会見して１０年間を振り返った２人。写真撮影の際、滝沢が「１」、翼が「０」を手で作り、寄せ合って１０周年の「１０」を表したとき、「なんか結婚式みたい」と照れ合った。翼は「来年あたり、彼（滝沢）に土地を買ってもらって、２人の住みかを準備しないと」とジョークを飛ばして笑わせた。

　デビュー記念日の１１日に１０周年記念アルバム「ＴＥＮ」を発売し、１２日からは１０周年記念日本列島縦断コンサート（１６公演）がスタートする。公演の最後に滝沢は「こうして東京ドームに帰ってくることができたのは、ファンの方があったからこそ。あらためて相方が翼でよかったと思います」とニッコリ。さらなる飛躍に向けて２人の“夢物語”はまだまだ続く。

　ステージには、８１年８月に後楽園球場で、近藤真彦（４８）、田原俊彦（５１）、野村義男（４７）の３人が行った「たのきん３球コンサート」をベースに花道を設置。火、水、フライングありの豪華セットとなった。「近藤真彦さんが『マッチ』と呼ばれているように、いつまでも『タキツバ』と呼ばれる存在でありたい」（滝沢）という思いが込められている。

　前方の両サイドには、当時と同様に大型クレーン車（高さ２５メートル）を設置。アリーナには客を一切入れない珍しいステージで、滝沢はグラウンドの外周と花道をバイクで走り回ったほか、トーチを持ってメーンステージの上空の聖火台までフライングし、火を付ける演出も。また、後輩Ｋｉｓ−Ｍｙ−Ｆｔ２が「ＷＡＮＮＡ　ＢＥＥＥ！！！」を歌唱中に乱入し、初のローラースケートパフォーマンスを披露した。