ロシア天然ガス:日本企業の参入続々

毎日新聞 2012年09月08日 00時02分(最終更新 09月08日 00時37分)

ウラジオストクの発電所に納入された川崎重工のガスタービン=2012年9月7日、丸山進撮影
ウラジオストクの発電所に納入された川崎重工のガスタービン=2012年9月7日、丸山進撮影

 欧州経済が債務危機問題で落ち込む中、ロシア側は極東開発を通じて成長力の高い新興国が集中するアジア地域との経済的な結び付きを強めたい考え。ロシア産天然ガスをアジア各国に輸出するだけでなく、日本を含むアジアからの投資マネーや技術を活用して、極東地域などの石油化学工業を集積。雇用を創出することも狙っている。

 一方、川崎重工が今回のAPEC開催に合わせて納入したガスタービン施設は、天然ガスを燃やして発電機を回し電気を作り、その排熱で暖房用の温水を生み出す最新鋭の環境に優しいコージェネレーションシステム。ウラジオストクの発電所への導入を決めた極東電力のパラモニク副社長は「オランダやアメリカの会社も調達先の候補に挙がったが、エネルギー使用効率の高さと環境負荷の低さが決め手になった」と、日本の環境技術力の高さを評価した。川崎重工は「今回のウラジオストクへの納入実績をロシアでのコジェネなどの受注拡大につなげたい」と意気込んでいる。

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