大阪市西成区のPR大使に就任し、ポーズをとる上方落語協会会長の桂文枝。右は臣永正広区長=10日午前、西成区役所【拡大】
上方落語協会会長の桂文枝(69)が10日、橋下徹大阪市長が地域活性化に力を入れる大阪市西成区で、PR大使に就いた。就任式で早速「人情味あふれる街です。どうか西成へ“いらっしゃ~い”」とおなじみのギャグでアピールした。
文枝は1960年代半ば、入門した先代桂文枝の西成区の自宅に住み込み、桂三枝として落語家生活を始めた。「師匠に頼まれ、すててこ姿でうどんを買いに行っても誰もとがめなかった」とおおらかな土地柄の思い出を語った。
西成区は、生活保護世帯が多いなど行政課題が山積。臣永正広区長は「文枝さんが公演で西成の魅力を語ってくれれば、イメージアップができる」と期待を込めた。(共同)