6歳未満脳死判定:「両親の決断に敬意」移植ネット

毎日新聞 2012年06月14日 22時15分(最終更新 06月15日 00時03分)

6歳未満の男児に脳死判定が出され、今後の予定を説明する富山大病院医薬系病院事務部の丸田由男・総務企画グループ長(中央)=富山市で2012年6月14日、小松雄介撮影
6歳未満の男児に脳死判定が出され、今後の予定を説明する富山大病院医薬系病院事務部の丸田由男・総務企画グループ長(中央)=富山市で2012年6月14日、小松雄介撮影

 「小さい子供を亡くした悲しみの中での決断に敬意を表したい」。6歳未満の子供が初めて脳死と判定された14日の夜、日本臓器移植ネットワークは厚生労働省で記者会見を開き、両親への感謝の言葉を述べた。6歳未満はより厳格な判定基準が適用されるだけに「通常より慎重を期した」と強調する一方、男児や両親の詳しい情報については「(答えを)控えさせていただく」を連発。具体的な説明を避ける場面が目立った。

 50人以上の報道陣が詰めかけた厚労省の記者会見室。移植ネットの芦刈淳太郎・医療本部長と厚労省の間(はざま)隆一郎・臓器移植対策室長はネクタイにスーツ姿で会見に臨んだ。冒頭の約10分間、芦刈本部長がフラッシュを浴びながら報道陣に配布した脳死判定の概要資料を読み上げ、両親の「息子を誇りに思っています」とするコメントを淡々と紹介した。

 質疑で今回の脳死判定への受け止めを問われると、芦刈本部長は付箋を付けた手元の資料に沿って「謹んで哀悼の意を表します」と所感を述べ、間室長も「敬意を表したい」と続けた。

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