内閣支持率 30%台を回復9月10日 19時23分
NHKが行った世論調査によりますと、野田内閣を「支持する」と答えた人は、先月より3ポイント上がって31%となり、5か月ぶりに30%台を回復したのに対し、「支持しない」と答えた人は3ポイント下がって53%でした。
NHKは、今月7日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは1623人で、65%に当たる1060人から回答を得ました。
それによりますと、野田内閣を「支持する」と答えた人は、先月より3ポイント上がって31%となり、ことし4月以来、5か月ぶりに30%台を回復しました。
一方、「支持しない」と答えた人は、先月より3ポイント下がって、53%でした。
支持する理由では、▽「ほかの内閣よりよさそうだから」が40%、▽「人柄が信頼できるから」が32%だったのに対し、支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が46%、▽「実行力がないから」が26%などとなっています。
次に、政権交代によって、民主党を中心とした政権が発足して3年がたちましたが、3年前の衆議院選挙の結果、政権交代が起きたことの評価を聞いたところ、▽「よかった」が30%で、2年前の調査より28ポイント下がる一方、▽「悪かった」が24%で、2年前より16ポイント上がり、▽「どちらともいえない」が42%でした。
一方、自民党が、消費税率引き上げ法の成立に協力する一方で、消費税率引き上げ法に反対する内容の野田総理大臣に対する問責決議に賛成したことについて、自民党の対応を評価するかどうか聞いたところ、▽「大いに評価する」が3%、▽「ある程度評価する」が20%、▽「あまり評価しない」が39%、▽「まったく評価しない」が31%でした。
また、民主党の代表選挙について、野田総理大臣が民主党の代表に再選されることが望ましいかどうか聞いたところ、▽「望ましい」が32%、▽「望ましくない」が20%、▽「どちらともいえない」が43%でした。
一方、自民党の総裁選挙では、次の衆議院選挙後の政権の枠組みが争点の1つとなる見通しですが、自民党の望ましい連携の在り方を聞いたところ、▽「民主・自民・公明の3党での連携」が17%、▽「大阪維新の会との連携」が16%、▽「どちらともいえない」が57%でした。
大阪市の橋下市長が率いる「大阪維新の会」が結成する新党について、期待するかどうか聞いたところ、▽「大いに期待する」が12%、▽「ある程度期待する」が42%、▽「あまり期待しない」が26%、▽「まったく期待しない」が14%でした。
そのうえで、「大阪維新の会」が結成する新党に、「大いに期待する」と「ある程度期待する」と答えた人に対し、その理由を尋ねたところ、▽「ほかの政党よりよさそうだから」が40%、▽「大阪維新の会のこれまでの活動が評価できるから」が29%、▽「橋下市長が中心の政党だから」が15%でした。
衆議院の解散・総選挙をいつ行うべきかについては、▽「秋の臨時国会を開いて解散すべきだ」が33%、▽「来年1月からの通常国会で早い時期に解散すべきだ」が23%、▽「来年夏の衆議院の任期満了のころまで解散する必要はない」が33%でした。
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