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経済

阪急阪神百貨店、郊外店を改装 地域性に合わせ 

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2014年春までの改装が決まった「あまがさき阪神」=尼崎市潮江1

2014年春までの改装が決まった「あまがさき阪神」=尼崎市潮江1

 阪急阪神百貨店(大阪市)は、川西阪急(川西市)など兵庫県内4店を含む全国計7店の郊外型店舗を2014年春までに順次改装する。総投資額は20〜30億円。建て替え工事中の阪急梅田本店(大阪市)の11月全面開業に対応。郊外店の店づくりを見直し、地域の特性に合わせた店舗に一新する。(井垣和子)

 県内のほかの対象店舗は、あまがさき阪神(尼崎市)▽宝塚阪急(宝塚市)▽三田阪急(三田市)。売り場面積はいずれも2万平方メートル未満。

 郊外店は、梅田本店の周辺地域に集中して出店する「ドミナント戦略」として展開してきた。これまで本店をモデルにした店づくりを基本にしていたが、今回の改装で路線を変更する。

 周辺地域の年齢層や家族構成、生活様式など店ごとに地域性を反映させる計画。兵庫県内の店舗でも、子育て世代の多い地域では子ども用のトイレを増やすなど、街のニーズを反映させる。また周辺のイベント情報の発信や交流の場となるカフェの設置などを含めて計画していく。

 近年、郊外型ショッピングセンターなどとの競争が激化しており、改装で集客力を高めたい考え。同社は「梅田本店のミニチュア型では存在価値を感じてもらえない。個性を打ち出し魅力ある店づくりを目指す」としている。

(2012/09/06 21:56)

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