猫は発見当時、動くことができず丸くなって横たわっていた。この猫が生き延びると思った人は誰もいなかったという。だが猫は一命を取り留めただけでなく、米国で新たな家族を得た。
新たな飼い主はカリフォルニアの動物介護センターによって80人の候補者の中から選ばれた。猫は「ニーハオ」と名づけられ、近いうちにロサンゼルス郊外の新たな家族のもとに引き取られる予定。AP通信が伝えた。
猫を診察した獣医らによると、3週間飲まず食わずで生き残るのは非常に稀なケースだという。恐らく「ニーハオ」は、「航海」に出る前、お腹一杯食べていたと思われる。
貨物室の中で発見された「ニーハオ」は、動物病院へ運ばれ、集中治療を受けた。「ニーハオ」は数週間の間に次第に回復しただが、今も弱々しい状態。旅の間何も食べなかったことで筋萎縮が起こり、軽く足をひいているという。だが獣医らによると、「ニーハオ」は驚くべき生きる意思を見せており、「不運」の後、非常に早い速度で回復しているという。
Lenta.ruより