そういう状況なんですから、野田(佳彦)総理にはプーチン(ロシア大統領)さんとうまく話をしてほしいところです。まずは北方領土問題を進め、併せて中国と韓国を牽制できる仕組みを作れないものか?
いずれにしても野田内閣には解散までに、今のゴタゴタが武力衝突にならないような枠組みを作るところまでやってもらわないと困ります。今は選挙なんてやってる場合じゃありません
中国、韓国に対する首相官邸の対応は評価できる
中国、韓国との一連の外交問題をめぐる外務省の働きは、褒められたものじゃありません。
首相官邸の指示を受けて右往左往しているだけです。偏差値が高いだけの秀才ばかりだからなのか、予定外のことが起きるとどうしたらいいか分からなくなるんですね。
その点、今の民主党政権、首相官邸は私のように外交を専門的にやってきた人間から見てもなかなかよくやっています。
李明博大統領が竹島に上陸した日に、「抗議の意思を示すために」駐韓大使を帰国させたり、通貨スワップについて追加的なことはしないと表明したり、品を保ちながらもしっかり打撃を与えている。
民主党政権には自分たちがやっていることをもっときちんと説明しろと言いたいですね。実はかなり強硬なことをやっているんだと。
外務副大臣をやっている山口壮さんという人が、民放のテレビで韓流スターについてコメントしたんです。「申し訳ないけど、彼はもう日本には来られないんじゃないですか。国民感情がありますから」と言いました。
例えばK-POPのマーケットは、韓国を1とすると日本は40ぐらいですよね。そういうことを背景に、日本国民の感情を逆撫でするとどうなるかというシグナルを出しているわけですよ。
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