原発危険度:24基「即時廃炉」 超党派議員がランキング
毎日新聞 2012年06月28日 23時00分(最終更新 06月28日 23時10分)
10年間の運転延長が認められた関西電力美浜原発2号機(福井県)も、91年2月に緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動する事故があったことから、即時廃炉を主張した。
「順次廃炉」を求める26基のランキングでは、関電大飯原発1、2号機(同)が地盤の危険度が満点の5となるなど、計10.75で1位。運転開始から40年が経過した美浜1号機は原子炉の危険度が4.6などで3位となった。政府が再稼働を決定した大飯3、4号機は12位だった。
同会は民主、自民、公明、みんな、共産、社民、新党きづなの7党の衆参議員10人で構成。山内康一衆院議員(みんな)は「ドイツのように危険な原発から順に廃炉とする発想で、脱原発を考えるたたき台にしたい」と説明した。【笈田直樹】