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7月の経常収支 黒字幅が縮小9月10日 9時14分
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ことし7月の日本の経常収支は、6200億円余りの黒字となったものの、ヨーロッパの信用不安の影響で世界経済が減速し輸出の減少が続いたことから、黒字の幅は17か月連続で前の年の同じ月より縮小しました。
財務省の発表によりますと、海外とのモノのやり取りを示すことし7月の日本の貿易収支は3736億円の赤字と2か月ぶりに赤字に転じました。
これはヨーロッパの信用不安に伴って、経済の停滞が続くヨーロッパ向けの輸出が大幅に減ったことに加え、この影響で景気が減速している中国への輸出も減少したことが大きく響いています。
一方、海外との配当金や利子などのやり取りを示す所得収支は1兆4221億円の黒字となり、黒字の幅は去年の同じ月より13.6%拡大しました。
この結果、経常収支は6254億円の黒字となったものの、黒字の幅は去年の同じ月に比べて40.6%減り、17か月連続で縮小しました。
財務省では、「このところ値上がりが続いている原油価格といったエネルギー価格や、海外経済の動向を注意深く見ていきたい」と話しています。
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