エイプリルフールに見つけた恋

40代ミセスの恋ブログ。
注意:不倫、性描写など、不快に思われる方は、スルーしましょう。

ジンの瘤

2012年09月08日 | 日記
ジンのせなかにある アテローム


高さ1.5cm 直径5センチ以上になっている


ネットなどで調べると・・・



ほおってくと 化膿する場合が多く


それは激痛をともなう。


それから病院にいくと癒着した膿をだすために 切っても縫合できず、


自然にふさがるのを待つなど


さらに激痛をともなう治療を余儀なくされるとあった。




まだ 化膿していないときに 病院にいくようにすすめて



今回手術することになった(1時間で日帰り)





ジンはこのアテロームは2回目


1度目は化膿していたので


痛みを知っている

麻酔の注射の痛みなど、生々しく記憶が蘇るらしく

身体か拒否反応を起こしていた。



一緒にいってあげるからね。

そう約束したから、会議の代休をとり、

一緒に病院へ


受付を済まし、手術室のあるフロアーに案内された。


看護士さんは、私を奥さんと思ったらしく


「ここでお待ちくださいね。一時間くらいで終わりますよ」と、ジンと私を見ながら説明してくれた。


ジンが緊張しているのがわかった。


指先が冷たく、笑顔がぎこちなくなっていたから。


手術室にむかうジンに片手でファイトポーズを送った。


それから、工事関連の私用電話を二件かけ、日当たりのよい待合コーナーでまつ。



いたいだろうな?


局部麻酔は、いたいんだよね。


音も聞こえるし、気持ちわるいもんね。


私は子供の頃の盲腸の手術を頭をフル回転して思い出し、ジンの気持ちを体感する努力をした。


大丈夫かな?


なんだか心配で、持って来ていた本に集中できなかった。

ラスト20分くらいで、やっと本の内容があたまに入りはじめた。





誰かが肩を抑えたので振り向くと、白い顔のジンがいた。


白粉でもつけてるのかと思うくらいの白さは、ジンの顔色だった。


看護士さんに頭をさげ、「泣いてませんでしたか?」


と聞くと、MAXのナナに似た看護士さんは、


「泣いてましたよ」って 茶目っ気たっぷりに答えてくれた。





会計を済ませるころには、ジンの顔色も元にもどり、ホッとした。


本を読んでいるときに、看護士さんは、わたしをジンの苗字で読んでいたらしい。


聞こえの悪い私は、肩に触れられるまで


わからなかったのだ。



あー悔しい。ジンの名前で振り向きたかったよ(;_;)



でもジンは、喜んでくれた。



「俺たち普通に夫婦にみえるんだね。あーはやく本物の夫婦になりたいなあ。


 でも、サキが一緒にきてくれて 心強かったよ ほんとにありがとう」




 

 ほんとはね、ジン




 背中のコブをとれば ジンのこれまでの苦しみとか 背負っているものも



 一緒にとれるのかな・・・ってね




 コブの背中に これからは 羽をつけて



 羽ばたこうね。






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アテローム ほんとはね
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