法制審諮問:「無謀運転」厳罰化へ 期待と懸念、交錯

毎日新聞 2012年09月07日 19時49分(最終更新 09月07日 20時46分)

 滝実法相は7日、自動車の無謀運転事故に対する罰則の整備と、少年法の見直しを法制審議会に諮問した。京都府亀岡市で4月、集団登校中の児童ら10人がはねられて死傷した事故などの遺族らの訴えを受けた措置。交通事故や少年事件の被害者側からは期待の声が上がったが、専門家からは厳罰化傾向に対する懸念も示された。

 無謀運転の罰則整備は(1)飲酒か薬物の影響(2)ハンドル操作が困難な高速度(3)人や他の車の通行を妨害する割り込み(4)高速での意図的な信号無視−−の4類型に限られた危険運転致死傷罪(最高刑・懲役20年)に新しい類型を加える▽自動車運転過失致死傷罪(同7年)の法定刑を引き上げる▽両罪の間に位置する新しい罪名を設ける−−の3案がある。

 「交通事故被害者家族ネットワーク」の児玉正弘理事長(65)は「あまりにひどい事故が相次いでいる。無免許も含め悪質なケースは、全て一番重い危険運転致死傷罪が適用されるようにすべきだ」と話す。

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