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【グラニュース】


佐藤「クロスの精度上げる」

2012年9月10日 紙面から

 名古屋グランパスのルーキーDF佐藤和樹(19)が9日、ピンポイントクロスの習得を誓った。8日の天皇杯FC刈谷戦でスタメンでプロ初出場を飾ったものの、攻撃面で見せ場をつくれなかったことを反省。クロスボールの精度アップを最重要課題に挙げた。9日はMF田鍋陵太(19)とともに愛知県みよし市内で行われたサッカー教室にゲスト参加した。

 プロサッカー選手として一歩を踏み出したFC刈谷戦から一夜明け、佐藤の頭を占めていたのは勝利の達成感よりも悔しさだった。「スッキリしていない。もっと攻撃的にいこうと思っていましたが」。反省の言葉が次々と口をついた。

 不完全燃焼の最大の原因は、左足のキックの精度がいまひとつだったこと。オーバーラップから何本かクロスを上げたものの、味方の頭にピタリと合う場面はなかった。「本数は上げていたんですけど、あれでは。1度のクロスで1アシストする方がいい。精度をもっと上げていかないと」と神妙な面持ちで語った。

 力は着実についている。U−19日本代表では今春まで控えだったが、最近はレギュラーに定着。佐藤は「普段試合に出ていないので不安はありますが、代表で『間違っていない』と確認できた。代表では余裕を持ってプレーできる」。グランパスのハイレベルな練習でもまれている成果は、血となり肉となっている。

 あとはチームでも成長を証明すること。佐藤は「呼吸が合っていない部分はあるかもしれません。もっと意識を高く練習に臨みたい」。プロ初出場の経験を土台に、レギュラーの阿部を脅かすような左サイドバックへと進化する。 (木村尚公)

 

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