『刑事被告人・小沢一郎』(989)
『刑事被告人・小沢一郎』(989)
「悪徳・金権政治屋・小沢一郎」は再び「刑事被告人・小沢一郎」に逆戻りしました。本人は勿論ですが周辺の「小沢狂信者」達も強いショックを受けたようです。冷静に考えれば「控訴」は当然の結果です。
1審裁判の判断を批判しようとは思いません。それも一つの結論でしょう。しかし、裁判官とて人間です。間違った判断を下す事もあります。故に「控訴・上告」という3審制の裁判制度が存在するのです。
改めて「東京高等裁判所」にて第2審の裁判が行われます。早ければ来年春にも新しい判断が下されるでしょう。国民の期待に応える決断を下した「3人の指定弁護士」に心から拍手を贈りたいと思います。
愈々、9月26日から「小沢被告の控訴審初公判」が始まります。完全に「衆院解散総選挙」と重なります。マスコミは絶好の材料として報道合戦を始めるでしょう。その結果どうなるでしょうね?。
「国民の生活が第一」は現有衆院議員37人中、29人の公認を発表しました。残りの8人は現職でありながら漏れてしまいました。結党当時は全国に候補者100人以上を擁立すると息巻いていました。
本当に100人以上の候補者が確保できるでしょうか、お手並み拝見ですね。今年度の「政党助成金」は1銭も入ってこない現状では、民主党岩手県連の金庫から略奪した資金が頼りでしょう。
吝嗇で金銭に細かい「小沢被告」にとって、前回の衆院選のように、民主党の金庫が自由に使えない現在。裁判で有名になった「大金庫」に溜め込んだ「現金」を、選挙に注ぎ込む気は毛頭ないでしょう。
とすれば「国民の生活が第一」の選挙資金は何処から出てくるでしょう。銀行融資を頼んでも「りそな銀行」は、有力な担保がなければ貸し出すはずもありません。かの4億円も預金が担保だったのです。
まして、民主党の幹事長だっただった時と、情勢は180度変わっています。「国民の生活が第一」という海のものとも山のものとも分からぬ政党に、危険な融資をする金融機関なぞ有る筈もありません。
「解散総選挙」は目前に迫っています。第1次公認の29人に払った「公認料」が精いっぱいだったのかもしれません。「10年後の全原発廃炉」を打ち出した為、財界の援助は不可能になりました。
「脱原発」を願う国民を取り込もうとすれば、資金源である「経済界」に総スカンを食う結果になりました。虻蜂取らずの政策で「解散総選挙」に勝てる目算が立っているのでしょうか!。
『国民の命を守るために、エネルギー政策を大転換して、10年後を目途に原発をゼロにする』と大見得を切ったが、そのための方策は何も示さず、絵に描いた餅を並べても、誰が信じることでしょうか!。
「原発ゼロ」とするには、幾多の段階と障害を乗り越える手段が必要です。「福島第一原発事故」の処理さえままならぬ現状で、何を世迷言を言っているのか。ポピリズム(迎合主義)の典型でしかない。
真正面から「国民の生活が第一」だと思うなら、いい加減な政策を並べないほうが身のためではないでしょうか。地道に国民生活を救う道を手段を提示して、好感を呼ぶ方法を採るべきでしょう。
熱海の爺
追伸・此のままでは「国民の生活が第一」は、次の衆院選で惨敗する事は免れません。当初、10人前後は生き残るかと予測しましたが、現実は厳しく数人が辛うじて残る可能性を秘めていますね。
哀れ「刑事被告人・小沢一郎」は、裁判の結果の出る前に、政治生命を断たれていることになります。この現実を知るのは間もなく始まる「衆院解散・総選挙」の結果が出る日でしょう。残念ですね。
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