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数値目標を踏まえた節電へのご協力のお礼

 今夏は、節電にご協力いただき、誠にありがとうございます。

 当社は、原子力発電所の運転停止が継続し、今夏の需給状況が厳しい見通しであったことから、お客さまに、7月2日から9月7日までの平日において、一昨年の使用最大電力のマイナス10%以上を目標とした節電へのご協力をお願いしてまいりました。

※お盆期間(8月13日~8月15日)を除く

 また、万が一の不測の事態への最終的な備えとして、同期間において、計画停電についても準備してまいりました。
 お客さまには、大変なご心配とご迷惑をお掛けしました。特に計画停電に関するお知らせにつきましては、当社の説明不足等もあり誤解や混乱等を招きましたことを深くお詫び申し上げます。

 このような状況の中、今夏の最大電力需要は、お客さまの節電へのご協力などにより、期間を通して、気温の影響を除くと、一昨年比マイナス10%程度低く推移しました。
 また、供給面においては、他電力からの応援融通の受電や取引市場からの電力調達など、追加供給力確保に向けた取組みをおこなった結果、電力供給に大きな支障は生じませんでした。

 皆さまの節電へのご協力に対しまして重ねてお礼申し上げます。
 当社は、今後とも、電力安定供給確保に向けて社員一丸となって最大限の努力を尽くしてまいります。

 本日9月7日をもって、数値目標を設定した節電のお願い期間、ならびに計画停電の準備期間は終了いたしますが、今後、夏季に稼動した発電所の点検・補修などを行う必要があることから、当面は厳しい需給状況が予想されます。
 お客さまにおかれましては、今後とも「生活や経済活動に支障のない範囲での節電」にご協力いただきますようお願いいたします。

今夏の気象と時間最大電力の推移

  • 7月中旬までは九州北部で豪雨となるなど、天候不順が続き、7月23日に平年より遅く梅雨明けしました。
  • その後、7月下旬から8月上旬にかけては、最高気温が平年を上回る日が続きました。 【7月26日に時間最大電力を記録】
  • 8月のお盆以降には、太平洋高気圧が強まり、高気温となる日が続きました。ただし、この時期は、上空の寒気の影響を受け大気が不安定となったことから、午後からの雷雨が多発しました。【時間最大電力は低く推移】
  • このため、九州全域が一様に高気温となる日が少なく、更に8月の最高気温は一昨年より低く推移しました。

最高気温(九州7県平均)の推移

最高気温(九州7県平均)の推移のグラフ
凡例

時間最大電力(発電端)の推移

時間最大電力(発電端)の推移のグラフ
凡例

最高気温実績(九州7県平均)

最高気温実績(九州7県平均)の表

梅雨明けの時期

  九州北部 九州南部
平成24年度

7月23日

7月23日
平成23年度 7月8日 7月8日
平成22年度 7月17日 7月20日
平年 7月19日 7月14日

時間最大電力と当日最高気温の年度別推移

  • 今夏の時間最大電力 1,521万kWは、平成6~9年度夏季相当程度の水準です。
  • また、昨冬の時間最大電力 1,538万kWを17万kW下回りました。
時間最大電力と当日最高気温の年度別推移のグラフ
[参考] 昨冬の時間最大電力
2月2日(木曜日)19時
1,538万kW
九州7県平均気温:2.1度
注)平成24年度 需要見通し(1,634万kW)の前提条件
 ・昨夏相当の節電(一昨年比マイナス7%)を織込み
 ・気温は、猛暑であった平成22年度並み(34.8度)

今夏の電力需要実績

最大電力と気温の相関

最大電力と気温の相関のグラフ

用途別の節電効果等(一昨年比)

  期間平均(平日)
家庭用(一般のお客さま) マイナス12%(マイナス50万kW)程度
業務用(オフィスビルなど) マイナス10%(マイナス70万kW)程度
産業用(工場など) マイナス7%(マイナス30万kW)程度
  期間平均(平日)
家庭用 マイナス12%(マイナス50万kW)程度
500kW未満 マイナス9%(マイナス60万kW)程度
500kW以上 マイナス8%(マイナス40万kW)程度
期間は7月2日~8月31日までの平日(お盆期間(8月13日~8月15日)を除く)

時間最大電力と供給力の推移

時間最大電力と供給力の推移

時間最大電力と供給力の推移のグラフ

使用率の推移

使用率の推移のグラフ

今夏の需給実績

今夏の需給実績のグラフ

需給変動リスクの影響

  • 今夏は、原子力発電所が全基停止し、厳しい需給状況となることが予想されましたが、お客さまに節電のご協力をいただき、また需給両面での好条件も重なった結果、電力の安定供給を維持しました。
〔需要面〕
  • お客さまによる節電の効果(昨年実績からさらに上積み)
  • 最高気温が一昨年より低く推移、また、8月中下旬は高気温ながら大気の状態が不安定で、雷雨が多発
〔供給面〕
  • 高需要となった期間(7月下旬~8月上旬)に、主要電源の計画外停止なし
  • 降雨増に伴い水力供給力が増加
  • 中西地域におけるお客さまの節電効果に加え、大飯3、4号機再稼動に伴う供給力増により、中西地域全体での応援融通余力が増加(供給力最大日8月3日の追加の応援融通:プラス75万kW、市場からの電力調達:プラス20万kW)
    ※大飯原子力再稼動状況:3号機 7月9日~フル運転、4号機 7月25日~フル運転
  • ただし、以下の需給変動リスクが顕在化した場合、より厳しい需給状況となっていたと考えられます。
需給変動リスクの影響の図

供給力変動リスクの影響

供給力変動リスクの影響のグラフ

参考1:今夏の節電メニュー等の実績(速報)

  件数 調整電力
夏季計画調整契約(7月平日平均) 1,289件 58万kW
最大需要電力調整割引(7月実績) 46,408件 25万kW
※ スポット負荷調整契約(契約値) 605件 20万kW
※ 節電アグリゲーター(契約値) 8社 3千kW程度
※ 緊急時の節電ご協力お願いメール(9月7日時点) 9万件

※契約のみで要請しておりません。

参考2:計画停電に関するお問合せ等

お客さまからのお問合せ件数(実績)

6月22日(金曜日)~9月4日(火曜日)の累計問合せ件数は 約15万6千件
※ピークは節電要請期間初日 7月2日(月曜日)の約3万3千件

(参考) 当社事業所における節電取組み

当社事業所における電力使用量削減率は、7月度で、一昨年比約30%、昨年比約18%

※平成24年度(4~7月平均)

〔主な取組み内容〕
  • 空調の適正管理
  • 照明間引き
  • エレベーターの間引き運転
  • パソコンディスプレイの照度調整 等

夏の節電事例のご紹介(ご家庭向け、法人・事業者さま向け)

ご家庭向け 法人・事業者さま向け

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