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地方
「高専制度50年」名張で学会 三重
2012.8.26 02:01
日本高専学会年会が、名張市春日丘の近畿大学高等専門学校を会場に、25、26の両日の日程で始まった。初日は約250人が参加し、「高専制度50年の現状と課題」などをテーマに発表や議論をした。
メーンテーマに加え、学生への教育方法と評価方法、学生指導方法、教科研究など約40件のテーマで発表をする。
メーンテーマでは山下哲・木更津高専名誉教授を座長に5人が報告。大成博文徳山高専教授は「高専は社会に貢献してきたが、グローバル化などの課題もある。しかし、努力次第では日本を代表する教育機関になる可能性もある」などと指摘した。
特別講演では神野稔近大高専校長が「近大高専存続移転をめぐっての学校経営」と題して講演。同校の熊野市時代でピーク時の昭和47年には学生が約1270人いたころから、平成11年には約530人に激減。このため同校は平成23年春に名張市に移転し再スタート。24年には学生数も約650人に回復していることを前提に、「廃校の危機もあったが、名張市に移転し、大阪府東大阪市の本校との連絡も密になり、学校の再構築が成功しつつある」などと報告した。
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