社員寮家賃2000円、賞与200万円で30歳代で貯金1億円以上の東電社員
東電社員の平均年収は、40歳で757万円、一般の企業の労働者より300万円以上高くなっている。全国11社体制の電力会社の中では10番目という低さだが、実は福利厚生などを考慮すると、ダントツで厚遇されている。
ある関係者によると、「業界全体で言えることですが、昔から高収益で、しかも組合が強いので、待遇はいいです。趣味が貯金で、30代なのに数千万円貯めている独身社員もいます」と厚遇ぶりを暴露している。したがって、30歳代で貯金1億円以上という人がいても、不思議ではないだろう。
入社時の待遇は大手企業とそれほど変わらなくても、30歳代で年収が1000万円に到達し、部署によっては、賞与も年間200万円にもなるとか。そのうえ、福利厚生の象徴である社員寮の月額家賃が、何と2000円だというから、われわれ庶民にとっては垂涎の的だ。
また、業務上で使える接待費も半端ではないらしい。部長レベルになると、接待費が年間100万円以上あると関係者は言う。内幸町にある東京電力本社から山手線の線路をはさんで向こう側には、社用族がひしめく銀座があるが、東電の管理職も、上玉の顧客として頻繁に出没している。「電力がないと、キミたちは営業できないだろ。作っているのは、われわれ“トーデン”だからね」という幹部の発言は、銀座界隈では有名らしい。
これだけの高給で好待遇であれば、就職も狭き門で、離職率など限りなくゼロに近い。今回の東日本大震災による原発事故で、これだけ世間からたたかれても、今年の入社式では新入社員1000人余りのうち、1人も事故による辞退者はいなかった。それだけ特権階級意識が強いということか。社内には当然、東大、京大をはじめとして超有名大学出身者がひしめいており、出世競争も激しい。
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