多くの方から、励ましと慰めの言葉をかけて頂きました、本当にありがとうございます!
さて、ドン底な気持ちを抱え、仕事に行って来ました。出かける前に、例の支部で一緒に働いているクラシックの同僚に電話し、今夜の支部での公演には出向かない事、に加え、役所からの電話の件も伝えました。彼女も私と同じく非・公務員の立場。ただし彼女はここで6年以上働いている為、私のような1年毎更新の、いわゆる臨時雇いの有期限契約(CDD)とは違い、契約の終了期限が定められておらず、特に何か問題があった場合を除き、自動的に契約更新される、無期限契約(CDI)です。それに旦那さんはCDIで上級職の、やはりクラシックの先生(2人とも私は仲いいです)
そんな彼女は、私の話を聞いて絶句。「何か悪い冗談でしょ!?」と・・・。私が事の成り行きを説明すると、私にすぐサンディカ(労働組合)に連絡を取るようにアドヴァイスしてくれました。そして、「ダンス科の教員は全員一丸となって、ユミコを支えるから!こんなの許せない!」とも(涙)殆どの教員達は、いくつかあるサンディカのうちのどれかに所属していますが、私は所属していません。幸い、同僚の一人が、その中でも一番強いサンディカに所属しているので、すぐ電話をし、明日の舞台の時に、その代表者の連絡先等を持って来てくれる事になりました。その同僚も、私の話を聞いて「そんなバカな・・・」絶句していましたよ・・・。
さて、そんな重い気持ちを抱え、今日は本来仕事の日でも無いのに、本部へ出かけました。そしたら、偶然にも、サンディカに入っている同僚が、明日、その連絡先を渡してくれる筈だった、所属サンディカの責任者とバッタリ会いましたので、ちょうど良かったと思い、相談してみたのですが。彼女が言うには、それはコンセルヴァトワール、そして役所として当然しなくてはならない手続き、との返答でした。
と言うのも、本来のコンセルヴァトワールの契約形態は原則全てCDI(無期限契約)であるべきだけれども、極稀に例外として、CDD(有期限契約)を置くこともある、とのことでした。つまり、公募をかけたけれど、各条件に合い、かつCDI身分の人が見つからない場合、応急処置として、臨時に短期の有期限でCDDを雇う事もありうる、ということです。私の場合、その「応急処置の臨時雇い」の契約形態のまま、再度公募を掛けて正規のCDIの教員を探す手続きを踏まないまま、4年目を迎えてしまっていたという事のようです。つまり、逆に言えば、今までがラッキーだったとも・・・。
それから、私がこだわっていた、「3ヶ月前通知」ですが、これも、「たぶん、CDDの契約を終了させる場合の通知は、3ヶ月より短い筈だと思う。」とのことでした。確かに、まだ終了期限が来ていないのに、契約を途中で無理やり切るのではなく、本来最初から定められていた期限いっぱいを持って終了させるのですから、そう言われればそうなのかもしれません。
ということで、コンセルヴァトワール&役所は、なんら法規違反を行っていない状況とみなされそうなので、労働組合に助けて貰う、という手段はたぶん無理、無効であろう、という雰囲気でした。
ところが!これまた偶然なのですが、私が信頼している、コンセルヴァトワールのNo2(ディレクターのすぐ下の役職)の女性ともすれ違い、チャンス!とばかりに話をしました。そしたら彼女、「あぁ、知ってるわよ。今朝、役所の担当者と、その件について話したから。これはねぇ、私達にとって義務なのよ。とは言え、今まできちんと行っていなかったけれどね・・・。だから今年は規則に則って、現在CDDの教員が占めているポストを、全て公募コンクールにかけなくちゃならないのよ。そして、「公募コンクールを行いました」って事実をつくらないといけないの。勿論、そういうことだから、公募の広告を出す事も義務付けられているけど、大々的に出すわけじゃないしね。ユミコ、すぐ応募出してよ~。」と言われました。
何か、「とりあえず形だけ、公募かけてコンクールしましたよ」って既成事実を作る必要があるだけ、って印象を受けたので、それを匂わせる質問をしたら、「とにかく、心配要らないわよ!(笑) 私達もユミコが必要なんだし!」と、バーン!と背中を叩かれたのですが・・・。
まぁ、本気で公募かけて、外部からより優秀な教員を採用する、ってものではなさそうな空気は感じました。 ・・・が!やっぱり何が起こってもおかしくないから、当然不安は残っています。
かつ、今朝の電話では、実技試験はなく、書類のみによる審査、とのことでしたが、No2の女性にその件について聞いたら、「え~?やっぱりあるんじゃない?たぶん、7月の1~2週目に選考があると思うんだけど」とのことで、私は7月1日に既に日本へ向けて出発するチケットを買ってしまっていることを話したら「じゃ、その点、調べておくわね!とにかく、心配しないの!」とのことでした。
幸い、こんなことも想定していた為、こちらを発つ日を50ユーロで、そして日本からこちらへ戻ってくる日は無料で何度でも変更できるチケットを買っていたのでした。よかった!
まぁでも、新しい人を雇うのに、実技試験を行わないというのは、やはり考えられない事だと思うので(リスクが高過ぎる!)本当に実技試験は行わず、書類のみの選考だと言うのなら、やはり「公募をかけて選びました」という体裁だけは整えるけど、私をそのまま継続して雇用するつもりなのかも、とは思いますね。
今のところわかったのは、こんな感じです。また、新しい情報が入り次第、お知らせしますね。でも、何とかうまく行くよう祈ってて下さい!!
あぁ、この件も勿論凄く気になるけど、まずは明日のおチビたちの舞台ですよ、今一番心配なのは・・・。
http://tl.gd/hmq9lh
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