DROPTOKYO


  • Name

    Soichiro Uchida
  • Jobs

    Hair dresser
  • Country/City

    Japan/Tokyo
  • About

    内田聡一郎(うちだ・そういちろう)/1979.8.30/veticaクリエイティブディレクター/神奈川県出身/神奈川県内美容室1店舗を経て、VeLOオープニングスタッフとして参加し、店長兼ディレクターを経た後、2009年にVeLOの姉妹店となるveticaのクリエイティブディレクターに。サロンワークをはじめ一般誌から業界誌、セミナー等、幅広く活躍中。またプライベートではDJ活動もしており、代官山AIR,渋谷ASIAでのレジデントパーティーをはじめ、都内クラブで活躍。様々なアーティストと競演をはたしている。

CUT&IMAGE

Thursday, May 20th, 2010

昨日、以前から告知していた+ing主催のCUTLIVEが開催されました。

題して『CUT&IMAGE〜共鳴〜』

ということでライブレポをお届けします。

今回のモデルちゃん、ほのかちゃんは17歳。

今までカラーもパーマもやったことのないヴァージンヘアです。

そんな、ほのかちゃんのヴァージンヘアをいきなりブリーチ。

鬼です。

こころよく引き受けてくれたほのかちゃんのためにも必ずよいものにしなければ。

さらに彩度の高い色味を4色入れます。

最近マイブームの鳥シリーズを。

前日の仕込みもばっちりなところでいよいよ本番当日!

今回のLIVEは『今までにない』をキーワードにしていたので

演出面でもかなりこだわりました。

映像も。

音響も。

カオスパッドや二台のミキサー&PCを用い、あらゆるエフェクトを駆使して

独創的な空間を演出しました。

本番1時間前。

肝心のカットのリハも入念に。

相棒の悠馬も真剣。

そして、30分前。

いよいよです。控え室も独特の緊張感に包まれます。

ちなみに今回はアナウスしていた通り、LIVEの前後3日間、インスタレーション

を展示していたのですが、その展示をちらりと。

そちらの方もスタッフ協力のもと、DIY精神でつくりました。

そして、開場!

ちなみに今回は80名という定員制限のもとにチケット販売したところ

2日でSOLDOUTになったとのこと。

WEBでのアナウスだけでフライヤー制作する前に完売になったというのは

異例だったとのことです。ありがとうございました!

そして、本番直前!なぜかキメ!

LIVE START!!!

今回は二人のスタイリストが二人のモデルをデザインする。

つまり、一人のモデルを二人の手でつくるという試みでした。

途中ではじめに切っていたモデルを。

チェンジ。

カットの途中段階でもう一方のスタイリストのデザインが加わる。

普段ではありえない実験的なことをしてみました。

入れ替わったところでまずは1デザイン造り上げます。

そして、さらに1デザインあげたところもう一度、入れ替わり、仕上がったデザインに対して

また別のヘアデザインを展開していきます。


最後にデザインが完成したところでお互いのヘアデザインについてのトークセッション。

そして美容、ヘアデザインに対する想いを語らせて頂きました。

来てくれた方たちにも実際、ヘアに触れてもらい質問を受けたりしました。

この規模ならではのいい距離感がとても良かったです。

始まってみればあっという間のLIVEでした。

改めて。

今回のモデルちゃん。ほのかちゃん。

BEFORE.

さて、LIVE後、いったいどんなヘアになったのでしょうか?

続きは9月1日発売の「+ing issue36」で!

http://www.plusingpress.com/

ぜひチェックしてくださいね。

そして、最後にスタッフで!

今回はスタッフみんなで造り上げたLIVEでした。

ほんとうにありがとう!

今回のCUTLIVEのテーマ。

『共鳴』

という言葉。

これにはとても深い理由があります。

僕と悠馬がはじめて東京に出てきて原宿の美容室で働きはじめてから8年が経ちます。

VeLOという店がまだ名前も場所も決まっていない頃、

僕らは出会い、ともに切磋琢磨しあってきました。

悠馬とは年齢は違えど、いわゆる同期という間柄でした。

彼とは性格も趣味も思想も食の好みもすべて正反対と言っても

よいくらい真逆の人間性でした。

小さい口喧嘩から大喧嘩まで数えきれないほどぶつかり合いました。

相手の仕事に対して理解できない時もあり、

しばらく口をきかない時もありました。

しかし、サロンという土台の中で確かな信頼関係はできていきました。

そんな二人が8年の年月を経て何かを一緒に造り上げるというのは

本当に特別な意味を持つと思いました。

お互いの正反対のバックボーンをぶつけ合い、よい化学反応を起こしたい。

そう思いました。

だから、二人でつくるという行為。

共鳴するという行為はとても重要なキーワードでした。

こうして、終えてみて改めて思います。

今までもこれからも一番のライバル。

今後もよろしくね。悠馬。

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