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2012-07-07

[]コラボ漫画が大人気−サラリーマンの心情を反映

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。

人気青年週刊誌「ビックコミックオリジナル」(小学館)で4月からスタートした連載漫画「課長 ドラえもん」がサラリーマンを中心に人気を博している。

言うまでもなく,子供を中心に不動の人気を誇る「ドラえもん」と,一世を風靡したサラリーマン漫画「課長 島耕作」のコラボ作品だ。

「島耕作」の作者である広兼憲史氏がストーリーを担当,「ドラえもん」の藤子・F・不二雄プロダクションが作画を担当している。

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様々な経緯を経て,日本を代表する大手電機メーカー・初芝電産に課長として入社した猫型ロボット・ドラえもんが主人公。

ポケットから取り出す多彩な道具でビジネス上の問題を解決しようとするが,サラリーマン社会の壁にぶつかり苦悩する,というリアリティあふれるストーリーが,多くのサラリーマンの共感を獲得している模様だ。

以下,第1話から3話までのダイジェストを紹介する。



第1話「どこでもドア」(4月11日号)

都内の取引先を訪問していたところ,上司から電話で急遽出張を命じられたドラえもん。

1時間後に札幌の取引先でプレゼンをしろ,という上司の無茶な要求に血圧が上昇したドラえもんだが,怒りをこらえて「どこでもドア」を取り出し,札幌に移動,無事にミッションを終えた。

帰社後,ドラえもんは出張旅費の精算を請求。しかし,「領収書がないので払えません」と経理部は謝絶し,その後同僚の密告で「不正経費請求」の疑惑を持たれたドラえもんは社内の懲罰委員会で厳重注意を受けることになった。



第2話「タケコプター」(4月25日号)

都内の取引先に急ぐドラえもん。

しかし乗ったタクシーが渋滞にはまり,時間に遅れそうな事態に。「どこでもドア」を使うとまた問題になると考えたドラえもんは,近距離であることも考え,タケコプターで取引先に移動することにした。

ところが,近年の異常気象の影響か,飛行中に激しい突風にあおられ,かばんに入っていた顧客情報を含む重要書類を空からばら撒いてしまうという失態を演じる。

記者会見で個人情報流出をわびる初芝電産社長。ドラえもんはただ,うつむくしかなかった。



第3話「スモールライト」(5月11日号)

社内のキャビネにあふれかえる資料の山。

書類保管庫増設を求める各部署の要求に対し,ドラえもんは「スモールライト」を使い,書類を極小サイズにすることで保管スペースを節約するというアイデアを打ち出す。

実行により劇的に減少する文書の山。だが,歓喜の声もつかの間,「こんな小さな字では読めない」という役員の怒号,さらには小さくなりすぎたために続発する文書紛失トラブル…。

良かれと思って実行したドラえもんは,またしても激しい叱責を受けることに。



新たな挑戦で避けられない様々な軋轢を見事に描き出した作品群に,「涙なくしては読めない」など,読者から共感のメールが多数寄せられているようだ。



年内いっぱい連載を続けた後,今度は「サザエさん」とのコラボレーション「婿養子・磯野耕作」を来年初からスタートさせる構想もあるという。

マスオさんの代わりに島耕作がサザエさんの婿として磯野家に入る,というストーリーで,仕事と家庭の両立に悩む耕作の生き様が鮮やかに描き出される作品となる見込みだ。

これがどのような層の読者の心をつかむことになるのか,注目が必要だ。

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