せんごくっ‼ 第二話 女だらけの戦国時代
現在、信長と共に、美濃の蝮こと、斎藤道三の元へ向かっている。
「はぁ…本当に戦国時代に来ちまったのかよ…」
「へ?響、どうしたのよ?」
「いや、なんでもない」
「主に言えない様なことがあるっていうの?」
「まあ、そんなところだ」
「貴様、信奈…ゲフンゲフン!信長様に対して無礼だぞ!切りますか?」
「やめなさい、六。あんたじゃ勝てないわ」
信長が六と呼んだのはかの有名な柴田勝家である。
「なっ⁉そんな訳…⁉」
「いいえ本当よ。現にこいつは十人の手練れに囲まれても、ほぼ無傷で私を守りながら戦ったわ」
「そんな…こいつが?」
「こいつこいつ言うな‼うるせえな‼…あ、五右衛門、さっきは焦りすぎて気付かなかったが…」
「な、なんでござるか?」
俺が話ているのは、俺について来たちびっ子忍者、蜂須賀五右衛門。ちっちゃくて可愛い。
「お前可愛いな」
「んにゃっ⁉いきなりなにを言い出すかと思えばそんな事をどうしていきなりゅ…」
このように、長文は噛む。うん、可愛いな。
「お前、元々誰に着いていたんだ?」
「拙者は先程のいくしゃで心じゃしなかびゃで倒れた木下藤吉郎殿にお使えしていた身でごじゃりましゅる…」
「木下…藤吉郎ってええぇっ⁉」
それって…のちの豊臣秀吉…そのポストに俺が?
まあ、俺は秀吉よりビッグな男になるがな。
「そうか…はぁ…なんて可愛いんだ五右衛門!見てるだけで癒されるぜ…」
「あんた、小さい子が好きなの…?変態ね…犬千代が心配だわ…」
「変態ですね…斬りますか?」
「だから勝家に俺は切れないっつの」
「ムキーっ‼いちいちイラつく男ですね‼」
「はははっ…怒った顔も綺麗だな、勝家」
「んなっ⁉…///」
「これが噂に聞く"女たらし"でござるか…」
さっき勝家から聞いた話によると、この戦国時代?では俺たちがよく知る戦国武将、大名のほとんどが女の子。"姫大名"らしい。
そして信長もその一人。
「で、同盟を結ぶには義妹を貰わなきゃいけないのか…」
「なかなか覚えが良いですね。見所があります。信長様が認める剣の腕、それと、見たところ…お、おおお男前のようですし…///」
「そんなこと言ったらお前も…」
顔、スッキリとした体、巨乳。パーフェクトやん。
「なっ⁉どこを見ている⁉…見たいのか…?」
「はっ、はぁ⁉そんなわけ…いや、でも…いやいやだめだろう‼」
そんなやり取りをしながら、美濃と尾張の国境にある門前町を目指すのであった。
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