アルコール依存症ダンナと共依存妻よ

家に戻ってきたダンナ。
私はやっぱりあの病院じゃ、ダンナのプライドが許さなかったか〜ってがっかりしたし、こうなるとわかっていましたね。
しかし、ダンナはまだ点滴もしていたし、おかゆも食べていました。
「体のほうが本調子じゃないのだから、あの病院がいやだったらまたI病院に戻って入院させてもらおう」と私が言ったのですが、ダンナは絶対にいやだと言います。もう、だました病院には戻らないと。
しかたがないので、私のかかりつけの先生に相談しに行きました。先生は「そんなことがあったのですか〜」とびっくりして。「とりあえずはまだ投薬しなくてはいけないと思うので連れていらっしゃい」と手をさしのべてくださったのです。
ダンナに言ったらダンナもまだ不安だったのでようねえ、行くと言ってくれました。
そうして今度は開業医のK先生のところに行きました。
とりあえずは私がことこまかに先生に話してあります。先生はおだやかにダンナに接してくれました。
「まだ胃の調子は悪いと思いますから、飲み薬を出しますからそれを飲んでくださいね。それと血液検査とおなかのエコーもとりましょう。落ち着いたところで胃カメラをやりましょうね」と言ってくださいました。
ダンナは落ち着いて頼りがいがありそうでやさしそうな口調の先生にすっかり満足しています。
しばらくはダンナも飲むことはせずにこの先生のもとに通ったのです。