横綱白鵬(27)=宮城野=が心技体の充実ぶりを思わぬところで見せつけた。秋場所初日前日の8日、東京・両国国技館で土俵祭が行われた。終了後、通路で取材を受けていた白鵬の足元に一匹のゴキブリが。本人は顔を引きつらせる報道陣を横目に、「揚げて食べるところもあるだろ」とまったく動じず。ゴキブリは、チョロチョロと白鵬のはかまの下にもぐり込んでいったが、それでも微動だにしなかった。
「はい上がってきたらどうするんですか」と聞かれても「そのときは、よろしく」。何がどうよろしくなのかは分からないが、仁王立ちする姿はかっこよすぎだ。
これも心の充実なのだろうが、さらに「けがも完治しましたし」と万全ぶりをアピール。優勝への手応えについては「みなさんもそう思うでしょ」と、3場所ぶりの優勝へ自信の笑みを浮かべた。
一方、綱とりを目指す日馬富士(28)=伊勢ケ浜=は、土俵祭が始まると、なぜかくしゃみを連発。その理由を聞かれると、「ゴキブリが出て怖かった。大嫌いだから…」。本場所中にゴキブリが土俵に出てくることはないだろうが、横綱を目指す大関に意外な敵が現れたようだ。 (岸本隆)
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