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温心堂コラムPART1

このページには2006年6月からの温心堂のHPのコラムが載っています。

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PART1

身体との対話シリーズ

第1回  ・・・・・女性にとって冷えは禁物。レッグウォーマーと冷え。
第2回  ・・・・・身体が持つ意思。 レッグウォーマーは優しさの表れ。焼き塩の灸。
第3回  ・・・・・身体はあなたの心(気持ち)を求めている。
第4回  ・・・・・聞こえてますか?身体の気持ち?
第5回  ・・・・・純粋な気持ち、心
第6回  ・・・・・日本のお産について。魂、意識の階層。産婦人科の諸問題。
第7回  ・・・・・ものごとの二面性、表裏。地球温暖化の危機
第8回  ・・・・・‘気’の交流。良い気と悪い気。産科と小児科。
第9回  ・・・・・いじめの問題。ストレスから身を護る。存在する理由。
第10回 ・・・・・・孤独について。存在する理由2。
第11回 ・・・・・・寒さ対策。存在する理由3。
第12回 ・・・・・・身体を守る。寒さと風邪には・・・・・・。‘気’について

2007年版シリーズ

第13回 ・・・・・・2007年新年
第14回 ・・・・・・地球温暖化。漢方の‘気’について『五積散』。
第15回 ・・・・・・地球温暖化。‘気’について。
第16回 ・・・・・・地球温暖化は深刻です。
第17回 ・・・・・・‘気’の世界から見た地球の変化。気の本質について
第18回 ・・・・・・赤ちゃんを授かるための『fのイメージ』。ガイヤについて
第19回 ・・・・・子宮筋腫の原因……『mのイメージ』。
第20回 ・・・・・・気について、表の治療・裏の治療
第21回 ・・・・・・気の性質・気はどこからきたのか
第22回 ・・・・・・気について・『fのイメージ』+α
第23回 ・・・・・・ブログ・『fのイメージ』その他
第24回 ・・・・・・医療とは・腹式呼吸他

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身体との対話1

《060530》◆前回、冷えの方が多くて・・・・というお話をしました◆女性の場合、体調不良の原因は冷えとホルモンバランスの悪さに起因します◆両者ともお互いに影響しますが、とりわけ冷えは下半身の臓器の機能、ホルモン分泌の異常を引き起こします。足元から冷えることが多いからです。

◆冷えるということは、どういうことなのでしょう?◆モノが冷えることを思い浮かべてください。動きが鈍くなり、硬くなり、凝縮し、滞る、渋滞し、堆積する・・・・・・などという表現で表せます。動きと働きや機能も同じことが言えます

◆冬の寒い日の朝に温かな布団から出たくないのもそのためです。体が冷えることにより手足も縮こまり、背中も丸まって、毛穴も鳥肌が立つように伸びやかさが失われます◆血液や体液の流れと‘気’の流れが総じて鈍くなり、滞るのです◆凝縮の作用のため、血流は遅くなり閉塞等しやすくなります

◆リスクの高い方やお年寄りは冷えが命の危険性をもたらします◆肌を見せることが多い現代の若者は差し迫った危険はないと考えがちですが、長い月日が経つうちに身体に変化が起こってきます◆下半身の血流が悪くなると臓器も機能も影響を受け、ホルモンバランスが崩れるからです。◆冷えは子宮筋腫や内膜症などの悪化の原因にもなると思います。

◆最近当院の患者さんたちに
レッグウォーマーを勧めています。お風呂以外はできるだけ着用するようにしてもらいます。もちろん寝るときもです◆レッグウォーマーをつけると冷えが改善されています。暑くなってきた最近でも着用することは必要です。もうすぐ夏ですから薄いものでもいいのです。

◆ではなぜレッグウォーマーを敢えて着けるべきなのでしょう?何故でしょうか・・・・・・?この続きは身体との対話2で。

《060530-2》この世に生まれてきた自分を不思議だと思ったことはありませんか?何故僕はいるのだろう・・・・・・って思うと眠れなくなります◆これって内なる大疑問です。そもそも私でなくてもいいんじゃないって思いますよね◆そしてまた、宇宙の外はどうなっているんだって常々思います・・・・・・これまた考えると眠れないのです◆これは外なる大疑問です◆だれか教えてください、分かりやすく・・・・・・m(__)m

《060530-3》実は5月最後の週末に魂の旅をしてきました。そのお話をしなければなりません。◆その詳細については特別のコーナーを設けてみたいと思います◆スピリチュアルな話です・・・・・・

《060530-4》いま人類と地球は、かつてない規模の自然変動を経験しようとしています。すさまじい速度で増え続ける温室効果ガスによって気候と環境が大異変を起しているからです。今後100年間*で北極の氷は融けてなくなり、海面は最大で約1メートル上昇し、日本でも砂浜の大半は消滅します。アマゾンの熱帯雨林は消えて砂漠化し、東アジアの砂漠化はさらに一段と進み、破壊的な熱帯低気圧が多数発生し多くの災害をもたらします。

*最近のNASAの発表によると、北極の氷の融け方は予想よりも早く、数十年で無くなり、今から約80年後の海面の水位はなんと最大20メートルも上昇すると予測されるそうです。

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身体との対話2

《060701》◆さて、前回冷え症の方が非常に多いことと、その対策のためにレッグウォーマーが役立つことをお話をしました。暑くなってきましたが、できることならお風呂以外は常時着用をお奨めします。もう夏ですから薄いものでいいのです。古くなったハイソックスなどの足先を切り取りお手製のレッグウォーマーを作ってもいいと思います。重要部位は膝を含めて足首までです。もちろん膝下からでも構いません。

◆ハイソックスでもいいのでは??という質問が多いのですが、
ではなぜハイソックスではなくレッグウォーマーのでしょうか?ハイソックスでも膝下をカバーしているのに・・・・・。そのとおりです。でも足りないのです(*)。なぜか?・・・・今回は、まず身体の意識というものを考えてみましょう。

◆さて質問です。皆さんの五体・・・・つまり皆さんの肉体:頭、躯幹、手足、即ち内臓・筋肉・脳神経・血管・骨・体液・皮膚などありとあらゆるところは、ほんとにあなたのものでしょうか?

◆もちろんほとんどの方は自分のものだと答えます。当然あなたのものです◆では、もうひとつ質問します。あなたのものでしたら、なぜ病気になるのですか?あなたのものならあなたがコントロールできるはずなのに・・・・◆それでは、もし身体の各々の部分にそれ相当の意識というか意思があったらどう思われます??

◆そんな馬鹿な・・・・質問者はあほじゃないか..なあんて思われるかもしれません◆確かに手足も口もあなたの指示通り、思いのままに動かし、しゃべることができます。60兆個の細胞はあなたの意思に逆らうことはできないはず・・・・、手足が勝手に動いたらオカルト映画ですよね◆それに病気になるのは、外からの侵入者か不摂生か環境因子や心の持ちようだ・・・・というかもしれません。

◆そのとおりです。でもあなたは気づいてますか?身体各部の痛みや苦痛を。それらを放ったりしたままの状態ではないですか?からだは我慢に我慢を重ね、時には嫌な状況でも耐えに耐え忍びに忍び・・・・◆身体の各部が耐え切れなくなったとき状況が変わります。それは病気という形によって起こります。耐え切れなくなって初めてからだは訴えるのです。病という形で・・・。

◆身体の叫びを聞いてあげてください。あなたのために必死になろうとしている、支えようとしているあなた自身なのです◆身体を労わってあげてください・・・・その方法を次回ご紹介します。要はあなたの意識なのです!(^^)!

(*)レッグウォーマーはハイソックスの代用にはなりません。目的が違うからです。ハイソックスは足を含めた下腿を保護し保温するもの。レッグウォーマーは膝を含めて下腿を保護し保温するもの。下腿にしてみればどちらが自分を大切にしてもらっているのかという意識の違いがあります。当然レッグウォーマーです。

焼き塩の灸(非常に大切)

《060701-2》冷え取りの方法(焼き塩の灸)◆レッグウォーマーの他に冷え取りの方法をひとつご紹介します◆天然塩(あらじお)をスーパーなどで買ってきます(安いものでいいのです)。大さじ2杯程度が1回の使用量です◆フライパンを用意します。まずは塩の浄化です。塩をフライパンで2〜3分煎り、浄化します。次いで、浄化した塩をアルミホイルに包みます◆アルミホイルの塩を再びフライパンで熱します(熱を加えて熱くするのです)。ハンカチやタオル、ガーゼなどを用意してください。◆おへその下2センチくらいの場所にハンカチなどを置きその上に熱したアルミホイル入りの天然塩を乗せ、5分〜10分冷めるまで置いてください。くれぐれもやけどに注意してください◆これであなたの冷えはより軽くなるはずです

《060701-3》5月最後の週末に魂の旅をしてきました。そのお話をしなければなりません◆その詳細については特別のコーナーを設けてみたいと思います(製作中です、すみません)

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身体との対話3

◆前々回冷え症の方が非常に多くレッグウォーマーが役立つことをお話をしました。前回はハイソックスではなレッグウォーマーでなければならない理由のところで身体の意識について少し触れました

◆ところで本コラムは私のごく親しい諸先達からのご指導をヒントにしています。その意味においては東洋医学的ではありますが日本固有のものといっても過言ではありません。

◆さて、考えてみると全身の60兆個の細胞が個々に遺伝子を持ち人間を形作っているわけですが、あなたが持つ支配権というものは個々の細胞たちが協調し調和してはじめて成立しますよね◆日常では、あなたは常にいろんなストレスを感じながら活動しています。そのほとんどは回避できないストレスです。そして身体にいろんな無理強いをしています。我慢に我慢を重ね、身体が痛いときも辛いときも鞭打って耐えています。あなたは身体を休ませなければ参ってしまうと思っている場合も多いはずです。

◆それは身体の異常を意識しているからです。一方、意識できずに無理を強いている場合もかなりあります。そして、たばこやお酒でまぎらしています◆身体にとってはあなたが意識するしないにかかわらず多大なストレスを感じています。そして、あまりに過酷で耐え切れなければ身体はいつしか崩壊というプロセスに進んでいきます

◆これは領主と領民の関係と同じです◆領主が領民に対して仁の心をもって良政を施するならば、領内は安定し、領民は領主の仁徳に触れて感化され、領主のためならいざというときには・・・と思うはずです◆しかし逆の場合はどうでしょうか?

◆情け容赦ない冷酷な領主の支配にも領民は家族のために耐えに耐え必死です。でも耐え切れなくなるときがくるかもしれません。そして、いざ鎌倉というときには・・・きっと彼ら領民は領主も土地も捨て去るでしょう◆あなたという意識は身体を支配する領主であり身体はその領民です◆支配権をもつあなたという意識が心の中で各部分を労わり感謝して癒してやるならば、身体は喜びあなたのために尽くすはずです・・・・そしてその逆もあるのです

◆そんなバカな・・・こじ付けだ。領主と領民の関係が自分という意識と身体の関係に何故当てはまるのか??・・・などと考えずに、まあ一度次のことをやってみては如何でしょう?

秘訣は感謝する心です。日常生活の中でも忘れてはいけない最重要ポイントです◆・・・毎日のお風呂で身体を洗いますよね。そのときに、洗っている体の各部分にいたわりの心をあげてください。真心からですよ◆できるだけ声をかけながら(もちろん意識の中で、声を実際に出す必要なありません)、『ありがとう』って言ってあげるのです。心が通じればそれでいいので、かしこまったり恐縮したりする必要はありません。純粋な感謝の気持ちがあればいいのです◆疲れた身体はあなたのその気持ちに応えてくれます。自分の身体だけれど、自分の身体だからこそその痛みにも辛さにも文句ひとつ言わず黙々と耐えてきたのです◆あなたの優しい真心があれば身体は他に何も要求したりしません。これからもあなたと共に苦労に耐えてくれるはずです。(以下次回)

《060701-3》◆5月最後の週末に魂の旅をしてきました。そのお話をしなければなりません◆その詳細については特別のコーナーを設けてみたいと思います(もう少しです、お待ちください)

《060701-4》いま人類と地球は、かつてない規模の自然変動を経験しようとしています。すさまじい速度で増え続ける温室効果ガスによって気候と環境が大異変を起しているからです。ここ数日の大雨で大変な被害がでています。徐々に起こる変化ですので気付くのが遅いだけなのです。地球と日本を守りましょう。

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身体との対話4

◆冷えのためには温めることが必要になりますが、何より重要なのは身体の各部を温めたいという意識です。◆あなたが身体の各部に対して、意識して労わりの行為をしてあげると、身体を作る個々の細胞や組織はそれに応えてくれます

◆特に
ご婦人にとって膝下から足首までというのは非常に重要な部分です。そこを守り温めるという意識は重要拠点を防御するという固い決意の表れです。◆ですからハイソックスでの代用ということを考えず、ハイソックスの上からでも薄手のレッグウォーマーをお願いします(大切なのは膝下だけではありません。首の付け根の大椎を中心とする部分や肘も重要です)

◆さてさて、ここからちょっとそれってどうなの〜〜っていう話になります◆では
質問!
身体との対話は一方通行なのでしょうか?
つまり、あなたという意識が身体のために良いことをしてあげる、それはごく当然ですが、身体からの話しかけは無いのですか?一方的では対話していることになりませんね。

◆上意下達ということばがあります。意識と身体の関係に当てはめると、意識意身体達つまり意識から身体への一方的な話しかけや働きかけのみ・・・・ということです◆それじゃ身体との対話ではないですよね。

◆えーーっ、そんな、そしたら身体の各部が一斉に話しかけてきたら分けわかんなくなるよ〜◆うーん、なるほど、それはそうだ◆でも実際はそんなことはあり得ません・・・・というか、普通は気付かないのです。実は身体はいろんな形で我々の意識に訴えているのです。

◆病気になればいろんな症状で身体は訴えるんじゃないの??・・・・はいそのとおりです。でもここでいう対話はそういう意味ではありません◆明らかな原因があるとき、特に急病のときにはそれに対する処置をすることはいうまでもありません。しかしそのときでさえ身体は多くを訴えています。

◆おそらく意識の中で深層意識や潜在意識があるように無意識の中で身体が語る部分があるように思えます◆身体は私たちに話しかけています。ただ私たちがその声に気付かないのです。なぜでしょう?

◆ところで婦人科では子宮筋腫は割とありふれた病態ですが、筋腫が生じた理由はなんでしょうか?◆また気功の世界でよく言われることですが癌は単なる病気の類いではないとのこと。ではなんでしょうか?(以下次回)

《060801-2》5月の末に魂の旅をしてきました。その話をしなければならないのですがひょっとしたらありふれた話ではないか、と思ったりもします。千と千尋の神隠しで白龍が出現したようなドラマチックな訳にはいきませんが助けられた話です。ですから多少の誤解を招く恐れもあります。慎重でなければならないのです。どうしようか、迷ってます。

《060801-3》異常気象による今年の梅雨の長雨や豪雨、欧米での熱波は地球温暖化が引き起こしています◆二酸化炭素やメタンなど計6種類の温室効果ガスが地球の平均気温を押し上げ、海面の温度を上昇させているからです◆京都議定書で定められたCO2などの削減義務が2008年から発効されます。我国の削減目標はマイナス6%。また2007年からはCOの国際的な売買のために環境税が導入されます(ご存知でした?)◆政府はクールビズなどの奨励・サマータイムの導入、民間は企業努力と省エネでCOの排出量の削減努力をしています◆しかし、実際の排出量の削減は思うように進んでいません。京都議定書の達成のためには今やマイナス14%の削減が必要なのです◆はっきりしていることは現在CO2を減らすことができる唯一の存在が植物や微生物などの生命であることです。

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身体との対話5

《060816-1》◆身体と対話をする上で大切なことは、純粋な気持ちになることです◆小さい頃、ご両親はあなたを何と呼んでいましたか?名前そのもののときもあるし、○○ちゃん、○○くんなどどいうときもあるでしょう。ちょっとお恥ずかしいですが、わたしは父からいつもしんじと呼ばれ、母からはしんちゃんと呼ばれていたように思います。

◆どなたも小さなとき、幼いときは純粋無垢であり、伸び伸びと自由に遊び過ごしていたと思います◆その頃の気持ちに帰ってみてくれませんか?◆一日が終わるとき、
鏡に映った自分の
素顔に向かって小さい頃に呼ばれた名前で自分に話しかけてください。

◆誰も見ていないけれど、最初は少し照れくさいし、頭の中で違和感を感じると思います◆今のあなたは成長するに従い、いわゆる小賢しい知恵を持つようになり、通りいっぺんのどうでもよい社会的な地位やくだらない名誉(失礼しましたm(__)m!)によってガラクタの鎧を身に着けているからです。

◆それはそれでいいのですが、鏡に映った自分に向かって○○ちゃん、あるいは○○・・・・と呼んでみてください。そこに映った○○ちゃんは純粋無垢の小さな頃の自分であり、幼い頃の声で何?って応えるはずです◆そして続けて、○○ちゃん今日もご苦労様、よくがんばったね、ありがとう。明日もまた頼むよ・・・・・・と声をかけるのです。

◆これはとても奇妙というか不思議な感じがする会話ですが、実は
自分の魂が自分の肉体に語りかけ、お礼を述べているのです◆また、お風呂に入って身体を洗うとき、例えば左腕を洗いながら、よくがんばってくれたね、ごくろうさまって言うと左腕は生き生きとしてさらなる活力を呼び起こすのです。

◆人間の身体には目に見える部分だけでなく、内部には五臓六腑や女性では子宮や卵巣もありそれぞれがあなたのために働いています。そこにも声をかけてください◆魂は純粋無垢のはずであり、社会的な地位や小智などはもたない存在です。
◆魂が肉体に語りかけるとき、肉体は魂に答えを返してきます◆この意味をよく理解することが大切です。

《060816-2》子宮筋腫が生じた理由は何でしょうか?冷えかもしれませんね?・・・◆冷えなどのストレスに対する子宮の反応かもしれません◆では癌は?・・・単なる病気と言い切れない部分があるかもしれません・・・。他の病気にも当てはまるようですがあまりにも根深くてお話ししにくいところです・・・◆気や気功は目に見えず一般には分かり辛いのですが、それは我々が気付かないだけのことで、現実の世界と同様に気の世界でもそれなりの法則があるようです◆目に見えない裏の世界があり、そこでいろんなことが起こっているようにもみえます。そのように話した方が理解しやすいのかもしれません。

《060815-3》先日、気功を受けに行きました◆私の先生は特殊な癒しの気を扱っています◆先生にどのように気を感じれば良いかをお尋ねし、そのとおり目を閉じて座って1,2分経ったところで薄紫の色彩の塊がまぶたの正面に出現し、次第に左巻きに円を描くようになりだんだんとまぶた全体に大きくなっていきました◆不思議体験です。終わった後先生にお尋ねするとそのようなオーラがでていたとおっしゃいました◆昨日もひとり目を閉じて少し経ったときに同じ色彩が出てきてゆっくりと左に回転していました。先生が気を送ってくれたのでしょう。あるいは先生の‘気’が残っていたのでしょうか?今まで気付かなかっただけのことかもしれません◆意外に鈍感ですが、左回りに注目しています。回転はすごい意味があるのです。(以下次回)

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身体との対話6

《060901-1》今回はまず、お産の問題から日本は安心してお産のできる国だと思いますか?◆今、多くの問題が表に出てきていますが、私は十分に安全な安心したお産ができると信じています。よく議論する必要がありそうですね。

◆お産は人の本質に関わる問題です。
人間生まれて初めてなんぼの世界です。生まれなければその人の価値もなにもないわけです◆医学部では全科ひと通りの教育が行われています。各科非常に大切です◆でも基本となる科があるとすれば何でしょう?言い換えると、医師として最低経験すべきものがあるとすれば、いったい何でしょう?

◆私は産科と小児科だろうと思います。ひと通りのお産が介助でき、生まれた赤ん坊を診ることができる。これは最低限必要ではないですか?◆生まれて育たなければ何の医療をやるというのでしょう?内科も外科(小児を除く)も無いわけです。
◆人間以外の自然界でもこの世に生まれ育つときがポイントです。そのときかなりの数が死んでしまうからです。

◆産科医と小児科医は数が減少しています。そして両科ともご多聞に漏れずかなり過酷です◆進行中のお産では全てがうまく進むわけではありません。途中で神仏に祈った経験も幾度となくあります。どうかこの子が無事に生まれますように・・・。帝王切開にすべきだろうか・・・・など迷うこともしばしばです。どうしようか・・・、そんなときは非常な孤独感を感じ、どのように責任を取るべきかを考えたりもします。

◆毎日がこの連続であれば、どう考えても長生きはできません。産科医や小児科医の平均寿命は何歳でしょう?
◆いま産科と小児科の現場は多数の若い力を必要としています。しかし現実はどうでしょう?

◆現在、国家試験をパスした医師は2年間スーパーローテイションとしてほぼ全ての科を回ります。医局に属さない身分として適当に過ごすことも可能でしょう。2年間のうちに身の振り方を考えるのです。税金を使って・・・。

◆この2年のうちに産科を回る期間が1ヶ月、小児科が1ヶ月・・・・・・合わせて2ヶ月余りと聞きます。長いですか?短いですか?◆どの職業にも言えることですが、体力気力が充実している若いときこそ過酷な道を敢えて進む勇気と情熱があるはずです◆日本の医療もよく考える必要がありそうですね。

《060901-2》身体との対話6

◆これまで身体との対話についていろいろ述べてきました。では対話する私たちの意識とは何でしょうか?

◆私たちは生まれてからものごごろがつき、いろんな学習を経て学び、規則や風習、習慣を身に付け、こうだからこうなるんだというひとつのパラダイムの上に生きています◆しかし、身に付けた数々の習慣などのために失った(隠れてしまった)ものもあります。それは心の本能・本質ともいうべきものでしょうか。

◆人間は学習によりいかなる方向へも伸びていくことができる生命体だと思います。ただ単に脳が発達しているばかりではありません。
心を持つからです

◆フロイトやユングが言うように心には階層があります◆密教では前五識(眼耳鼻舌身・・・5つの感覚による心の働き)のあとに第六から第九までの心の階層の活動を説いています(ちなみに第八はアーヤラ識、第九はアンモラ識といいます。この両者が霊魂という部分に当るそうです)ちょっと難しいですね。

◆どの人にも心があり、心の作用で行動が決まります。その人の性格から癖、また結婚・仕事・病気・そして死に方・・・・大袈裟ですが、運命ともいえますね◆そういう意味ではひとは心で生きていると言えなくもありません。心が人を動かし、世界を動かしているのかもしれません。

◆あなたが身体に語りかけた優しい、いたわりの言葉と想い・・・・それは
あなたの奥に存在する魂からのものです。魂はあなた自身、真実の存在だからです。だから魂の言葉や想いは人を助けます。そしてそれは成長するにしたがって忘れてきたものです◆身体に感謝すると同時に魂の存在に触れ、気付くことが大切かと思います(以下次回)

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身体との対話7

《060918-1》そろそろ次の話題に移ろうかなとも思いましたが奥が深いテーマなので続けていきます。ブログのほうがいいのかしら(@_@)??ブログってよくわからないんです(教えて欲しい)。
ちなみにこのHPは手作りです(^_-)・・・。

◆人のからだは意識を持ち、身体自身が受けた過去の様々な事柄も全て覚えています。いつからどんなことがあって、だからこんな風に悪くなったんたよ(ToT)・・・。まるで魂を持っているかのよう、そうです!それって魂なんです。

◆実は人が普段気付かない心の奥、その一部に真の意識があります◆それは普段は隠れていますがあなたのまごごろを持った問いかけには応じてくれるはずです。そしてそこで思いもよらない事にぶち当たることがあります・・・自分でない意識が身体の中にいることがあるのです◆うっひゃー、オカルトみたい・・・そうそのとおり、オカルトみたいですが事実だと思います。

◆中国医学では様々な邪気が侵入し・・・と教科書にも出てきます私が医者になり患者さんと接した時から、感じていたことですが、最初はたぶん恐らくそうじゃないかなというレベルでした◆でも最近は、やっぱりそうかという考えに変わっています・・・この邪気は病のでき方(原因)と密接な関わりがあります。

◆多くの病には原因があります。その原因はいくつもの要素が複合しています。それらすべての原因を突き止めるのは可能でしょうか?あまりに複雑すぎて大変かもしれませんね◆事故などによる損傷は物理的衝撃ですから原因がはっきりしています。病原菌やウイルス・化学物質や重金属・放射能・中毒・熱や寒さ・各種のストレスなど外的要因によるものも原因としては特定しやすいかもしれません。しかしそれらも原因の一部でしかないのではないでしょうか?

◆邪気=別の意識とはどういうことでしょう?その前に・・・
◆物事には二面性があります・・・物質的な世界と意識の世界のことです◆中国医学では陰陽・表裏・寒熱・虚実のように、ものごとの二面性を捉えその過不足を論じています。どのひとつをとっても表と裏があるのです。

◆これはあくまで私見ですが、病気はこれらと別の二面性を持っているように思えます。その二面性に気付かなければならないことがあります。何でしょう?◆表の病態・・・それは、いろんな症状として現れます。病としての顔と形として現れます。どこそこが痛い痒い苦しい、どんな具合だ、何かができている・・・などなど主観客観で判断できるものです。

◆では裏の病態とは何でしょう?・・・それが気に隠されています。意識の根底に関わる問題でもあるのです。‘気’とは人の心と密接に関わっているからです。そして邪気=別の意識もそれに類するものだからです(以下次回)

《060920》‘気’は交流する

◆単純な話ですが非常に大切なことです。誰かのことを考えたり想ったり、いろんな感情を抱いたり・・・人は心で勝ってにいろんな想像を巡らし、邪念もたくさん浮かんでは消え浮かんでは消えを繰り返していますよね◆自分のことですらいろんな影響を及ぼすのです。他人についても同じことが言えます。(以下次回)

《060918-2》もう間に合わないのかもしれない・・・

ここでこの様な話をするべきかとも思いましたが人類の大きな脅威になる話なのでしばらくお読みください。私は大きなショックを受けました。もう間に合わないのかもしれませんが・・・◆人類が生産したCO2などの温室効果ガスによる地球温暖化によって、もうすぐ人類をはじめ多くの生物種が危機的な状態に陥ることが分かっています。
◆とかく日本人は自分の置かれている状況に無頓着で危機感の薄い人種といえるでしょう。温暖化による海面の上昇、砂漠化、気候の大変動・・・特に欧州の先進各国では危機感を持ってこれに対処しようとしています。
◆1℃や2℃の上昇なんて大した事じゃないよ・・・と思っていませんか?◆1900年から100年余り経った現在、平均気温は約1.2℃上昇しています。2100年には平均4.8℃上昇すると予測されています。
◆約100年後・・・、そのときこのコラムをお読みの方々は全て生きていないと思いますが、子供たちや孫達、ひ孫たちは生きているはずです◆今の経済成長を続け、今程度の温暖化対策で100年後を迎えたとき・・・、
そのときはもう手遅れです。
◆実は100年後ではなく平均気温が1.5℃あるいは2℃上昇しただけでも気候の凄まじい大変動が起こり、大規模な被害が出ることが予測されています・・・それはいつのことでしょうか?実はわずか10年〜20年の後、我々がまだ生きている時なのです。
◆世界中の珊瑚礁・・・珊瑚は生息する温度範囲が狭く、1℃上昇しただけで白化現象が起こりやがて死に至ります。今、世界中の海でこの現象が起きています。その結果珊瑚を住処とする熱帯の魚たちもいなくなり、食物連鎖によりそれらを食していた大型の魚もいなくなることになります。
◆考えてみると1990年代の後半、ペルー沖の南太平洋上の海水温がわずか0.5℃上昇しただけでエルニーニョ現象がおこり世界各地に大規模な災害を起しています。昨年8月には『カトリーナ』がアメリカに甚大な被害をもたらしました。過去最大級の巨大ハリケーン、中心気圧905hp・・・・
◆最近、日本の天気おかしいかも!?って思っている方も多いと思います。何でクールビズしなきゃいけないんだろうね?このまま経済成長を続けても日本も世界も変わりないさ・・・って思っている方もすごく多いと思います◆つい先日発生し被害を出し続け北上をつづけた台風13号・・・・その強さは最大時925hp(ちなみに台風14号は915hpでした)。こんな数字聞いたことがありますか?どうしてこうなるのか?それは温暖化による“ゆらぎ”のせいだといわれています。気候が不安定になっているからです
2016年、1.5℃を突破すると干ばつと渇水さらに世界の食糧不足も発生します。日本の食料自給率は先進国中最低です。グリーンランドの氷床が融け始め、海面がさらに上昇します。もし2℃を突破したら・・・その年は2028年と予測されています。南極の氷床が融け始め、洪水の被害も多発するでしょう。また亜熱帯の伝染病であるマラリアなどの患者が増加します。東京湾のコレラが復活するのも間近いともいわれています
京都議定書ってご存知ですか?1997年京都で地球温暖化防止会議が開催されました。2007年からは環境税がとられます。最初は少額(一家庭2100円)ですがだんだんと高額になるでしょう。なんに使われるかって?排出権取引という、言わば見せかけの温暖化対策のためです(以下次回)

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身体との対話8

《061016-1》も深まってきて冷えと風邪の患者さんが増えていますレッグウォーマーをお忘れなく!お風呂以外、寝るときにも着けてください。そうするとね、免疫力が高まる感じがしますよ。たとえ靴下を履かなくともレッグウォーマーで膝下から足首を包むだけで足先もポカポカです。寒いときは一応靴下も履きましょう◆レッグウォーマーは少し厚手の締め付けないタイプがお勧め、脚を労わってあげてください。何故レッグウォーマーかって?お身体のためににどうぞお頼み申しあげますm(__)m。
◆さて、前回は表の世界と裏の世界の話をしました。初めて読まれる方には健全な表社会と欲望や犯罪の蔓延る裏社会の話だろうと思われるかもしれません◆ここでいう表とは物質世界、裏とは物質と表裏をなす意識の世界・・・・眼に見えない世界といえばいいでしょうか。精神的・心の世界のことです。

◆また前回、自分の身体の中に居る、非自分の存在をお話ししました。誤解が無いように、それらをまとめて邪気と呼んでいます。中国医学でいう邪気はその一部でしかないため少しニュアンスが違います。

◆そして、気は交流するという話も少ししました。例えば、誰かと会ったとき、電話をしたとき、あなたの気は相手の気と交流しています。気と気が触れ合い影響を受け合います。

喜びも悲しみも恨みや妬みの気持ちも愛情も憎しみも想っただけでも考えただけでも多かれ少なかれ気の交流は始まります◆私が患者さんを診察をするとき、また患者さんと電話で話したときも気の交流があります。気と気は容易に接触できるということです。

◆あなた自身からも気が発せられています。あなたを取り巻くように気が出ています。発すると同時にバリア(barrier)のようにあなたを保護します。気のバリアは幾重にも厚いコートのように身体を包みます◆気はもちろん身体の隅々も巡ります。気の交流は全ての場所で起こりうるのです。あなたの身体から離れた部分でも身体の深部でも起こります。言い換えれば、自分以外の気が身体に入って来ることになります。このうち身体にとって不都合なものを邪気と呼びます。

◆気の交流を心と心の交わりだと考えれば当然心の中にも入ってきます。交流は身体だけでなく心にも精神や意識にも影響を与えます・・・ただの交流だけなら入った気はすぐに出て行くはずです◆ところがその気が長く留まる事があります。留まる理由はさまざまです・・・

◆生きている我々に届く気には種類があります。
現実に同時に生きている人々からの様々な種類の想い想念感情(喜怒哀楽・労わりや慈しみ愛情憎しみ嫉妬などなど)・・・・もその一つです。◆これらの気は、時にストレートに相手に影響を与えます。と同時に発する人にも多大な影響を及ぼします。あまりに強い想いは相手にも自分にも心身に強い重荷を与えることになるのです。

《061016-2》その影響・・・
◆さて、・・・ある人(Aさん)が他の人(Bさん)に強い想い(重荷になるような気)を抱いたとします。気は強く交流してBさんは心身ともに疲れるような状態になります。Bさんが持病を持っているような場合、重荷はその部分に集中しますので、一時的に悪化したりします。これは邪気のひとつです◆Bさんがその気を取り去るすべを持っている場合は問題はさほど深刻にはなりません。その方法によって邪気はBさんから遠ざかっていくからです◆またもうひとつの方法はAさん自身がその想いを止めることです。Bさんへの影響は徐々に弱まるはずです。これも解決策のひとつです。◆ですが問題は本当はもっと複雑です・・・邪気とはこのような単純な仕組みにとどまらないからです

◆私は5月にスピルチュアルな旅をしました。そのエピソードを語らなければならないと思いつつ、時を待っていました◆そろそろ、その話を始めなければなりませんがその前に・・・・・・

◆先日、私に気を悟らせて下さった気功のF先生のお宅で気の治療をしていただいたときの話です◆F先生は75歳の空手の先生ですが、この先生とご縁ができてから‘気’というものに直接触れることができ、また、はたと気付くことがいくつもありました◆私にとってF先生は師匠中の師匠です。おそらく古今東西、数多くの気功師がいらっしゃる中でも最も優れた方のひとりです。

◆先生の治療を数回受け、‘気’のことに思いを巡らせていたある日のこと、ふと気付いたことがあります。当然といえば当然のことですが、癒しの‘気’には種類があります。前述の人の想いとは違います。癒しの‘気’です。その‘気’にはランクがあるのです。何のランクでしょう?◆それはその人に応じた‘気’のことです。その人とは、気功を行うひとです。これは絶対に真実だと思います・・・・・・(以下次回)

《061016‐3》産婦人科の諸問題・・・・◆先日NHKで産婦人科と小児科の医師不足の話がありました。内科などは余っているのに何故だろうと思いませんか??このことについては以前のコラムで触れました◆やはり国がしっかりとした舵取りをしなければならないのではないでしょうか◆また、代理出産の問題も出てきました・・・・。生殖医学の発展をとめることなど誰にもできません。科学的に出来得ることを止めることは不可能です◆倫理的云々と言われますが、その当事者の身になって考えるべきでしょう。子宮や睾丸を除去した自分を想像してみてください。生まれるべき子供がいない自分を考えることができますか?できるとしたらどんな人でしょうか?・・・◆大切なのは心、愛、思いやり、慈しみ、人としての道だと思います・・・・・・

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身体との対話9《061104-1》


 
秋もかなり深まってきました。冬への備えは如何ですか?レッグウォーマー身に着けていますか?脚・腕・身体全体に感謝し労わってあげてくださいね。何故レッグウォーマーかって?

 以下は東洋医学的な見地(気の世界)からみたものです。
小・中学生の自殺が報じられています。いじめが原因のようですが、前回《身体との対話8》でも申し上げたように、他の人に対して悪意などの強いマイナスの心を強く持ったとしたら、その人を心身ともに強く傷つけることになります

◆どのように傷つくか・・・・・・1)その人の身体の弱い部分に病状悪化などの症状が出る場合と、2)その人のに非常な負担を強いる場合とがあります。ほとんどの場合1)と2)は同時に起こります◆人は心で生きています。人は心の生物なのです。悲しいときは悲しい行動を起します。嬉しい時は嬉しい行動をするものです。心が穏やかなときと荒んだ時とでは明らかな違いが出てくることは容易に推測されます◆特に、2)は深刻です。心がいろんな行動の選択を行うからです。

◆あなたは朝起きたとき、『今日も一日がんばるゾウ、今日は調子いいゾウ』、って毎日必ず言えますか?◆どんな人だって、調子のいいときと悪いときがあるはずです。毎日毎日調子のいい人はいないと思います◆そして、多くの人は少しくらい調子が悪くたって、時間を過ごしているうちに良くなってます。なぜでしょうか?

◆いろんな理由があると思いますが、大きな理由のひとつは外部から良い‘気’を取り入れて補い、循環させるからです◆人は無意識のうちに自分のためにより良い気を受け取ろうとします。自然からの気のこともあるし、人から気の交流を通じて受け取ることもあります。生きている人はこれによって自分の正常さ(ホメオスターシス)を保とうとします。そういうシステムが成り立っています。

◆さて、もしあなたが悪い気をもらったとします。それが悪意に満ちとてつもなく手に負えないものだったら、どうなるでしょうか?◆前述したように、あなたの心は暗く、重く、沈むようになります◆いじめは単なるいたずら等とは違います。悪意が伴なったものほど強くその人の心にささり、その人の心を覆ってしまいます◆うつ病が蔓延していますがその多くの方も心に非常に多くの重荷を背負っています。

◆逆のことを言えば、もしあなたが憂鬱な思いをし、心が沈んでいるとすれば、それは本来のあなたではありません◆それは外部から来たあなた以外の邪気がそうさせているのだと思ってください。これは確信していいと思います。もし憂鬱で気分不良なときには、今の自分は本来の自分ではなく、外から来た邪気が私の心に居座っているせいなのだ、と言い切ってください。本来のあなたは元気で健やかなはずです。

◆実はあなたの身体の中にはご自分の生命体)と自分を護る生命体がいます。その生命体に心を開いて真心からこう伝えてください『私を護る生命体よ、私の中の余分な生命体を追い出してください!』◆この場合、あなたは余分な生命体と戦う必要はありません。あなたを護る生命体に任せるのです(ここでいう生命体とは生物という意味ではありません。気の世界ではこういう言い方をするようです)。

《061104-2》存在する理由・・・
人は何故生まれてきたのでしょうか?何故よりによって自分なのでしょう?人が生まれてきたことには理由(役割)があると思います。その理由は生きて生きて苦労を重ねていくうちにわかります。だから様々な苦労も病気も克服する必要が出てきます。
◆今はっきり言える事は生きていることが最高のことだということです。生きていさえすればいずれはっきりするはずです。そして生きていさえすればなんとかなります。
◆生きていることがどんなに素晴らしいことか!その理由もあるのです・・・・そのことについて次回触れます(以下次回)

《061104−3》気の治療・・・・
患者さんに横になっていただき、‘気’を呼び寄せます。瞬時に気が集まってきて一種独特の空間ができます。何かで護られた結界(けっかい)のような空域です。
◆気が身体を包みそして必要な場所に必要なだけ入り、流れ、循環していきます◆気は周囲にエアクッションのような塊として認識されます。非常に繊細で柔らかいけれど弾力がある暖かく穏やかな存在です◆その場に集まり、留まり、ゆっくりそして素早く流れ、散じる・・・・循環と対流が起きているようです◆気は人に必要なものを補います。気が入ると特殊な場合を除いて、たいていは順調に循環します・・・・・・しかし詰まりなどがあった場合、そのつまりを取り除くことが必要となることがあるようです。

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身体との対話10《061120-1》

寒くなってきましたね。もうすぐ12月。冬ですね〜、夏はあんなに暑かったのに、時間ってホントにあっという間ですね気が早いですがクリスマスやお正月はどうやって過ごしますか?あなたの来年の目標は?来年の手帳を買いましたか?クリスマスのプレゼントはどうされます?もちろん自分に対してのです!寒くなってくると心が内向きになりがちですよね・・・・・・そこで、いきなりですが今回はまず内なる孤独について・・・・・・

人生にはさまざまなシチュエーションにおいて、思わぬときに思わぬ場所で孤独にぶち当たることがあります◆自分から選んだ孤独もありますし、そうならざるを得なかった孤独やそうさせられた孤独、いろいろです◆時には独りになることも必要ですが、寂しさもひと恋しさも募ります。孤独の味は当事者になってみないとわからないものです。

◆ここでは暗い話はやめて、ひとりの時間について前向きに考えて見ましょう・・・・・・◆隠れ家、自分の居場所をみつける。ひとりになって自分に問いかけ、自分を養い、自分を見つめ、自分を味わう、さらに自分を想い、反省し、後悔し、愚痴や言い訳をいい、泣いて憂さを晴らす・・・。

◆常に自分の思いどおりになるなら、人生に対する様々な指針、教訓や指導、道標(みちしるべ)などは必要ありません。自分の思い道理にならないもの・・・それが人生です。
◆だけどやはり、自分の希望や願望、やり遂げたいこと、果たしたいこと、夢の実現、目標の設定、より高い崇高な思想と理想、向上したい気持ち・・・などなどあなたが幸せにまたは充実するために必要なものは山ほどあるはずですよね(^^♪

◆孤独の時には自分を見つめること、自分には何が必要で何を求めているか、本当の自分は何に対して価値を置いているか、自分の本当の幸せは何か、身分や世間体などをよそに放り投げてじっくりと想い巡らす・・・・・・◆独りになってようやく分かることも多いはずです。孤独はむしろ自分を高めるチャンスかもしれません(ここでいう孤独とは強制されたものではありませんので誤解のないようにお願いします)。

◆どれくらいの時間が孤独を味わうのに必要でしょうか・・・・・?人によってさまざまです。1日24時間は決まってるから・・・・・・そのうち30分??いや1時間??3時間は必要だというかたもいらっしゃるでしょう。チョー寂しがりやの方は5分で十分と答えるかもしれません。

◆孤独を味わうにはひとり旅にかぎるよ、とうい方もいるはずです。それはむしろ孤独を楽しむという感じですね。旅先で他の人との交流もあるはずです。かえって孤独にならなくて済むかも知れません。

自分を見つめ直す、もうひとつのやり方が瞑想です。気の流れを感じながら独特の呼吸とともに行います◆床に座っても椅子に座っても、立っていてもできます。通勤電車の中でも可能です。

◆あなたが孤独を愛する人なら瞑想を勧めます。基本的には腹式呼吸です。腹をふくらませて横隔膜を下げて息を吸い、お腹をすぼめながら横隔膜を上げて息を吐きます。

◆床に座った場合、姿勢の安定感を増すために座布団などを2つ折にして尻に当て、あぐらを組んで片方の足を他方の下腿に置き(半跏布坐といいます)ます。

◆眼は軽く閉じ、口はかすかに開き、肩の力を抜き、鼻から吸って口から出します。◆吸う息より吐く息を長くします(長出息呼吸)。

《061120-2》存在する理由・・・その2
人は何故生まれてきたのでしょうか?何故よりによって自分なのでしょう?
◆前回生きていることがどんなに素晴らしいことか、ということを述べました。ひとりひとりにその人しかできない役割が有ります。ひとは役割を果たすために生まれてきたともいえるのです。そのため生きていることに感謝することは非常に重要です。

◆気の面から言えば、私たちにとって地球(ガイヤ)からもたらされる、‘気’がなくなることは死を意味します。持つものは生、持たないものが死です。つまり生は‘気’をもたらします。生は‘気’で充足されます◆そしてまた生は‘気’をコントロールすることができます。その逆に気が我々に影響を及ぼすこともあります◆‘気’とは生きている私たち自身の肉体と精神、行動、働き、影響と、それらを生み出してまた包み込む大自然、太陽と母なる地球、宇宙の働き、全ての運行をとらえた概念かもしれません。

◆重要なことは、その‘気’を受けることができるのは生きているからこそということです◆中国医学などで登場する邪気は生きている人に侵入して、冒し、滞り、変化して・・・・・・実に様々な悪影響をもたらし、いろんな病態をつくります◆では、そもそもなぜ邪気は生きているものに侵入してくるのでしょうか?◆実は、邪気は‘気’を必要としています。邪気が必要としているもの、欲しているものが‘気’なのです。だからこそ生きている私たちに頼って来るのです(以下次回)。

《061120−3》気の治療・・・・
◆‘気’は手の平からも出ますが、前腕の表の部分(手掌側)から手首を伝わって出ているような気がします。そこに熱い流れを感じます。

*次回こそはスピリチュアルジャーニーのことをお話したいと思います(悪しからず・・・・・・)

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牧場の朝

身体との対話11《061202-1》

みなさん、足首から膝まではくれぐれも温めてください。風邪を引く確率がかなり低下します。

レッグウォーマーを付けるとご自分の身体が如何に冷えているかが自覚できます。寒さが身に染みるときは膝(ひざ)までカバーしましょうね。レッグウォーマーを使う理由はこちら

からだの関節部分というのは邪気が入りやすいところです。膝、肘、首から背中にかけての背骨の部分です。意外に手首や足首は強いと思われます。ですが足の甲は冷えます。

風邪ぐらい・・・と思ってはなりません。やはり万病の元ですさらに風邪には自覚症状のあるものと無いものがあります。

何となく気分がすぐれない、憂鬱感がある、首や肩または関節の調子がおかしい、からだのどこかが痛い、少しからだが冷えてるみたいだ、または全く自覚が無い・・・・・・など自覚症状の無い場合いつもと違う症状です。普段と違った症状でも風邪を引いている場合がありますのでご注意を。赤ん坊がぐずるのは風邪の場合も多いのです。

うがい薬でうがいをするのは風邪を予防し、身体を守る大きなポイントのひとつです。単なる水によるうがいは止めましょう。殺菌用のうがい薬を使用することをお勧めします◆そのときに意外と重宝なのが歯周病菌や口臭を防ぐために市販されているものです

◆考えてみると、歯や口腔と咽喉は一つの空間です。繋がっています。だからお口の入り口から咽喉の奥までいっきに消毒できるはず。わざわざうがい用の薬を使わなくてもいいかも・・・・・・

◆大人は多少刺激が強いものでも大丈夫ですが、お子様には低刺激のものがいいでしょう・・・・・・具体的には、トータル的にみて大人から子供まで使いやすいのはデンタルリンスガムなど◆強刺激でお子様には無理だけど、優れているのはリステリン。リステリンに関しては長引く口内炎にも効果あり(これは使用経験からです)。

◆それでも咽喉の痛みがちょっと長引いたとき・・・・・・すかさず抗生物質を飲んだ方がよさそうです。1日くらいでいいのでお飲みになることを勧めます(うがいは欠かさずに)

◆冷え取りのために、女性の方々には、レッグウォーマーと共にお勧めしたいことがもう一つあります。→ ◆使い捨てカイロのミニサイズの製品があるのをご存知ですか?それを使います。題して『簡単、子宮と卵巣保温術』◆使い捨てカイロは6〜8時間くらい保温効果がありますよね、それを3〜4時間ずつ2回に分けます◆まず、午前8〜9時から下腹部のやや下、子宮が存在する部分に下着の上からこの使い捨てカイロを当ててください(くれぐれもやけどに注意してくださいね)◆お昼になったら、そのカイロを剥がして、お尻の仙骨部分に当てます(3〜4時間)・・・・・・即ち、午前中お腹に3〜4時間、午後お尻に3〜4時間当ててください。《注意》直接肌の上には貼らないでください。くれぐれもやけどに注意してください。就寝時は使用しないでください!寝てる間にやけどする場合がありますので。お使いになって違和感を感じるときも止めましょう。

◆あなたのいたわり、護り勇気付ける気持ちなど優しい意識が身体に伝わったとき、からだは自ら治す力が生じ、新しく生きる力が溢れてきます。気力が充実してくるはずです。

《061202-2》存在する理由・・・その3
◆11月29日付けのある新聞で、大学の名誉教授が、命がなぜ尊いのかを生命科学の立場から寄稿していました◆38億年前から続いてきた遺伝子の話です。

◆確かに現代に生きる生命は遺伝子の最終的な産物であり、人間もその一つです◆でも、生命の本当の尊さは遺伝子レベルで論じられるものではありません。

◆子供が欲しくても持てないご夫婦がいます。生涯独身で通す方々もいます。その人たちは遺伝子の継続はそこで途絶えます◆人は自分達の食料として、また生活のために他の多くの生き物を殺しています。それらの生物の遺伝子もそこで途絶えます◆生殺与奪という言葉がありますが、欲しいままに振舞うのは悲しいことです◆私達が生きるために犠牲になった動物や植物、魚やその他の多くの生き物に心から感謝すべきです。

公共広告機構のCMにあなたが大切なんだという場面がありますよね。心に響きます。あなたの遺伝子が大切なんだ、ではおかしいと思う。遺伝子=命ではないからです

◆さらに重要なのは、大切なのはいまここにいるあなたなのということ。命が大切なのは分かりきっているけど、やはりその人こそが大切で尊い存在であるということです。その人が全てです。そこに理由など存在しません。

◆人は生きていく上でよく考えなければならないことがあります。この世での役割です◆それはご自分と家族、友人や周囲の人々、日本を含む世の中、その未来、地球の行く末にとって非常に重大な関わりを持ちます。その人が子孫を残すか否かに関わらずです◆そしてそれがご自分で理解され自覚されるのは、10代20代ではなく、もっとずっと先のことです。

◆考えてみてください・・・。なぜ地球上に数千万種といわれるほど多くの種が存在するのかを・・・。ただ単に遺伝子を継続させるためでしょうか??◆そして私たち人類がこの世に出現したのは単に遺伝子の進化した結果なのでしょうか?

◆私たちは肉体と精神を持つ生物ですが、それだけではないはずです。38億年という気の遠くなるような時空間を越えて来ましたが、いまここに、ただ単に生存しているだけでは無いはずです。

◆どんな人でも夢や希望を持っています。叶う叶わないは別として◆また、多くの人々があらゆる苦難に耐えて、家族や同胞、多くの人々のために、自分が犠牲になっても構わないという思いを持って生きてきました。それだけの覚悟と勇気と献身の心(精神力)を人は持っているのです。

◆私たちが生きることは自分だけのためではありません。強いて言えば、38億年間の悠久の先祖と、今と未来を生きるあらゆる種の多くの者たちのためにあるのかもしれません。

◆大切なのは今をどう生きるかです。どのように生きることがあなたと周囲の人々にとって幸せなことですか?◆あなたが大切です。肉体と精神と感情と気持ち、魂とハートをもったあなたがこの世で最も大切な存在なのです。

《061202−3》・・・・すみません*また話しそびれました。次回こそはスピリチュアルジャーニーのことをお話したいと思います(いつもいつもすみません・・・・・・)

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身体との対話12《061218-1》

これから本格的に冷えのシーズンに突入です。巷では、風邪の他にノロウイルスなどが流行しています。これまで以上に注意が必要です。その意味でもまず冷えを取り、また冷えから身体を護ることが必要です。

◆具体的には・・・・・・
1)まず、
手洗いやうがいをする。
うがいは
うがい薬を用いて行うと効果的

2)レッグウォーマーをしてみる(その理由は
お風呂以外は全て着用が望ましい。
もちろんできるだけで結構です。

3)簡単、子宮と卵巣保温術
使い捨てのミニカイロを用いた方法です。

4)足湯など・・・・・・風引かないように。

5)冷たいものを避ける
温かいものを召し上がってください。特にお茶は元来身体を冷やすと言われています。お茶は温かいものを少量、が基本。コンビニや自販機で買った冷たいものは温めなおしてください。

6)運動歩く走るでは意味合いが少し違います。脳のためにもこれらの運動は必要ですが、歩きを主体にしている方は、10〜30秒の走りを加えては如何でしょうか?

◆走る(すなわち軽いジャンプのような運動)こと・・・・・・それは単なる有酸素運動に留まりません。身体全体にとって適度な刺激となるからです。規則的で適度な上下運動と、地面から伝わる軽い衝撃の繰り返し・・・・・・。身体を適度に揺すること、筋肉だけでなく骨や内臓、水分や酸素の片寄りを是正し適度な配分をもたらすはずです。◆これほど気軽にできる簡単な運動はありません。

◆雨や大雪など天候不順で外出もままならないときは、お部屋で軽くジャンプなど如何ですか?気分転換にもなりますよ(^^♪。

◆もしあなたにやる気があって、もうちょっと・・・・・・とお思いなら、まず第一にそれを毎日続けることをお勧めします。いろんな情報が溢れていますから適当な運動を見るけることは簡単です。でも続けなきゃ意味無い・・・・・・ですよね。

061218-2》久々に‘気’について
◆なぜ地球に‘気’が存在するのでしょうか?ある人は宇宙全体が‘気’の力によって運行しているとまで言います。本当でしょうか??物理法則ってものがあるはずですが・・・◆しかし実際、宇宙は我々の理解を超えたものだともいえます。

◆宇宙の全てが‘気’で、というのは信じられませんが、少なくとも私達が認識できる範囲において、‘気’の作用はあるはずです。

◆認識するというのは、私達が心をそこに向けているということを意味しています。心をもつもの・・・・・・人間は最も高度に精神や感情を発達させた生命ですが、野に咲く小さな花も虫たちも、ある種の‘気’を発しています。

◆地球にどうして‘気’が存在するか?やはりここで生まれた生命と関係があるのではないでしょうか?38億年まえから続いている生物の歴史・・・、そしてそれを育んだ母なる地球・・・

◆人類の歴史なんて、地球と生命の祖先が辿った悠久の歴史に比べればほんとにたいしたものではありません。

◆いろんな種が生まれては滅び、変化し進化していった・・・・・・弱肉強食の過酷な世界・・・・・・天変地異によってせっかくの進化もまた後戻りをすることもあり、ようやく出現した知性ある種、人類。

◆このように生物が辿った長い長い歴史のなかで、失われては再び復活し、出現しては危機に瀕した幾多の生命が持った‘気’、それを育んできた地球に‘気’は少しずつ徐々に、しかし膨大な堆積として今、存在するのではないでしょうか?

◆しかし奢れる人類は自らの利益のみを考えて地球環境を汚染し、大自然からの多大なる恵みをその欲望のために欲しいままに使っています。

◆後のことを省みない方向にこのまま進むなら、どんな未来が待ち受けているかは科学者たちが指摘しているとおりです。

◆過去の悠久の歴史が示すとおり、多くの天変地異が人類の歴史を閉ざすかもしれません。我々は知性ある生命です。そのような過ちを繰り返さない方法を知っているはずです。(以下次回)

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2007年元旦 

《070101-1》あけましておめでとうございます。

2007年が皆様にとって良き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

◆今年は二黒土星の年。九星気学では土星は万物が生まれる土壌であり、はぐくみ、育てる母なる大地、穏やかさ、優しさを象徴しています。

◆それは、全てを超えた‘愛’。遥かなる時のままに、常に存在し、全てを包み込み、全てをゆだねさせ、また全てを忘れさせ、全てを溶け込ませ、全てを受け入れる・・・・・・。

◆それは生の象徴、生きることの原点、生まれ出ずるところ・・・・・・、また同時に全てが還り眠りにつくところでもあるのです。

◆大地は陰であり、また陽の象徴である天(太陽)と通じ合い、一つとなって万物を生み出し、輪廻させます。

◆全ての生物は生を得て死に至り地に還ります。これは生命が持つ宿命に他なりませんし、その理には逆らうことができません。

◆が、その働きも天地(陰陽)が交わってはじめて起こること。また一方(陰陽のどちらか)が失われたとき、他方も失われ、それが育んできたこの世界も失われるのです。片方のみの存在はあり得ない・・・・・・あなたも私も・・・・・・。

◆愛とはそこから生まれる感情ではないでしょうか?全てがそこから生まれ、護られて育(はぐく)まれ、成長し、円熟して極まっていく。

◆地球(大地、陰)無くして我々は存在しないし太陽(天、陽)無くしてもその存在は無い。計り知れない偶然あるいは偉大なる奇跡によって生じたこの二つの大きな力が呼応し、ダイナミックな力の交流が起こり長い時間を掛けてやっと我々が生まれた・・・・・・。

◆この大地と太陽が稀に見る関係であるからには、そこに生きる我々も非常に類い稀なる存在であるに違いありません。宇宙人はいるかもしれませんが我々もまた大いなる宇宙人にちがいありません。

◆どうか一つお身体を大切にしてください。この一年、一日一日を貴重な時間だと思って、生きていきましょう。たとえどのように過ごしても、あなたの時間は取り返すことができないくらい貴重なのです。それと、感謝の気持ちを忘れずにね(^_-)・・・・・・あなたの幸せを心からお祈りします。

《070101-2》奇跡が起こったら・・・・・・

◆今まで気付かなかったこと・・・・・・。暮れに降ったどしゃぶりの冷たい雨も低気圧が北へ遠ざかるにつれて小降りとなり明け方までには上がっていた。地下鉄を降り、行き交う人も車もまばらな地上に出てきたときには、空の半分はまだ灰色の雲に覆われていたけれど、太陽が出る東の空と遠い西の空は晴れ、真っ青な凛とした冬の青空がのぞいていた。ずっと遠くに小さく見える建物や木々も、空にぽつんと浮かぶ白い雲も、いままで見たことのないほどに美しく新鮮に輝いていた。冷たいけれど爽やかな朝の風とともに自分がウキウキと歩いているという感覚、都会の中の自然に生きているという瞬間を味わったような気がした。・・・・これはほんとに小さなことかもしれないけれど僕にとって奇跡といえることでした。

◆いつもと同じ景色を見ているはずなのにどこか違ってみえる事、そういう経験はありませんか?同じもののはずなのにはじめて見る、はじめて理解されるというものです。そのときあなたが見ているものって、その本質はどんなものなのでしょうか?

◆時は動き、常に変化しています。遠くの景色も大きな建物もやがてはなくなり、時間が経てば無に還るはずです。人の心も同様に刻一刻と変化を遂げ、意識も考え方も見方も変わるのはごく当然のことです。

◆それが奇跡かどうかは別として、自分自身が持つ感覚の変化が起こることがあります。小さいけれどその奇跡に気付くと新しいことが始まります。

◆人はみな普段どおりの生活をし、いつもの行動パターンを繰り返しています。敢えて変える必要の無いことは行わないのが普通です。要するにいつもと同じ力が肩に加わって同じストレスを起こし同じ感情を持たせ行動を起させています。

◆冒頭で述べた小さな奇跡は日常のありふれたところにひっそりと佇(たたずん)でいます。

◆どうしたら気がつくでしょうか??是非こう述べてください、心の中で・・・・・・。
 
『教えてくれませんか?見せてくれませんか?』

◆自分の状況が悪いとき・・・・・・周囲の見えない力が助けの手を差し出しているかもしれません。それを見逃さないように。生きることは尊く、また辛いものです。でも絶望の淵にこそ光明が射し込んでいるはずです。あなたの周囲のティンカーベルを見逃すな・・・ですよ!!(以下次回)『あなたを護る秘密の言葉・魔法の言葉』みてくださいね!

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温心堂コラム第14回

070117-1》1月は天候も良く小春日和が続いた感じがします。冬なのに、冬らしくないような・・・・私たちの地球はどうなっているのでしょう??温暖化が私たちにどのような影響をもたらすのでしょうか?

◆温暖化により、いくつもの生物種が危機にさらされています。もし地球に生物が棲めなくなるとすると、人類はどこかに移住することになるのでしょうか?となると、近くの惑星でしょうね・・・・!?、となると一番近いのは月?火星?金星?それとも冬眠装置を使って近くの恒星付近の惑星に行くのかしら???何万年もかけて???

◆まるでSFの世界ですが、夢物語のような話とも言えないのです。

◆しかし2040年代に北極の氷が完全に溶け、海面が膨張して上昇し、日本の砂浜がほぼ消滅したとき・・・・・・、すなわち今から30数年経過したとき、日本と世界の様子が現在と比べ物にならないほど一変していることは間違いありません。

◆今年は去年に比べても遥かに多く環境問題に触れた話題が採り上げられるでしょう。テレビもそういう番組や報道が多くなるでしょう。

◆この星は欠けがえの無い、唯一無二の星です。この星を守りたい・・・絶対に。他の惑星なんて嫌です!地球は唯一のマザーです。

◆温暖化ガスは幾種類もあるそうですが、一番多いのは二酸化炭素(CO)です。人類がせっせと排出してきたガスで温暖化の一番の元凶です。人類が排出したものですから人類の英知によって何とか解決できないでしょうか?

◆すなわち、空気中の中からCOだけを取り除きCとOに分けて集める方法です。一見しただけではすごく簡単に見えるのですが・・・・・・

◆皆さんの中には優れた見識をお持ちの方いらっしゃると思います。どうでしょうか?解決方法を考えれみてくれませんか?お願いします。

◆でも私は結構楽天家なので、そういう人やそういう方法が必ず見つかると信じています。たとえ明日死んでも今日リンゴの木を植えるという人の心胸がよくわかります。

◆この母なる偉大な地球を私たちは見捨てないし、地球も私たちに智慧と勇気をもたらし、この未曾有の危機から回避できる道をしめしてくれるでしょう。信じてますから・・・

070117-2》漢方について・・・・・・
◆漢方薬は‘気’の薬です。‘気’は文字通り空気や雰囲気、元気などに使われるのと同じく、空間に存在し、空間を飛び交い、空間で交り合い、空間に発せられます。即ち、電波・電磁波などのように空間を行き来し、交流するのです。

◆‘気’が電波などと違うところは人の意思によってコントロール可能なところです。例えば、その場に留まるようにいえば留まるし、どこそこへ行くようにいえばそこへ行きます。消えるようにいえば消えます。(なんて不思議なんでしょう・・・・)

◆漢方や中医の教科書を読むと、いたるところに臓腑の‘気’と漢方薬との関係が書かれています。生命・人体の働きや不思議さと、薬のもたらす効能の関係を古代の人々は‘気’を介して説明してきたのでしょう。

◆葛根湯などの有名な処方の記述はいろんな場面で読まれたことがあると思いますので、ここではあまりお目にかからない処方をご紹介しようと思います。

◆私の良く使う漢方処方に五積散(ごしゃくさん)という方剤があります。方剤とは個々の生薬単剤が集まってできた一つの目的を持った漢方薬のことです。

◆中国では五行・五穀など五という数字がつく言葉は多く、漢方薬にも五苓散・五虎湯・五淋散など多くの方剤があります。

◆五積散の五積とは気・血・寒・湿・痰の五つの溜り(積もり)のことで、五積散はこれらを消去する漢方薬です。気の積もりは気滞、血の積もりは血お(ケツオ)などと表現されます。

◆五積散という名前は余り聞いたことが無いと思います。効き目は非常にマイルドで妊娠中の方にも安全に使用でき、冷え症や風邪をはじめ関節痛・腰痛・神経痛・更年期など幅広く使えます。五積のどの部分を消去するかにより成分の加減調整ができればベストです。

◆この処方の一番の眼目はなんといっても消去という点です。身体にとって余分なもの、不都合なものを解消する、バリアをはずして外に出す、こだわりを無くして出て行ってもらう、いらないものを整理する・・・など、余分なものを取り去ることによって身体がどんなに楽になるか・・・です。

◆漢方を選ぶときに、患者さんの身体が五積散を選ぶ理由はこのためだったのか・・・とつくづく納得しています。身体は余計なものを好まないのです。余分な成分はいりません。

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【温心堂コラム】第15回

2007年2月5日更新

《070205-1》2月2日、パリで開かれた国連の『気候変動に関する政府間パネル:IPCC』で、今世紀末の平均気温が最大で6.4℃、海面上昇が59cmと予測されると発表されました。しかし・・・

アメリカ大気研究センター(NCAR)は昨年暮れ2040年の北極海から氷が消失するというレポートを、またNASAは昨年3月に南極で毎年東京ドームの約12万個分に相当する氷が融けて消失していると発表しました。衝撃的すぎるニュースですが、両報告とも新しすぎて今回のIPCCでは検討されていないとのこと(2月3日読売新聞より)。

◆いままでは地球温暖化が起こっているのかどうか、またこの温暖化は人類がもたらしたものかどうかさえ疑問視するところもあったのですが、今回のIPCCの報告ではその原因が人類の活動によるものである可能性がかなり高いと結論付けています(決定すると言い切れないのは政治的配慮かもしれません・・・・・・)。

◆しかし、数年前までは温暖化による影響の予測値もまだまだ低かったし、温暖化の加速度もそれほどではないはずでした。中国やインドなど新興する国々の急激な発展により温暖化が加速されたのです。

◆こういうレポートもあります・・・・・・。2100年には6mの海面上昇が起こる可能性がある。日本語訳はこちら。さらに、あと2-3度気温が上昇すると300万年の地球と同じ環境となり、そのときの海面の高さはいまより約25m(80フィート)高かったと・・・・・・。25mではほとんどの主要都市は水の中です。《日本語の参照はこちら

◆IPCCは科学的根拠に基づき、現時点での予測を立てていますが、毎年その予測は変わります。恐ろしい話ですが、温暖化に対して真剣に取り組まなければ数十年後には我々は生きてないかもしれないけれど、私たちの子孫はどうなるのでしょうか??

◆国土が段々とジワジワと狭まったとき・・・・・・、そこで起こることは想像するのも恐ろしいことです。果たして社会秩序が保たれているでしょうか?

◆地球ガイヤ説というものがあります。地球は生物のように生きていて多くの生命を育んでいる。そんな地球は人類を見限ってしまうのでしょうか?地球は人間だけのものではない!!天地と多くの生命あっての我々ですよね・・・・・・
(注)◆IPCCとは各国の環境に取り組む代表と科学者2000人余りで構成される環境問題に関する国連傘下の世界的権威です。

(注)京都議定書(Kyoto protocol)気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づいて1997年第3回会議(京都)採決され、2005年発効となり、2008年より発動されます。昨年11月、12回目を迎えた気候変動枠組条約国会議(COP12)がケニアのナイロビで開かれました

◆この会議で10億本の植樹キャンペーンが決められました。2007年に10億の植林を行うものです。いまのところ二酸化炭素の削減を行えるものは植物が主体です。自然にやさしい一番の温暖化対策は植樹かもしれませんね・・・・・・

さて、温暖化はこのくらいにして・・・

《070205-2》◆‘気’の効用について
◆いろんな方に気功をお勧めしていますが、その理由の一つに‘気’のお守り効果があります。お守りのような作用ですね。‘気’はあなたを護ってくれるのです。

◆大きな‘気’の力が加わると邪気がやってこなくなります。以前、邪気も‘気’が欲しいのです、と述べたことがあります。邪気は本心としては‘気’をもらいたいのですが、今のままのほうが邪気として過ごしやすいときには‘気’を嫌います。

◆これは例え話ですが、大酒もタバコも博打も本来慎むべきなんだけど、好きでしようがないんだ・・・っていう人もいますよね。ホントは止めたいんだけどついついズルズルと・・・。やめると健康にいいってことも、生活も運も良くなるってわかってるんだけどね・・・・・・。

◆邪気はホントは邪気でいたくないんです。このままじゃ嫌だから‘気’をもらっていいところへ行きたい・・・・のはずなんです。ふつう邪気に対して‘気’を入れるのはこういう理由があるからです。

◆当分邪気のままでいるもの、そう簡単に変化しないようなものに対して、私たちは自らの身を守る必要があります。神社仏閣にあるお守りには広い意味である種の‘気’が込められています。気功はそれらの宗教的な‘気’と意味合いが違いますが、人々の役に立つという点では似ています。治療で使う気功は本来‘癒しの気’です。

◆ではどのように‘気’が我々を護ってくれるのでしょうか?・・・・・・それは護ってくれる‘気’のレベルによるものと思われます。高級な‘気’と低級な‘気’、その中間の‘気’・・・確かにあるのです。高級な‘気’、それは純粋で穢れのない温かなものです。癒しの‘気’としても、護りの‘気’としても最高です。‘気’はその人の心に反応します。心が大切なのです(以下次回)。

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【温心堂コラム】第16回     

 【2007年2月20日更新】
地球温暖化は非常に深刻です。今回は前回に引き続き地球温暖化について・・・前回とカブる(重複する)ところがありますがご容赦ください。

《070220-1》2月2日、パリで開かれた国連の『気候変動に関する政府間パネル:IPCC』で、今世紀末の平均気温が最大で6.4℃、海面上昇が59cmと予測されると発表されました。しかしこれは甘すぎるかもしれません。

アメリカ大気研究センター(NCAR)は昨年暮れ2040年の北極海から氷が消失するというレポートを、またNASAは昨年3月に南極で毎年東京ドームの約12万個分に相当する氷が融けて消失していると発表しました。衝撃的すぎるニュースですが、両報告とも新しすぎて今回のIPCCでは検討されていないとのこと(2月3日読売新聞より)。即ち、6.4℃上昇も、海面が59cmしか上昇しないことも誤りかもしれないということです。

◆今回のIPCCの報告では温暖化の原因が人類の活動によるものである可能性がかなり高いと結論付けています(決定すると言い切れないのは政治的配慮かもしれません・・・・)。これはほとんど言い逃れができないレベルなのです。

◆こういうレポートがあります・・・。2100年には6mの海面上昇が起こる可能性がある。日本語訳はこちら。さらに、あと2-3度気温が上昇すると300万年の地球と同じ環境となり、そのときの海面の高さはいまより約25m(80フィート)高かったと・・・。25mではほとんどの主要都市は水の中です。《日本語の参照はこちら

◆グリーンランドの融解が止まりません・・・。グリーンランドと南極は海に浮かんでいる棚氷や氷山とは分けが違います。両者とも陸地であり、その上に存在する氷床(ice sheet)が融解すれば確実に海面上昇につながります。

◆6m、あるいはそれ以上の海面上昇が起これば世界は破滅的な状況になります。政治家が率先してこの現状を国民に伝え訴えていかなければならないはずです。大臣の失言の揚げ足を取っている場合ではありません。

国土が段々とジワジワと狭まったとき・・・、そこで起こることは想像するのも恐ろしいことです。世界中が同じ状況になります。食料を巡る争いが起こるでしょう。戦乱が起こり、飢饉、伝染病、巨大ハリケーン・巨大サイクロン・巨大台風や竜巻、大洪水や砂漠化など・・・世界が同じ状況ですから誰も助けに来てくれません。果たして社会秩序は保たれているでしょうか

◆このために人類はその数を劇的に減らすかもしれません。数十分の1になるかもしれない。

◆私は心配で仕方ありません。調べれば調べるほど人類や地球上で育まれた他の生物にとって不利な状況が明らかになってきます・・・。このまま温暖化が続けば引き戻すことができなくなり、やがて地球は灼熱の惑星となるともいわれています、金星のように。

(注)◆IPCCとは各国の環境に取り組む代表と科学者2000人余りで構成される環境問題に関する国連傘下の世界的権威です。京都議定書(Kyoto protocol)気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づいて1997年第3回会議(京都)採決され、2005年発効となり、2008年より発動されます。昨年11月12回目を迎えた気候変動枠組条約国会議(COP12)がケニアのナイロビで開かれました

◆この会議で10億本の植樹キャンペーンが決められました。自然にやさしい一番の温暖化対策は植樹かもしれませんね・・・・・・

私はこの地球と人類に全てを託しています。人類の叡智と理性がこの未曾有の危機を必ず救うはずです。危機の回避を諦めないし、多くの人々に知ってもらうことがその一歩だと信じています。一介の産婦人科医がこんなにクレージーなくらい温暖化をアピールするのも知った以上引き返せないからです。

◆考えてみてください・・・・・・一度起こった海面上昇は、今後数千年、いや数万年続くかもしれません。現在起こる洪水などで一時的に水位が上昇するのとは分けが違います。二度と引かない水ですよ。

◆いままで日本では温暖化に関心を寄せている人々はそれほど多くなかったかもしれません。今世紀末最大で6.4℃上昇する気温・・・・・・そのままだとさらに100年後(2200年)はどんな温度になるのでしょうか??

◆これは例えばという話ですが、ある本では250℃・・・という数字も出てきます。人はおろかバクテリア以外のほとんどの生物が死に絶えた惑星・・・長い年月をかけてまた最初からやり直し??

◆『行動しないのは正気じゃない(Newsweek日本語版2月7日号)』・・・・・・人類はそれほど愚かではないはずです。

◆地球は本当に壊れかけています。2050年までに100万種類の生物種が絶滅するといわれています。人類も例外ではないはずです。

◆もはや個人のレベルでは到底対処できる問題ではないのかもしれない・・・個人個人が意識し自覚しなければならないけれど・・・。それだけではもう間に合わないのかも・・・。

◆私がもっともっと頭が良かったら・・・・・・とつくずく思います。COを画期的に効率よく大量に減らす方法です。みなさんも考えてください。どうしたら地球と多くの生命を救えるかを!!多くの生命が危機に瀕しています。

来年もさ来年もその次の年も、安心していられること、ごく普通の新年を迎え、普通に喜んであけましておめでとうといえる生活ができること・・・そんな普通のできごとが半永久的に行える穏やかな日々、ごく普通の日常がある生活、それこそが代えがたい幸せなのではないでしょうか?

◆一昔前に話題になったノストラダムスの大予言のアンゴルモアの大王とは地球温暖化のことかもしれませんね!

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温心堂コラム】第17回

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       【2007年3月20日更新】
 今回のコラムは掲載が遅くなってしまいました。私自身の考えが整理できてないためです。申し訳ありません。
 
前回は地球温暖化の深刻な状況について述べました。今回は
《‘気’の世界からみた地球の変化について・・・070320‐1》

◆私たち人類は地球上のあらゆる生物と同様に、この大地で生を受け、大自然の中で、その営みに順応して生きてきました。人々の生き方は様々ですが大自然の寛容さと育みがなければこれほどまでの繁栄はなかったでしょう。単細胞生命から我々に至るまでには、約37億年もの気の遠くなるような時間が必要でした。

◆幾つもの危機的な状況を乗り越えてきた生命力は凄まじい限りです。これほどの多くの生命体を育んできた地球とはいったい何ものなのでしょうか??

◆なあんて事をいうと、またへんな事言ってるぞ・・・と怪訝な顔をされそうですが・・・・・・

◆いま、地球が見直されています。生命の土台となる地球・・・その地球そのものが生命であるという理論です。

◆大地と海、空、風、雲、太陽、月・・・・昼と夜、色とりどりの季節・・・・私たちにとって見慣れた大自然の穏やかで暖かな風景・・・・。多くの生命を生み全てを与え育てる母・・・・それが地球。

◆しかし、地球は今、確かに変わろうとしています。地球レベルでの変化が起きつつあるようです。ガイア(地球)が自ら決心してそれを成し遂げようとしたとき、私たちはどうなるでしょうか?

実はそれに伴ってそこに棲む生命も変化を遂げざるを得ないかもしれません。えっ、我々も変わるの??・・・・・・今はまだはっきりとしたことは言えないとだけ申しておきましょう。ただ地球のレベルはアップします。生命を育む地球のレベルが上がるというのです。

◆仮に地球を人体にたとえてみましょう。その中で人類はどのような存在なのでしょうか?地球は生命にとって格別の環境を提供してきました。人類にとっても然りです。そして人類は地球環境と地球資源すべてに手をつけてきました。地球は人間のために用意されたものだと思い込んでいるためです。

◆そのことは世界中のいろんな地域の神話の中で、神がもたらした、あるいは創造した、または約束した土地・・・・・・というニュアンスで語っています。日本でも神話の中で神様が日本列島を作ったといわれています。

◆しかし地球が人類のためにあるということは、果たして正しいことなのでしょうか?以下次回

‘気’の本質070320‐2》
◆どうして‘気’が存在するのでしょう?地球に生命が存在することと関係しているのでしょうか?

◆生命は‘気’の存在に気付いています。というか、ごく当たり前の共生関係にあると認識しています。私たち人類は脳の前頭葉が高度に発達したために‘気’を認識する古い脳の機能を覆い隠してしまったようです。

◆地球と生命(もちろん私たちも)と‘気’。やはりこの三者には深い関わりがあるようです。

◆以前‘気’について、上等(高級)なものからそうでない(低級)ものまでさまざまなレベルがあると述べました。‘気’にも単細胞レベルから高等生命体レベルまで存在するのだ・・・・・・ということです。

◆生物の進化の過程と共に‘気’のレベルも進化してきたのではないでしょうか?人類の出現と共に高度な‘気’が出現したのです。

◆しかし、それはあたかもその出現が予言されていたかのように、最初から備わっていたとも考えられます。

◆これは仮定の問題ですが、もしそうならば、いったい誰が何の目的で、あらかじめ用意したのでしょうか?

◆我々人類が出現するのを予測していた・・・・??こうなるとミステリーですね。

◆進化とは元来そういうものかもしれません。高度に発達した脳を持つ人類。その脳がもう少し大きく発達すると、おそらく今の人類とは違う存在になるのでは?

◆今から恐らく数○○年後・・・・、人類が現在の危機を乗り越えたとき、新たに超人的な人々が出現し、新しい世界を構築する・・・・。彼らはもちろん我々の子孫です。

◆彼らは、我々とは全く違う特質を備えています。特に心の特質です。そのとき、地球はどうなっているでしょう?・・・・・・私には見えているかのように感じます。

◆地球は穏やかさを取り戻し、美しい風景、四季折々の豊かさを生み、恵みの太陽の光と優美で繊細な月、幾億千の夜と昼の時を越えて、数千万数億の多種多様な尊い生命が織り成す類い稀な碧の星に生まれ変わり、人々はその種としての天命が尽きるまで、そして新たな星々始祖として、アダムとイブとしての役割を果たし、また新たな生命の源となっていく・・・・・・

◆要するに、地球と人類は変化を遂げます。新たな進化といっていいかもしれません。特筆すべきは心の変化です・・・・・・。以下次回

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【温心堂コラム】第18回 

【2007年4月23日更新】
《fエフのイメージ:070423−1》
今回はまず、温心堂で最近やっている赤ちゃんが欲しい方のためのイメージトレーニングをご紹介します。『fのイメージ』です。fとはfetus胎児のことです。

◆こどもは宝です。国の予算はそのためにもっと使うべきですよね。

◆ さて、一日が終わり眠りに就くとき・・・・・・お布団の中で、お腹に手を軽く置いて次のようなイメージをします。『ピンポン球よりやや小さめ(直径約3cm)の羊水を含む胎嚢が子宮の中にあります。羊水の中で1cmくらいの小さな赤ちゃんが元気に動いています。』胎嚢は赤ちゃんのお部屋です。

◆これをリアルにイメージまたは感じてください。目を閉じていても開いていても構いません。映像のように見える人もいるでしょうが、お腹に置いた手がそれを感じても、心(気持ち)で通じ合うだけでも、気配を感じるだけでもいいのです。どちらかといえば臨場感だとおもいます。

◆イメージの時間は思い思いで結構です。長く感じたい方もいるでしょうし、すぐに眠りに就くかたもいるでしょう。お任せです。そしてそのとき次のようにつぶやいて(心の中でいいですから)ください。『授(さず)かってくれてありがとう』。過去完了形で呼びかけることが重要です。終わったらそのまま眠ってください。

◆これを『f(エフ)のイメージ』といいます。眠る前の脳はこれを理解します。このイメージは夜、お休みになる前だけで結構です。

◆日々の生活の中では感謝の気持ちが大切だといろんな方が言っていますし、詳しく書いてある本もたくさんあります。

◆私もそのとおりだと思いますが、大切なのは今生きているということです。今生きていること、そしてあなたと共に今生きている周囲の人々がいるということです。あなたが生きていることと周りの人々も共に生きていることに感謝してみてください。

《今地球が変わろうとしている:070423‐2》
◆桜の時季も過ぎました。暖かくなってちょっとウキウキしています。若葉青葉の時季を迎えGWはどう過ごすか・・・・・・など既に余暇の気分と予定が入っている方も多いはず。

◆忘れてはいませんか?咽喉元過ぎればって感じですが、地球はなんだか怒っているような気がします。今の地球温暖化の大きな原因は人類です。日本は世界で4番目に二酸化炭素を排出している国です。

◆このままでは生物の棲めない星になりますよ・・・・・・地球はそう警告しています。

《ガイア:070423‐3》
◆いずれにしても地球が宇宙の誕生(ビックバン)から現代にいたる120億年のうち、30億年以上(4分の1以上)もの長きにわたって生命を宿している特殊な星であることには間違いなさそうです。それほどまでの長い間、生命が途絶えることなく生きていけるシステムはいかなるものでしょうか?

◆ガイアという概念をご存知ですか?イギリスの科学者ジェームズラブロックによって提唱され、1971年にその概要が発表されて以来、多くの紆余曲折を経て、今日では地球そのものが自己調整機能を有する生命圏システムであるという認識がなされています。これがガイアです。

◆どういうことかというとね、地球そのものは普通に生きているという意味での生命ではないけれど、地球がある程度用意した環境を使って生物自身(生物圏)がその大気の組成や気候を自らの生存に好都合なように維持管理しているというものです。

◆生物が環境に適合するのではなくて、生物全体としてそのような環境を創り出しているというものです。そこに地球という大きなゆりかごを想像せざるを得ないわけです。

しかし特に強調しておかなくてはならないことは、人類がその中に含まれなくてもガイアはその存在意義を果たし得るということなのです。

◆産業革命以来地球の平均気温は1度以上高くなり2度へと突き進んでいます。2度上昇すると海の珊瑚は絶滅します。そこに棲む小さな魚類もいなくなります。それらを捕食していた中型から大型の魚たちも消えていくでしょう。40%を超える生物種がこの世から消えるでしょう。

◆海の温度が平均12℃を上回るとどうなるかご存知ですか?暖かい表面の海水と深くて冷たい海水が交じり合うことができなくなり、酸素の供給が止まることで生命のいない死の海と化してしまいます。

◆また大気中の二酸化炭素の濃度が500ppmを超えたとき(産業革命前は280ppm、現在は約380ppm)、海藻類が絶滅します。海藻類が発生するガスは空気中で酸化され雲凝結核とよばれる微粒子を作ります。雲の元になる微粒子です。それがないと雲を作ることが出来ません。

◆雲ができなくてどうして雨が降るでしょうか?特に大陸において雨が降らなければ森林も植物も作物も育たないでしょ・・・・

◆雲はまた太陽の光と熱を宇宙に反射して地球が必要以上に暖まるのを防いでいます。

◆美しく豊かな地球・・・・・・来年も十年後も百年後もずっと安定した気候であって欲しい・・・・・・毎年4月に桜が見たいし、冬には雪が深々と降り積もり、流氷が来てほしい。地球に生きるあらゆる生命、人々と子孫の繁栄のために、どうか地球が変わらないでいて欲しい・・・・・・

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       【温心堂コラム】第19回

【2007年5月15日更新】
《mエムのイメージ:070515-1》
今回は子宮筋腫のためのイメージ法をご紹介します。『mのイメージ』です。mとはmyoma筋腫のことです。

◆子宮筋腫の方、筋腫で悩んでいらっしゃる方は非常に多い。ほんとに、すごく多い。でも何故、筋腫ができるのか……ご存知の方は少ないかもしれません。

◆‘気’の世界では筋腫ができるのはストレスのせいと言われています。ストレス……??ほんとに??そんなことってあるのかよ……っていわれるかもしれませんが……

◆もちろん遺伝的な部分もあるでしょう。でもね、子宮は本来すべてを受け入れ、受け止めるところでもあるのです。子供を宿すところ、月経の役割を果たすところ、多くの経絡が関係し、体調や心理的要因によってもデリケートな反応を示すところ。

◆いつも穏やかに快適な日常が送れ、何一つ不自由なくストレスもない社会だったらどんなによいことでしょう。すべてが上手くいき、成功が約束される世界……でもそんなこと現実には有り得ないですよね。

◆事実は小説よりも奇なり……、日常は常に変化と驚きに富み、平穏無事ということのほうが稀かもしれません。まさに小説と同じか、あるいはそれ以上の意外性が隠されています。

◆本来子宮は性周期とともに変化し、脳と卵巣のホルモンに忠実に従っているはずの従順な臓器です。子宮は新しい命を宿す準備をし、予行演習を何度も行い、常に新鮮なベッドを用意し、外敵から賜物を護る警護を万全の体制で整え、あらゆる連絡網を駆使して新しい命の情報を収集していました。

◆ところが……、人は日常生活においてさまざまな刺激『ストレス』を受け、脳と卵巣の働きが制限され、あるいは混乱され、子宮に到達すべきホルモンや情報が寸断されることは日常茶飯事で、子宮が想定していた範囲を越えて、来るべき兵站が来なかったり、血流が細くなったり、栄養は途絶えたり、ありとあらゆる外敵が襲いかかって来たり……という具合で耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、へとへとになりながら、それでも子宮は子宮として存在する以上、耐えに耐えざるを得ない状況なのです。

◆それに加えて、冷えが子宮に襲い掛かります。冷えなんてたいしたことないじゃん……っていわないでください。夏になっても冷えがひどくて悩んでいらっしゃる方、しもやけができる方さえいらっしゃるのです。それを考えると子宮、大丈夫でしょうか??いいえ、とてもとても、相当深刻な状況です。

◆大体男には分らないもの、なあんて思ってる方もいらっしゃるかも……でも男も案外と冷え症なんですけどね^^;

◆この地球上に男と女がいる。それは神秘的ですし、摩訶不思議なことだと思います。たとえ前世や来世は性が違っていたとしても、今生では今の性で生き、今の性を全うするのです。男性は男性として。女性は女性としてその性を生きる……。

◆そんな女性にとって、ストレスの受け入れ場所、あるいはストレスを表現するところとして子宮があります。全部の女性ではないけれど。では、どのように子宮は表現するのか……それは受けたストレス、その種類と大きさによります。

◆でもね、言い換えれば、子宮筋腫といえども、わが肉体の一部であるに違いない、人それぞれ、その人が受けたストレスに応じて、それを健気に受け止めざるを得なかった、これだけ辛かったんだよ……って訴えているものなのです。

◆ストレスをあなたの代わりに受け取った結果なんだよ……って訴えている。

mエムのイメージの実践:070515-2》
さて、一日が終わり眠りに就くとき・・・・・・お布団の中で、お腹に手を軽く置いて次のようなイメージをします。これはfのイメージと一緒です。

◆筋腫を触ってさすってあげましょう。そして次のように真心をこめて呼びかけてください。『ご苦労さんだったね、ありがとう』『いつもありがとう、感謝してるよ』『辛かったね……ごめんねいつも、ありがとうね』。心の中でいいですから。

◆次いで、元どおりのみずみずしい、うっとりするくらいきれいなピンク色の子宮にもどったイメージをありありと描くのです。

◆リアルにイメージし、また感じてください。目を閉じていても開いていても構いません。映像のように見える人もいるでしょうが、お腹に置いた手がそれを感じても、心(気持ち)で通じ合うだけでも、気配を感じるだけでもいいのです。どちらかといえば臨場感だと思います。

◆イメージの時間は思い思いで結構です。長く感じたい方もいるでしょうし、すぐに眠りに就くかたもいるでしょう。お任せです。そしてそのとき次のようにつぶやいて(心の中でいいですから)ください。『元の美しい形の子宮にもどってくれてありがとう』。過去完了形で断言することが重要です。終わったらそのまま眠ってください。

◆これが『m(エム)のイメージ』です。眠る前の重要な時間だからこそ効果があります。

◆ちなみにfのイメージは効果絶大でした。1ヶ月で5人妊娠されました。

◆忘れないでください、大きな力があなたを護っています。それは特定のものではないけど、今を生きる人の味方です。病めるときは大いに休んでください。大丈夫です、その力は決してあなたを見捨てませんよ。あなたはひとりではありませんから……。

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温心堂コラム】第20回

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       【2007年6月3日更新】
《‘気’について、そして癌について070603-1》
今回お話しすることは、少し特殊といえば特殊、変なといえば変な・・・・・・そんなん言ってもいいんか(そんなこと言っちゃっていいのかな)??っていうくらい、ヤバイ・・・けど、ほんとに重大な話です。

◆私はこれまで、このコラムを通じて、‘気’の世界の一端を分りやすく述べてきたつもりですが、それは多くの方々に‘気’のことをもっとよく知ってもらうためであり、また、それにより一人でも多くの人が病から回復され、充実した人生を歩んでもらえたらと思ったからです。

◆しかし遠まわしで、婉曲的に言っても、読まれている方はピンと来ないかもしれないし、‘気づき’もほとんどないかもしれません。重い病の方にとっては、急いで実行すべきものも多いのに具体性に乏しい表現だったかもしれません。

◆もっと簡単に、平たく、わかりやすく述べ、はっきり言ったほうがより理解してもらえるかと思いました。私が今まで感じ、気づき、思ったこと、もう一度簡潔に記述してみます。そして、癌を中心にもう一度気付いたことをお話できたらと思います。

◆その前に、なぜ、そこまでして‘気’にこだわるのか、目に見えないものの存在がどうしてわかるのか?と疑問をもたれる方も多いと思います。

◆実は、昨年(2006)の9月あたりから、私の身体(特に左腕)から、通常とは明らかに違う、熱のようなものが出ていることに気づくようになりました。身体が火照ったり、温かく感じることは誰でも普通に経験すると思いますが、それとは感じが明らかに違う熱のようなものが溢れて出ていることを強く感じるようになったのです。あることがきっかけでした。

◆初めは左の手の平(手掌)だけから強く熱いものが放射されているような状況でしたが、次第に手首、前腕、肘(ひじ)と範囲が広がっていきました。

◆患者さんに診察台に横になってもらい、何も意識せず左手を少しかざすだけで、電熱器から遠赤外線が出るように手から出て行きます。これが‘気’なんだろうか・・・・半信半疑・・・・かなり大量にです。

◆そのうちに上腕、そして今では肩や背中の一部から左手まで、さらに右手の手首から先へと拡大してきています。同時に今度は首筋の後ろが熱くなるようになりました。恐らくそこから外部の‘気’が入って来ているのではないか・・・・・・直感です。

◆すなわち、どこからか外部の‘気’が入ってきて、腕から出て行く・・・・・・。外部の気を利用しなければ、自分自身の‘気’を使うことになります。自分の気を使えば減るはずですが、私はそれほど苦にならず、へとへとになりません。どうやら外部の‘気’のようです。

◆私の手や腕から出ているもの何なのか?それが‘気’だとしてなぜそうなったのか、体質が変化したのは何故か?その‘気’はどこから来たのか?人にどのような作用をするのか?疑問は次つぎと膨らみます。

◆3ヶ月ほど経過した時、五年来の四十肩が治りました。いつの間にか治っちゃったっていう感じです。四十肩・五十肩は‘気’の詰まりです。それが解決すると治ります。これにより‘気’の効用をひとつ知りました。

◆しかし良いことばかりではありません。‘気’の通過性がよくなったせいか、邪気を受け取ることも多くなったのです。とたんにいろんな現象が現れ始めました。現れ方もてきめんです。(このことはかなり深い意味も持っています。またの機会にお話します)

‘気’について、そして癌について070603-2》
◆現代医学は常に進歩していますし、最先端のことは末端の町医者のである私にはついていけないくらい細分化・専門化されてしまいました。追いつけないのは情けないことですが、先端技術の中には画期的で目を見張るもの、すごいアイデアがあることも事実です。とうてい一人の頭脳では考えつく範囲を超えています。

◆さて、現代医学は主に科学的に捉えたもの、万人が目に見え、触れ、感じられ、科学的・機械的に測定されたもののみを扱っています。精神科や心理学もありますが科学的領域から出たものではありません。

◆漢方や鍼灸などは一般的に伝統医学と呼ばれます。現代医学のように測定する機械・器具、科学的な技法などがなかった時代に、経験と五感を頼りに体系付け構築された医学です。そこには‘気’が存在します。しかしこの‘気’は形式化・形骸化され、伝統医学を行う方々の方もそれに気付いていないことが多いようです。

◆気功やスピリチュアルな治療法はどうでしょうか?少なくとも気功をやられている方々は‘気’の存在を知っていて体感されているはずです。私の経験では鍼灸を行っている方々の中にも‘気’の感覚に優れた人がいらっしゃいます。気功といっても太極拳などは含みません。人の心身の治療を行う‘癒しの気’を使う治療法です。

◆現代医学を『表の治療』とします。‘癒しの気’を使った治療を『裏の治療』とします。で、どちらも大切です。どちらもやるべきです。これが結論。

◆森の木を思い浮かべてください。地面から上の部分、すなわち見える部分を担当するのが現代医学『表の治療』です。地面から下、すなわち目に見えない部分を担当するのが‘癒しの気’『裏の治療』です。

◆どんな病気も表と裏の治療があり、表のみではうまくいかないときこそ裏の治療が必要になります。表ばかりを充実させてもだめなのです。同様に裏だけでもだめ。表裏一体です。

とくに癌などの難病には裏の治療がすごく大切です。その邪気はとてつもなく強い。単に悪い者とは言い切れないようですが生命力を消費する力は非常に強いようです。

では、その邪気がその人から去った時どうなるか?その人は回復の道を歩み始めます・・・・・・。では、どうやって邪気をその人から外すのか??これが一番の問題です。(*中国医学や漢方の教科書では○○の邪として邪気は頻繁に登場してきます)

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温心堂コラム】第21回

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       【2007年6月22日更新】
《‘気’について070625-1》
前回お話した表と裏の治療の概念はとても大切なことです。さまざまな病気の中にはこのような治療が必要な方がいらっしゃいます。私が感じている‘気’自体は特段珍しいものではありませんが、21世紀に入る前後から数々の脅威が現実に起こっている、または起こりつつあることも事実です。

今世紀は高度に発達した医療とともに古くて新しい‘気’の医療がリニューアルして発展してくると感じています。

◆‘癒しの気’が何故来るのかは別として、それが集まるとどうなるのでしょうか?私は天空から‘気’がやってくると感じますが、その‘気’は患者さんの身体の必要な部分へ、必要に応じて(勝手に)入っていくように思えます。

◆すなわち、私や患者さんの表面意識(意思)にかかわらず、‘気’を求める身体(肉体)の真の声に応じて必要なだけ必要な部分へ入っていくようです。必要な部分とは、表面意識が感じる部分とは全く別のところのこともあります。身体(肉体)の意識は‘気’と話し合って各部へ分配しているのかもしれません。そのようにして身体は‘気’による均衡が取れ、満たされていくのです。

◆自然の中に行くと気分がよくなったり元気を取り戻したりしますよね。窓を開けて外の空気を吸う、運動などで代謝をよくして多くの気を取り入れる。それで気分は晴れて活力が湧いてきます。そのとき……私たちは気が入ってきたぞ……って意識していますか?気が身体のどこそこに入ってどの部分に注入されてるって。身体は‘気’と呼応して適切にマネージメントしています。

◆その神秘的な働きには驚かされるばかりです。睡眠中、気はどんな活躍をして身体を快復させるのでしょうか。あるいは危機的な状況下に置かれたとき、家族や親しい友人に会ったり電話をして話すだけで安心し安らぎを覚え癒されるのはなぜでしょうか。

◆私は‘癒しの気’はただ触れるだけで、その効果を発揮すると確信しています。身体が求めてくるし、気もそれにすぐさま応じるからです。

◆漢方薬は西洋薬と同様に、その薬理作用により効果を発揮します。ですが、その生い立ちと理論は長い歴史を持ち、植物成分が主体であり、使い方も西洋薬とは異なります。
この漢方薬は‘癒しの気’の成分を持つでしょうか?

◆答えはyes!
漢方薬(エキス剤)はその生薬の成分を受け継いでいるからです。生薬すなわち植物の個性は自然界で確固たる地位を築いています。数千年の間、変わらずに現在まで生きてきたのです。エキス剤に形は変わっても、その‘気’は失われていませんし、その草を食べて病気を癒してきた生物たちにとって、その植物の命(影響力といいましょうか)は残ります。

◆なぜならそれが‘気’というものだからです。
さて、ひとつの答えが見えてきましたね……。

‘気’について070625-2》

◆‘気’を構成するもの……その手がかりは地球の長い歴史を通じてはぐくまれた命の鎖です。37億年以上の歴史は宇宙の寿命の3分の1に相当します。地球はその間、命を絶やすことがない環境を提供してきました。考えれば考えるほど、全宇宙においてこれほど好条件のそろった稀有な星はないんじゃないかと思います。

◆もともと‘気’を持つ生物は死んだ後もその断片を残します。生物は次の世代のために自らの命を与えることもありますし、他の生物の栄養となったりして余すところなく完璧に役立つというところは皆さんもご承知のとおりです。

◆であれば、‘気’の世界でも当然のごとく、次の世代に渡す‘気’というのはありうる話です。その‘気’は子孫の世代に活用できるものであるはずですし、気の遠くなるような長い歴史の上で膨大な蓄積となっているはずです。

◆私たち人類は、いまでこそこの地球の支配者のような存在でその振る舞いも傲慢ですが、この広い宇宙・銀河系・太陽系・地球の辿った歴史に比べれば無きに等しいくらいの存在でしかありません。

◆地球の生命として生まれた以上、‘気’は私たちにとって生きていくうえで空気や水と同じように必須なものです。しかし、それは石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料のように人類が力ずくで手に入れることも取り扱うこともできないものです。

◆むしろ、‘気’は環境破壊など地球にとって悪影響を与える人類の身勝手な振る舞いに対してどのような力を及ぼすでしょうか?要するに地球を脅かす存在をそのまま放置しておくでしょうか?とても心配になります。地球温暖化は人類が引き金となった最悪の危機のひとつです。考えてみると人類の文明とはほとんど全て地球そのものを利用して形成されてきました。木材・金属・石炭石油……。

◆はっきりしていることは、人類は恐らくこのままではいけないだろうということです。そして優れた英知と努力によって築いてきた類稀(たぐいまれ)な文明社会と文化を守り継続するために、再度その優れた頭脳と智慧を結集しなければならないと思います。

◆高度な人類の脳は現実を見て生きていくことのほか、‘気’の存在に気付き、‘気’の存在を知ることにより人類が本来採るべき最良の道に自然と気付かされ、諭(さと)され、しかも癒されることも本能的に知っているのだろうと思います。いわば人類が共通に持つ良心です。自然に悟る力(能力)です。

◆美しい日本は人々の美しい心からくるものです。愛すること・はぐくむこと・見守ること・慈(いつく)しむこと・信じること……愛することの中には自己犠牲というものも含まれます。犠牲を伴わない愛は真実では無いとよく言われます。憎しみや怒りなどは‘気’を損ねます。

◆ちっとも難しくはありません。和顔愛語という言葉がありますね。優しくて親身で誠実な態度や言葉遣いのことです。心がけ次第で良い‘気’を発することができます。ストレスの多い現代社会は‘ムカつく’ことも多々ありますが、それはそれでスーッと受け流すことも必要です。・・・んーっ・・話が少しずれたかもじゃ・・・

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温心堂コラム】第22回

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       【2007年7月8日更新】
《‘気’について070708-1》
さて、前回は地球に気が存在する理由として、長い歴史を生き抜いてきた生物たちが後世の生物のためにそれを残し、堆積していったものではないかという話でした。その続きとして今回は、進化についてお話します。どうして我々が存在するかという問題を孕(はら)んでいるからです。

◆進化論といえばダーウィンが有名ですが、進化の過程で起こるのは突然変異です。少しずつ少しずつ変異が積み重なり、あるものは淘汰されあるものが生き残り・・・・という具合で最終的に人類は現代の地球上で最多の支配層になったわけですが、ではその人類を支えているものは何かというと、この豊かな大自然と生態系です。大自然に生きる多種多様な生物・生命・・・・。太古の昔からその時々の支配層を支えるために無数の生命が存在しました。*突然変異に基づく進化についての理論をネオダーウィニズムといいます。

◆それで進化論の続きです。今は人類が王者ですが、その人類はこのまま進化を続けていくことができるか?・・・どう思われますか?ちなみに恐竜は絶滅してしまいました。

◆人類は恐竜とはずいぶん違います。肉体も精神も頭脳も違います。例えば大きな隕石が空から降ってくるとなるとブルースウィルス主演のアルマゲドンみたいに、果敢にその危機に挑み克服するはずです。地球温暖化だってそうですよ・・・・、人類はもう既に何だかの手段を考え始めています。となると・・・・人類はそのままの状態で存続し、いつしか突然変異によって進化するのでしょうか??それはどのようにでしょう??

◆超人という言葉を聞いたことがあるでしょう。肉体も精神も極度に優れた人。ニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』で超人について語りました。

◆恐竜と違い、人類が滅亡せずに地球温暖化などのあらゆる試練を克服していったとします。どのくらい後か・・・・、時を経て、人類の中に超人が出現するようになる、そういう時代がやがてやってくる・・・・。その超人類たちはまたさらに数千年あるいは数万年の時を経て更なる進化をとげるのかもしれません。

◆ちなみに超人は、現代人よりも体力・気力は数倍(数十倍かも)で、知力・精神力も計り知れず、小賢しいことを一切考えず、金儲けなんて興味なし、私利私欲や腹黒さ・したたかさがなく、心は宇宙のように広く、道徳心や愛は神に近い・・・・。現代社会では有り得ないような存在ですね。

◆もしも、もしもですよ、これは仮説ですが、太陽系の第三惑星として地球があって、そこに生命が誕生し、多種多様な生物種が出現し、やがて人類が出てきて進化して超人類になったとする。これは進化の過程と結果なのかもしれませんが、この地球に生命が誕生した理由がそこにあるとすると?????これは仮説ですが・・・・・・。

◆もしそうであれば、生命全体はやはり運命共同体ってことになるでしょう?全てが繋がっているようです。生物学的には食物連鎖も遺伝学・進化論的にも。そして気の世界でも・・・・・・。

◆でもそんなに進化してどうするの??って思う方もたくさんいらっしゃることでしょう。進化しなくたってこのままでいいじゃん・・・・。

◆そうですね・・・・、先のことなんてどうなるか分からないもの。でも今いる私達の存在理由もわからないことのひとつです?

◆その理由がはっきりするのは、恐らく超人として進化したときだろうと思います。なんせ超人類のIQって200以上でしょうから・・・・。

fのイメージ+α・・・・070708-2》

◆以前、赤ちゃんが欲しい人のための『fのイメージ』をご紹介しました。これは非常に優れたイメージ法の一つです。そしてもうひとつ、プラスするとさらに効果がある方法をご紹介します。

◆女性(あなた)は日常の生活の中で、ご自分が何かやり残していることや、やったほうが良いと思うこと、こうあるべきだと思っていることなど、自分がもう少し何とかすれば何とかなるものを抱えていませんか?

◆例えば、朝もう30分ほど早く起きれたら良いのに、夜12時には眠れるようにしたほうがいいとか、午後9時以降の食事や間食はやめたいとか、アルコールはビールは1本までにしようとか、台所をもうちょっときれいにしておきたいとか、お風呂や洗面台のみがきや掃除または換気をこまめにしたいとか、タバコをやめたいとか、笑顔を忘れないとか、挨拶を増やしたいとか、感謝の言葉とか・・・・。部屋の模様替えもいいけれど、ただ闇雲じゃいけません。自分としてはこれの方が良いというようじゃなければだめですよ。

◆ほんとに些細なことですが身近で日常的な何か改善できること。これを思い浮かべてください。そして明日(今日からでも)から実行するのです。そうするとね、何かが変わってきますよ。

◆夜寝る前の『fのイメージ』はそのまま深層意識の中に入っていきますから、日常それを忘れている時も『fのイメージ』は続いています。

◆あとは、あなた自身が変化すること、良いように良い方向に改善していく・・・・自分にもプラスになるし気持ちがすっきりしてくること、即ち‘気’の通りが良くなるのです。気持ちが前向きになるといい結果が出るに決まってます。大切なのはそれをやってみてよかったと思えることじゃなきゃ意味がありません。タバコを吸ってみようか・・・・じゃあ何のために変わるのかわかりませんよね。

◆あとひとつ大切な事いいますね。場所を変えてみるというのも大切。どこの場所??受診している病院のことです。何年もやって結果がでなければ変えてみること、誰に遠慮する必要もありません。あなたとご家族の幸せのためです。変え過ぎるのも良くないけど何となくだらだら続けるというのもいけません。

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温心堂コラム】第23回

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       【2007年7月23日更新】
《070723-1》
温心堂レディースクリニック院長のブログ公開しました。よかったら是非ご覧ください。

◆ブログの仕組みは、私にとっては大変わかりにくくやっかいなものです。でも当面はコラムとブログの二人三脚でいくつもりです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆私にとっても温心堂にとってもコラムとブログの内容にそれほどの違いは無いと思います。ですがブログの方はやはりもっと力を抜いてものを見るというフランクで自然な感じが必要かなと思います。

◆温心堂コラムはもうすでに20回を超えましたが、実際どのくらいの人が見てくれているのかは不明です。‘気’について知っていただきたいことは山ほどありますが、ホームページの場合、必要最小限だけという方も数多くいらっしゃいます。
ほんとに必要なものならば隅々まで見るでしょうが、自分に関係なく必要ないものまでは見ないのが普通ですから致し方ありません。

◆温心堂レディースクリニックを受診される方はこの近くにいらっしゃる方と漢方など東洋医学系がご自分に合うと思われる方、そして何がしかのご縁のある方に別れます。
でも実際の事を言うと、漢方や鍼灸などの中国医学・東洋医学というもは私の場合、それだけではあまり意味が無いといえそうです。

◆私が目指すところは人の健康と幸せです。偉そうな事を言うようですがそうでなければやっている意味がありません。何のために仕事をするか、ということに関わることですからはっきり言いますが、人が健康になり幸せになるならばその手段は問いません。それでその人の命が救えるならば、それがベストならばそれを採用すべきは当然のことでしょう。

◆それがたとえ非近代的でも、民間療法でも、効果があるのならば私は喜んで取り入れます。それが非効果的で意味の無いものだったらどんなに有名でもお墨付きがあっても関わることはないと思います。

◆健康で幸せに暮らす……それは日常にありふれたものかもしれません。『日々是好日(ひびこれこうじつ)』は私達の豊かさに繋がるものです。人の大切さ、人と人との繋がり・関わりにおいて良好で円満なことほど私達に喜びをもたらすことは無いのです。

◆以前から何度も言うようですが人は心で生きています。心が豊かで気持ちが晴れやかで気分が爽やかならばこのうえ何が必要でしょうか。それは健康の上に成り立つということは言うまでもありません。

◆人生を豊かにする。それはお金だけでは決して達成できないことであり、お金を豊かさの指標にするのであれば真の心の豊かさは永久に見出すことはできないでしょう。

◆お金に関しては、ある程度のところで留めて置くべきです。むしろその方が心安く生きることができると思いますし、お金にとっても生きたものになるはずです。

fのイメージ+α・・・・070723-2》
◆以前、赤ちゃんが欲しい人のための『fのイメージ』をご紹介し、前回はプラスするとさらに効果がある方法をご紹介しました。すなわちあなたの表面意識(顕在意識)に働きかける方法として、日常の生活の中で、ご自分が何かやり残していることや、やったほうが良いとわかっていながらやれてないこと、こうあるべきだと思っていることなど、自分にとって真の向上に繋がるものを敢えてやりませんか……という話でした。

◆例えば、朝もう30分ほど早く起きれたら良いのに、夜12時には眠れるようにしたほうがいいとか、午後9時以降の食事や間食はやめたいとか、アルコールはビール1本までにしようとか、台所をもうちょっときれいにしておきたいとか、お風呂や洗面台のみがきや掃除または換気をこまめにしたいとか、タバコをやめたいとか、笑顔を忘れないとか、挨拶を増やしたいとか、感謝の言葉とか・・・・。すなわち、心がけと気持ちの整理の問題なんです。

◆こういう事がよくあります。不妊治療で必死になって体外受精や顕微授精などをおこなって妊娠しなかったのに、諦めて普通に過ごしたら自然に妊娠できた……

◆何が変わったのでしょうか……?
変わったのは実はご自分です。ご自分が変わったのです。もうちょっとはっきりいうと、赤ちゃんのことに対して受け入れの態勢ができたのです。なぜか……??

◆実は受け入れる幅、ゆとり、そういうものが心に器として備わったというべきでしょう。心が大きくなったのです。赤ちゃんが入る心のゆとりができた、赤ちゃんはそれを待っていたともいえます。

◆逆に言えば、そのときの心の持ち方が身体を変えたともいえます。身体にある変化をもたらせた。こういうかたは実に多い。そしてそのとき身ごもったお子さんはそれにふさわしい人であるにちがいありません。

◆何度も言うように、人は心で生きています。心が豊かであれば人生をどのようにも設計できるのです。そのような心豊かなひとびとが多く集まったとき、この社会も地球も劇的に変わるに違いありません。

《070723−3》
『あなたを守る秘密の言葉・魔法の言葉』の第2章その28に腹式呼吸の仕方の一つの方法を載せています。呼吸法に関する書物は古来から非常に多く、実践法も様々です。どの方法が自分によいか合っているかよりも、何よりもまずやってみることです。実際に腹式呼吸をやってみて初めて会得することができますし、会得したそれはあなた自身の方法であり他の人が真似できるものでもありません。

◆なぜ腹式呼吸がよいのか……、いろんな効用がありますが、是非知っておいて欲しいのは美容とダイエットと記憶力の復活です。

◆心が落ち着くことや副交感神経優位に働くことは周知の事実ですが、美容やダイエットや記憶力にも働き、しかもそれが習熟されるとさらに上の効果があらわれます。最近、自分の調子がいまひとつの方、ぜひやってみてください。あなたの真実を知る手がかりとなるでしょう。きっとあなたが輝くために必要なんだと思います。

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温心堂コラム】第24回

【2007年8月10日更新】

◆今回は、ぜひ気楽にしてお聞きください。
私はよく○○先生のところへ行って診てもらいませんか?ということがあります。それは東京の大きな病院の先生だったり、不妊専門の先生だったり、気功の先生だったり、鍼灸の先生だったり、実にさまざまです。

◆それぞれの先生には得意分野があり、私一人では対処できないことや私の力では及ばないところもあるためです。要するに、とにかく患者さんにとって一番良いと思われる人のところへ行ってもらい早くよくなっていただく事が目的です。

◆ご存知の方も多いと思いますが、例えば子宮筋腫の場合、今ではいろんな治療の選択肢があります。お腹を切らない治療も発達しています。

◆どうしてもお腹を切りたくない方もいらっしゃいますから、そのような方々にはまさに福音的治療法です。これは一つの選択肢ですね。

◆私の場合、いろんな治療の一長一短を考えてお答えしていますが、最善の医療とは単にお腹を切らないことだとは思っていません。お腹に傷は残るけれど最小限の傷で目立たないようにして、なお且つ手術としては完璧を期する。現在では腹腔鏡なども発達してきました。

◆でも手術が上手いだけではやはり不十分です。もっとも大切なこと・・・・。もっと根本的で基本的なこと。

◆それはやはり人間性ということでしょうか。私はいつも思いますが、筋腫を初め、子宮や卵巣の治療でもっとも大切なことは、患者さんはもちろんのこと、子宮および卵巣をどれほど大切に思っているか・・・・、それに尽きると思います。特に女性にとっては唯一のものです。

◆ですから、そこには簡単に取ってしまう発想はありません。そのような言い方をするときは命に関わるほど重大なときの他にはありません。

◆私は、患者さんと子宮のことを考えてくれて、心の通った治療をしてくれる腕の良いところの先生に頼みます。

もしあなたやご家族が入院することになった場合、安心して受けることのできる医療とはなんでしょう・・・・。それは高度の技術や機械類だけではないはずです。信頼のおける心の通った(heartfull)医療を提供してくれるところでなければならないはずです。

◆いうならばお金では買えないものですね。崇高な理念と博愛の精神のもと、人間味豊かで、優秀な知性をもち、古い言い方だと義理人情に厚い、浪花節(なにわぶし)を理解し江戸っ子的にまっすぐで、ジョークが分かる謙虚な医師(団)とナイチンゲール的精神に溢れ天使のような優しさと清廉さを兼ね備えた看護スタッフのいるところ。

◆医療は一般のサービスと比べてみると少し違います。何が違うのでしょうか?

◆医療と直接比べることはできませんが、最高のもてなし(サービス)は感動に繋がるといいます。いかに感動を提供できるかがプロの仕事となります(高野昇著『ホテルリッツカールトン・サービスを越える瞬間』:かんき出版)。

◆ホテルやレストラン、リゾートで受けるものとは比べることはできませんが、医療にもやはり数々の感動が生み出されています。少し意味合いが違うのは、苦しみや悩み、あるいは不安から逃れること、そしてビジネスではないこと・・・・すなわち命そのものに関することだからでしょうか。

◆その人の痛み・不安・・・・それらから開放させてくれるものこそ、本当に望まれることですよね。命はたったひとつだから・・・・。

◆心のこもった医療・・・・それは豊かな心の他に謙虚さを兼ね備えたものです。謙虚さの無いところ、威張ったところには存在しません。

《070810-2・腹式呼吸》
◆腹式呼吸に関しては、とにかく実践してみることが最大の近道です。王道はありません。それによって数々の優れた効果が現れることは古代から知られています。

◆ここでは、基本的なこととして姿勢についてお話します。どの体勢でも腹式呼吸を行う習慣をつけることが重要です。日常的に腹式呼吸に習熟すると、何も考えなくても自然と腹式呼吸になっていることに気づくでしょう。

◆しかししっかり身につけるためにはやはり正式な方法がいいかもしれません。すなわち、慣れるまでの初歩の時期に行うやりかたとして座って行なったり立ち上がって行なったりする方法があります。

◆座る時は座布団を二重折にして敷き、尻をその上に乗せ両膝が床に直接付くように胡坐(あぐら)をかきます。背筋をピンと伸ばし、両手のそれぞれの親指と人差し指で輪を作って他の三本の指を伸ばした格好で両膝の上に置きます。

◆身を整然と整え、背筋をピンと伸ばし、呼吸は楽にして、ゆっくりと口から吐くことから始めてください。第1回目の吐く息は軽く、そのときお腹はひっこみます。そして第1回目の吸う息は鼻からゆっくり吸い、お腹は出っ張っていきます。第二回目第三回目の吸う息と吐く息はゆっくりさはそのままですが、その量を増していきましょう。そして四回目以降はご自分にとってちょうど良い吸う息と吐く息の量に調節してください。

◆これはあくまで腹式呼吸の練習です。瞑想などはそのまた先のことになります。腹式呼吸ではお腹を使って呼吸するのですが、吸う息と吐く息のとき数を数えても結構です。1,2,3,4,5・・・・などを数えていきます。習熟すると1分間の呼吸数が減少していきます。こうなると腹式呼吸が身に付いたと思ってもいいかもしれませんね。

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温心堂コラムをお読みくださり、まことにありがとうございます。

このページが相当長くなりましたので、PART1としてここで終了し、つづきはPART2に移る予定です。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。